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『電磁車輌コトディーンの世界』展に行ってきました

『電磁車輌コトディーン』をご存知でしょうか。ご存じないですよね。知ってる方が珍しいと思います。これは香川県の鉄道会社「ことでん」が2019年からやっている「謎の企画」です。

めっちゃはねてるように見えますけどいいんですか?


ストーリーに沿って地域を巡る…まあ要するにスタンプラリーなのですが、なぜか世界観が昭和レトロのロボットヒーローものでして、非常に懐かしく、そして無闇に暑苦しい物語がことでん沿線を中心に繰り広げられているのです。

え?お前は好きなのかって?





2019年スタートと同時にスタンプ帳買って速攻で全部回りましたよ?




スタンプ全制覇記念のイル人バッジ


こういうふざけた企画(褒めてる)は大好きです。天久聖一さんとか五月女ケイ子さんとか、映像ではAC部とか造船番長とか、ああいう「わかっててやってる感」あふれるシュールギャグの世界ですよね。

当然、大好物です。

そんな電磁車輌コトディーン、間の悪いことに企画開始翌年にコロナが襲来したにも関わらず、この度5年目を迎え、築いてきたネタの山も積み上がり、とうとう高松市美術館で企画展(無料)が開催されることになりました。

高松の寄席を聴きに行くついでに熱烈なコトディーンファンの私は当然、駆けつけました。いざ、コトディーンの世界へ!







笑うてまうやろ最初から。





右は「古墳兵」。スマホ版でじゃんけん対決ができる。
勝っても何も無いが、負けるとすごくむかつく。


ド派手なセットがお出迎え。



中はわりと寂しい。



イル人は個体差が激しく素行の悪い者もいるらしい。
そういう細かい設定に特に深い意味は無さそうである。



自社を謎の組織化する企画も珍しいよね。



まあ、なんというか、最初からずっとこのテンションです。



何言ってんの?

香川県の様々な偉人・伝承・名物などをモチーフにして重厚なストーリーが作られてるようなのですが、正直、わけがわかりません。

でも「わけがわからない」から面白いんですよね。


こういうラフ画の設定資料とか、実にときめく。




ネタがな、いちいちネタの古さが刺さるんよ。





どう見てもガッツ星人やろお前ら。



誰なんだよ。



反則だろ。面白すぎだ。

こんな感じで郷土の偉人が愛のあるイジられ方をしています。


あっ!コトディーンのプラモがあるよ!


ちっさ!!!

コスモスの自販機から出てきたんかお前!(古い古い古い)


無駄に豪華なトレーディングカード


イベントで本当に売っていた高級弁当


鉄道会社がどんぶりを売る


グッズなんぼ作るねん。


いや~~~~バカですね(最高の褒め言葉)

くだらないことを全力でやる姿勢、私も全力で支持します。ずっとやってるコトディーンですが、サブカルに興味の薄い人は「お、おう…」と遠巻きに眺めているようなので、今回は正面からツッコミスタイルでお送りしました。誰かがやらなきゃならなかったんだよ。

そんなわけで、愛すべきネタ企画・電磁車輌コトディーン展は6/16まで開催中です。もうすぐ終わるぞ!高松市美術館に駆け付けよ!