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徹底分析!楽器を諦めてしまう原因&どうしたら楽器を続けられるのか?

 みなさんこんにちは!ARF(軽音楽振興委員会)です。

 ARFでは、現在軽音活動をしている人たちの支援と同時に、新たに軽音を始めようとしている人たちの応援もしています。
ですが、新しく楽器を始めた人に結構ありがちなのが、楽器がいまいち上手くならないまま辞めてしまう…という問題。

 確かに、楽器を継続的に練習して、それなりのレベルに達するのって結構難しいですよね。
 ではそれって、具体的にどこら辺が大変なんでしょうか?
また、投げ出さずに練習を続けるにはどうすればいいんでしょうか?

 こんな疑問を、楽器経験者の多いARF委員へのアンケートを中心に調査してみました!
 ぜひ最後まで読んで、一緒に楽器を続ける方法を見つけてみましょう!



1. 実際のところ、みんな楽器習得ってできてるの?


 
まず、ARF委員に楽器習得を諦めたことがあるか聞きました。

 ARFは委員の約8割が軽音サークル会員=楽器経験者ということで、ある程度みんな楽器をモノにした経験があるのでは…と思いましたが、思ったよりも多くの人が何らかの楽器を諦めた経験がありました。

ARF委員に取ったアンケート

 
 諦めてしまった楽器は、ギターが最も多く、次にドラムとキーボード(ピアノ)が同数でした。
実際、これを書いているARF委員も、家に2年近く触っていないアコギがあるのでよくわかります。

 理由としては、大きく分けて
・楽器の難易度の高さ(ギターのバレーコードなど)
・楽器を続けるモチベーション維持の難しさ
以上の二つが多かったです。  

上の楽器の難易度の高さでは、ギターをやりたいのに手の大きさが足りない…などといった物理的な理由もありました。確かに、いくつかの楽器を試してみると、明らかに適性がない気のする楽器というのもありますよね。

下のモチベーション管理の方では、教えてもらう機会や環境がなかったことや、基礎練ばかりで退屈ということもありました。
こんなことを言っては楽器愛が足りない!と怒られてしまいそうですが、基礎練習って初心者が一朝一夕でできるような難易度のものは少ないですし、ひたすら基礎練習だけだと飽きてしまうのもわかります。



2. 楽器習得の近道4選!



 それではここからは、楽器のモチベを保ち、もっと上手くなるためのおすすめのやり方を5つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

①やりたい曲を見つける


ARF委員内のアンケートでも最も多かった答えです。定番かつ、どの楽器にも応用できそうなやり方ですね。

 最近は、有名な曲なら、楽譜付きで弾いてみた系の動画がYoutubeなどに多数上がっていますし、課題曲を見つけるのにも困らないでしょう。
とりあえずこれ!という感じで決めた曲でも、やってみるうちに楽しくなってきますし、どうにか一曲通して弾けた時の快感は何にも変えられません。

 同じような理由で、とりあえずバンドを組んでみるというのもおすすめです。周りのみんなも頑張っているから、という理由で練習に身が入りますし、バンドでのセッションは、個人練習では味わえない楽しさがあるでしょう。


②目標・ライバルを設定する

 
この回答も多かったです。これも、どんな楽器を練習する人でも手軽にできるやり方ですね。

 最近は、YouTubeを見れば楽器の上手い人も、始めたての人も両方見つけられますね。
その中で、超人的に楽器の上手い人を見て目標にするもよし、
自分と同じように頑張っている初心者をライバル認定して勝手に競い合うもよし。

バンドをとりあえず組んでみる、というのもそうですが、1人で黙々と頑張るのが苦痛な人には、自分以外の人という刺激を与えてみるのがおすすめです。

 もしもあなたが金銭的余裕と時間的余裕とくじ運を持ち合わせているのなら、好きなバンドのライブに行ってみるのもおすすめです。憧れのバンドの演奏技術を目の当たりにすると、みるみる楽器のモチベが湧いてくるでしょう。


③教室などに通う


 これはお金がかかりますが、逆に言うとお金さえあるならばすごくおすすめです。
 楽器の先生というのは当然ながらその楽器のスペシャリストなので、練習方法はもちろん、上達の大きな妨げとなる、個人練習による余計な癖を取り除いてもらえます
さらに、自分のレベルに合わせた練習曲を選ぶときにも、大いに参考になります。先達に教わる機会があることは、練習効率を大いに上げてくれること間違いなしです。実際、私の周りでも、ギターやドラムを習っていたことがある人は、変に力が入っていない綺麗な弾き方をするなと感じます。

 また、日にちを決めて教室に通うことで、楽器の練習習慣がつくことも大きな魅力です。楽器教室の月謝はそれなりの額になりますが、その分レッスンをより良いものにしようと考えるほど、レッスン外の練習に身が入ることでしょう。


④ひたすら基礎練


 それが嫌なんだが?
という意見があることは重々承知ですが、やっぱり上手になるには、基礎練習は大事と言わざるを得ません。実際、ARF委員のアンケートでも「とにかくやる」という脳筋な答えが結構集まっています。

 かといって完全な初心者が最初に基礎練を行うのは心が折れる原因にもなります。ですので、1〜2曲演奏してみて、少しだけ余裕が出てきた人におすすめです。
 更に、基礎練習は曲の練習と並行して行うのがおすすめです。例えばギターなら、メロディが難しい曲なら左手の運指練習、テンポの速い曲でバッキングをやるなら右手の練習……と、やりたい曲やパートの特徴に合わせて基礎練を組むのもおすすめです。

 実際、基礎練習は最初はかなり退屈ですし、難易度が高いものだとなかなか上手くできずにストレスが溜まることもあるでしょう。
しかし、毎日続けていくと、昨日はできなかった運指も今日にはできるようになりますし、その達成感を繰り返すことでもっと上手くなれると思います。
上手くなった実感を味わいたいなら、自分の演奏を録音してみるのもおすすめです。



終わりに



 いかがだったでしょうか?
この記事は筆者の経験だけでなく、実際に軽音サークルで活躍するARF委員の意見を多く取り入れて書いてみました。この記事を見つけた1人でも多くの人が、自分にあった練習方法を見つけられるように応援しています。

 楽器の練習は面倒だったり退屈なことも多いと思いますが、それを乗り越えて弾けるようになったり、バンドメンバーとセッションした時の充足感は何にも代えられません。

まずは、目の前の楽器だけでも楽しんで弾けるようになればと思っています。頑張ってくださいね!


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