(詩)二十時間睡眠

今日も生きるのが
嫌で嫌で仕方ないから
起きれない

あと五分、あと十分……。
あー、もう会社、間に合わない
いいや、今日も休んじゃえ

だってもし起きたら
死にたくなるかも、わたし
死ぬよか、ましでしょ？

気付いたら、お昼
でもまだ起きれない
そして夕方……遂に夜

仕方なくやっと起き上がれば
時計の針は夜八時
あーあ、今日も一日
寝てるだけで
終わっちゃった

何のために
生きてんだろ、わたし
こんなんで
生きてていいのかな
わたしなんか

あーあ、このままじゃ
明日の朝も起きれないかも……。

明日生きることが
嫌にならないか
今から心配して
寝る前から起きるのが
嫌になってるわたし

二十時間死んで
四時間だけ生きてた
あの頃のわたし
それでも何とか生き延びて
何とか今も
こうして生きてるわたしです