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はじまりはnoteでした。趣味で描いた「呑みにいったはなし」シリーズが取材を受けたワケ

ウォーカープラスから取材を受けました

私自身も以前からウォーカープラスでのweb漫画の紹介記事を
よく読んでいました。

ヤフーニュースでスマホによく上がって来るから。
紹介される作品はいつも個性的な個人のマンガが多くて独創的で、
いいなぁと思っていました。

私もいつか、取材を受けてヤフーニュースとかで紹介される
ようになれたらいいな…。と
思っていました。

でも、こういうところで取り上げられる作品は
SNSで10万いいねをもらったりとか、フォロワーの数がすごくて
大人気な作家とか、書籍化が決まった作品とか、
そういうものに限られていると思っていたんですよね…。
(実際そうみたいですし…)

では、フォロワーも少なく、いいねをたくさんもらった
わけでもなく、書籍化の話なんてなんもない
無名の私がなぜ趣味で描いたマンガのシリーズの取材を受けることになったのか…?

その経緯をお話しましょう。


はじまりはnoteでした


「お酒のマンガを描こう!」と思い立ったのは5年前。
(お酒が好きだから!)

「何から描けばいいかな」と悩んだけど
とりあえず今日飲んだお酒のことを描こう、と
1ページ漫画を描き始めました。

noteに投稿するつもりで描き始めたのですが
1ページ漫画だと印象が弱いかな、と思い
ある程度まとまってから一気に(1話から9話)投稿することにしました。

その思惑は的中(笑)。
一つ一つはたいして印象に残らなくても、
たくさん数を用意して束にすればなんとなくおもしろい
ような作品に感じるマジック(笑)。

実際に今見返しても最初にはじめた1ページ漫画は
一つ一つはたいしておもしろくないんですねよ(笑)。
束にした効果があって、当時、noteのオススメ記事に紹介して
もらえました。
それがきっかけでフォローしてくれて今でも読んでくれる
方がいることに感謝しています。

その後1ページ漫画は飽きたので、ページを増やすことに。
これくらいの2ページ程度のマンガなら
ネームから仕上げから1日で仕上げられます。

こういう気楽に1日で描けちゃうマンガって
メンタルにもいいんですよね。

「できた!」という瞬間がカタルシスを感じで
脳内ホルモンがどばーっと出るので
めっちゃ快感なんですよ。

ドラッグとかしなくても、合法で健全に快感を
得られるからみんなマンガでも描いてみたら?
とマジで思います。(タダだしね)


その後、家で一人で飲む話も飽きてきたので
前々から描いてみたかった「旅マンガ」に変化させることに
しました。

私自身、よく読むジャンルはコミックエッセイで、特に
どこかに行ってきた話とか食べ物のはなしが好きで
あとドラマ「孤独のグルメ」とかも好きだし
「タモリ倶楽部」の中のただ飲んで食うだけのような企画も好きだったし
そういう「ただ飲んで食ってきた話」を経験しながら
描いていくことは昔からのあこがれでした。

ただ、旅マンガにすると、
取材からネーム、原稿に仕上げるまで
すごく時間がかかります。

まず、現地に出向いて、
帰ってきてからネームにします。
だいたい完成まで2週間~1カ月くらいかかるので
鮮度が落ちてしまうのが難点です。
(カタルシスも得にくい…)

理想は「昨日ここに行ってきたよ!」という情報を
素早くマンガにできたらいいんだけど、
(ブログなら可能だけど)
ちょっと時間がかかり過ぎてしまいます。

なので、「呑みにいったはなし」シリーズを始めてから
3年も経つのに、まだ10本程度しか描けてないです…。
本当はもっといろいろ旅行したり呑みにいったりして
マンガにしまくりたいんですけど…。

未だに完全なデジタルではなく
アナログだから…という理由もあるかも
しれません。
今後iPadを覚えてデジタルに移行していか
なければ…と考えていますが…。(デジタル怖い)


きっかけはpixivのコンテスト


そんな感じで、ゆっくりポツポツとマイペースで
「呑みにいったはなし」シリーズを描いていて、
「これが仕事になればいいのになぁ」とも
考えていました。

描くのは楽しいし、読んだ人も喜んでくれるけど
なんせ趣味。原稿料は発生しません。
kindleインディーズマンガのロイヤリティは
少しは入るけど、ホンマに少しです。
あと文学フリマで本にして売ったりもできるけど
印刷代とかもろもろあるので利益はありません。

でも、楽しいし思い出に残るからいいんだけどさ…

と自分に言い聞かせていたのですが、
あるときpixivとウォーカープラスの企画で
「日本、ここ行けWlaker 」というものが開催されている
ことを知りました。

なんですか、これは!
私のためにあるコンテストといっても過言じゃないんじゃないですか!

というわけで、新たにコンテストのために書き下ろしたものも
ありますが、過去に描いたものでも
よいということだったので、
今まで描いた作品のほとんどを
エントリーしました。

そして結果、「フェリーに乗って温泉県(大分別府)にいってきたはなし」で見事グランプリをいただいたというわけです。
ありがとうございます!
(当然のことのように書いていますが自信はなかったです。
他の方々の方が丁寧で上手だったので…)


コロナで臥せていた時にお知らせを頂きました。

それで、今回のインタビューはこのグランプリの
ご褒美といいますか…。
まあ、それがきっかけというわけです。
(ちなみに他のインディーズ作品のインタビューも受けました)


と、これを書きながらしみじみ思います。

いつも思うけど…
続けることって偉大だ。

何度もnoteの中でも書きましたが、
私はずうっと売れない漫画家で、
そのせいで辛い思いもたくさん経験してきました。

でも、「やめる」とか「諦める」とかって
一切ないんです。
しつこい粘っこい性格なんです。
他に何もできないから…という理由もあります。
(結婚とかできないし…)

最初は「好き」から始めることが一番だと思います。
そして「好き」を続けて、飽きたら変化させて
いろいろな形に変えていって…
そうやって自分でも思いもしなかった形に
辿り着くことができれば
人生って絶対幸せです。

はじめてnoteでこのシリーズをはじめてから
5年もかかったけど、ようやくひとつ夢が
叶いました。
「好き」を信じてよかった!
ずっとこのシリーズを読んでくださっている方々
本当にありがとうございます!

今回、こうやってグランプリをもらって
インタビューもしてもらえたのも、
運がよかったんだな、とすごく思います。

ただ本当に「好き」「書きたい」と思うものを
描いていただけ。
もし、このコンテストの公募を知ってから
描き始めていたら間に合わなかったと思います。
先にすでにこういうマンガを描いていた…
ということが私の強みになっていたんだと思います。



これからも少しずつ変化させながら
続けていきたいと思います!!

Kindleインディーズマンガでもよろしくね!!(無料です!)








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