青瀬七

「全ての女の子を肯定するコンテンツ」

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最近の記事

まだ私は生きている

祖父母の家の猫が死んだ。 大阪から帰ってきてから結婚するまでの期間私は祖父母の家に住んでいたので、そこそこ仲が良かった。叔父の次には懐いてくれていた。 ほとんど家にいた私は彼女とよく遊んだ。遊んでくれていたのだ。彼女はとても賢い猫だった。 ドアも柵もない庭から決して出ることはなかった。祖母が寝室に呼ぶと、眠たくなくてもついて行き、祖母が寝付くとリビングに戻ってきて夜食を探す私とよく顔を合わせた。 先日私は2度目の自殺未遂をした。 大量の薬を飲み、浴槽に水を貯めて血の出る

    • 「私の音楽」と「アイドルという概念の再定義」2

      私はみんなが思うようなアイドルではない。ただ私が再定義したアイドル観でいうと私はアイドルだ。 先のブログで書いた通り、私は歌っている姿を「可愛い」と言われることが嫌だった。 「私はアイドルじゃない。」という思いがいつもあった。 中高生の間4年程、芸能スクール的なところに通っていた。最初のレッスンで「あなたに教えることは何もない」と言われ個人レッスンに切り替わり、好きな曲や難易度の高い曲を先生と試行錯誤して歌ったり、スクール主催のライブに出ていた。 そこには所謂「地下アイド

      • 「私の音楽」と「アイドルという概念の再定義」1

        先日新曲のMVをYouTubeに上げた。きちんとMVを撮って作品を公開したのは青瀬七としては初めてだった。 今回は「私の音楽」について、そして書く書くと言って先延ばしにしていた「アイドルという概念の再定義」について書こうと思う。 先日、友人に「私の第一印象って何?」と聞いたら「うーん、はやい。」と言われた。高速道路の方の「速い」?それとも早朝の「早い」?どっちもだそうだ。 なるほどな、と思った。私は先のことを考えすぎていつもせかせかしているし、歩くスピードもめちゃくちゃはや

        • 私が「青瀬七」を始めた理由

          「青瀬七」は2019年9月、ツイッターのアカウントを開設したことから始まりました。当時私は絵を描いたり文章を書いたり、音楽を作っていて、これらが誰かのためにならないかなあと思っていました。 早速ですが、私の願いをまず書こうと思います。 ひとつめの願いは、少しでも優しい世界になって欲しい。思いやりを持って優しくなれる人が増えて欲しい。私の思想が広がって、そう出来る人が少しでも増えて、世界がちょっと、優しくなって欲しい。 ふたつめの願いは、私の思想や文章、音楽で救われる人、ちょ

        まだ私は生きている

          全部超えたくね?

          女だというだけでなぜ消費されなければならないのだろう。 暖かくなるとどうしても露出は多くなる。今日私はタイトなTシャツにミニスカート、荷物が多いのが嫌なのでサコッシュを斜めがけにしていた。夫と帰りの地下鉄に乗っている間、目の前に座っている男性の視線が自分の胸元に集中していた。何度か睨みつけたがその視線は逸らされることなく気分が悪くなった私は急いで離れた席に座った。 見られるような格好をするからいけないとよく聞く。それなら私は自分の好き、可愛いを諦めて、サラシでも巻いて囚人服

          全部超えたくね?