読書録📚Web3とメタバースは人間を自由にするか

未知過ぎて考えるだけで脳に高負荷がかかるweb3の世界。

本を読みました↓

概要↓

✅ビッグテックに隷従した安楽な暮らし

AIとロボットが仕事をし、政府がかわりに国民に毎月の生活費(ベーシックインカム)を支給する未来

現在
企業→人々に賃金を支払う→消費者として企業からモノやサービスを買う→企業の売上

未来
企業が政府に法人税を納める→政府がベーシックインカムを人々に支給→消費者として企業からモノやサービスを買う→企業の売上

21世紀の私たちは、AIとロボットに仕事をさせて、余った時間を民主主義の議論、エンタメや遊びに振り分けているかもしれない。

✅AIに管理された社会

ビッグテックの提供している検索や地図やSNSなどのサービスは、プライバシーを吸い取られる変わりに安価でサービスを受けられる。

「プライバシーを集めて利用するなんて」と怒る人は一部。
無料で動画やゲームを楽しめて、友人に無料でメッセージを送れるのなら「プライバシーなんていらない」と思う人は少なくない。

✅支配と隷属

周囲の人たちがみなLINEを使って連絡を取り合っている場合、自分もLINEを使わざるを得ない。一人で電話を固持していると、結果みんなと連絡が取れなくなる。

テクノロジーに隷属する人間

現在のインターネットはGAFAMに独占されているが、時代が変われば中国のテック企業、はたまた、仮想世界のメタバースにインターネットの中心が移っていけば、そこで新たな企業が覇権を打ち立てるかもしれない。

しかし、
支配と隷属の構造は不変

✅映画マトリックスの世界

映画マトリックスの世界。
人間は、リアルの世界ではカプセルのなかで眠らされ、AIの栄養源となっている。
しかし意識は「マトリックス」という仮想世界で20世紀の華やかな世界を生きている

貧しく暗い現実世界でAIと戦い自由を求めるのか、現実ではAIの養分にされながら、意識は仮想世界「マトリックス」で熱々のステーキを頬張るのか。
どちらを選択するか。

✅人々の生き方は二分?

一方の世界では、一部の人々が挑戦的なビジネスに取り組む。次々とプラットフォームに技術が飲み込まれる中、その向こう側の領域をシリアルアントレプレナー(新しい事業を何度も立ち上げる起業家)として生み出そうとする。

もう一方の世界は、市場拡大の世界についていけなくなった人が落伍し、AIと市場拡大の恩恵をゆるやかに受けながら、ベーシックインカムをもらって「余生を過ごす」世界

この2択しかないのか?
テクノロジーが進化しても社会が悪夢にならない「第三の道」はあり得ないのか?

これが本書のテーマ。
ここからが本編です。

実はここまではプロローグ。
15ページくらいなんですが、ここまで読んで頭が沸騰しました🤯

本編の内容を少しだけ↓
(というかまだ少ししか読めてない😂)

✅車の未来

車の稼働率は、5〜10%
基本は自宅かどこかの駐車場にある。
多くの人が車を所有し、車検代や自動車税、ガソリン代、駐車場代を払い続けている。

しかし、
こんな未来があるとしたら?

↓↓↓

スマホのアプリで呼べば、数十秒から数分で空いている無人タクシーが到着し、目的地までそのまま運んでくれる。

それも路線バス並みの運賃で。

道路下に埋め込まれているワイヤレス充電で、走りながら充電。

自動運転は軌道を走る鉄道のようにふらつくことはない。

現行の3車線道路は4〜5車線道路に生まれ変わり、ガードレールや中央分離帯、都市部にある駐車場がなくなる

都内を走行する50万代の車はすべて無人タクシーに置き換わる。運行が最適化されれば、走る自動車総数が減り、理論上渋滞がほぼなくなる。

自動運転車は常時クラウドに接続され、つねに居場所を補足。

クルマを所有する=お金のかかる趣味となり、「車を運転する楽しみ」はレース場など一部の限られたエリアでだけ許される。

本文から抜粋

非現実的のようで、そんなに非現実的でもない話。
運転席が存在しない完全な自動運転車は、そう遠くない将来に実用化される。

このように予測して考えていくと、いまのマイカー文化というのは実にいびつな過渡期の交通でしかなく、公共交通機関としての自動運転システムこそがモビリティの未来であると痛感させられる。

本文より

感想

まだほんの少ししか読んでないのですが、すごく面白い。
未来のことなんて考えてもしょうがないじゃん。どうせやってくるんだからさ。と言われても気になっちゃうものは気になっちゃう😂
web3の世界観、最近大注目です。

そして、マトリックスってそんな話だったんだ、と驚き。1999年って、24年前!?
人間とAIが戦ってたんだってことすら理解してなかった…。スミスとの戦いのシーンしか記憶してない(のけぞるやつ)
友達とマトリックスごっこしたな〜…と遠い記憶。

マイカーがなくなるって本当?
買おうとしてる土地、駐車場込みで広さ想定しとるんやけど…将来そこをどう活用しよう…と読みながらめっちゃ現実的なこと考えてました。

最後まで読んだら、読書録第二弾書くかも。
書かないかも(どっちやねん)

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