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読書録📚不動産の未来

最近住宅ローン審査が通らず(土地に問題あり)持ち家計画が振り出しに戻ったので、不動産本を読んでいます。

著者の牧野氏の主張を追いかけたくなり、過去作から順にやっと最新本にたどり着きました。
(そして今週また新作が出る‥)

マンション価格はなぜ上がっているか。
投資のおもちゃになっているからだ。
そして、節税という目的を達成するがために、どんなに価格が高くても、そのほうが節税効果も高まるからと、とんでもなく高い価格でも買ってしまう高齢富裕層に価格を歪められていることに、必死にローンを組んで買う夫婦は気付いていないのだ。

本書より

人口減の日本で不動産価格(一部地域の)を上げているのは、富裕層の相続対策と投資マネーなんですね。

しかし著者は、

「日本の不動産は今後大量相続され、適正価格に下がり、買い手や賃貸住みにとってバラ色市場が到来する。」

一貫してこう主張しています。

多くの戸建て住宅で1000万円も出せばまずまずの状態の物件を購入することができるようになる。またマンションであれば数百万円、ちょっとよい車一台分くらいの価格で手に入れることができる。
こうした時代は実はすぐ目の前、早ければ5年後、遅くとも2030年を迎える頃から顕著になる。
考えてもみてほしい、2030年には今、世代的に最も大きなボリュームゾーンを形成している団塊世代が80歳を超えているのだ。

本書より

持ち家計画中なので、こんな未来がきたらうれしいですけどね。
良い土地が出たら、2030年なんて待ってられない…涙

私の住む土地は、街中だと坪25〜50万円くらい。
津波や海抜の低い浸水エリア、交通不便な山の上のニュータウンだと、かなり費用は抑えられます。
費用を抑えたい若い夫婦などは、これら街中からはずれた土地に家を建てるという感じ。(コンパクトシティがなかなか実現しない理由だと思う)

街中には空き土地や空き家はあるものの、売りに出されていない物件は多いです。

大量相続されて売りに出されれば、土地の値段も下がり、やむを得ず津波浸水エリアに住む若い夫婦も減るのだろうか…。

土地が安く済めば、家にもお金がかけられる。その分断熱性能をアップさせて、ヒートショックリスクも下がるし、健康にお金をかけられる。

投資ではなく、実需で買う人が、適正な価格で不動産を買えますように。

空き家、空き土地が市場に回りますように。

土地が安い分家にお金をかけられて、性能の高い家で健康に住めますように。

なんなら性能の良い賃貸出てくれたらいいな…そしたらずっと賃貸でもいいかも…

いろんなお祈りと邪念が脳内を駆け巡っていく読後でした…🙄

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