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「文学フリマ」は大人が本気出して遊ぶとこ

かわいくておもしろいピノコプレス第10号表紙はコレ

9月25日(日)は第10回文学フリマ大阪です!会場は「天満橋」駅直結のOMM ビル2F  BCホール11時から17時まで

開催目前の今の気持ちを綴っておこう!と思います!

文フリとの出会い

私がはじめて文学フリマに出店したのは2016年。
それ以前に来場したこともなく、いきなりの初出店でした。

私は仕事で漫画を描くし、もちろん読むのも大好きだから
普通なら「コミケ」や「コミティア」に興味がわくのかもしれない。
でも私はなんかちょっとコミケは怖い…というか(偏見とかではなく)
楽しそうだけどなんか違う…と感じていました。

そんな中「文学フリマ」という、コミケみたいだけどコミケとは
違うイベントがあるらしいとの情報を得ました。
これだ!と感じ、小説の学校で知り合った友人と共に
参加が実現したのです。

それ以来、大阪、京都はもちろん
金沢、広島にも足を運び毎年2回以上
参加をすることになりました。

ZINE を作る、ということ

一番の目的はZINE を作ることです。
私はZINE なんていうシャレた名称を知る前から
「本が作りたい!同人誌じゃなくて、なんつーかこう、
自分で記事とかマンガとか短編小説とか好き勝手
に書いて両面コピーしてホッチキスでとめただけの
雑誌みたいなやつが作りたい!」と
と考えていました。
自費出版みたいな立派なやつではなく、(お金もかかるしイヤ)
小学生のころは毎日広告の裏を集めて
ホッチキスでとめて漫画を描きまくっていたんだけど
そんな感じのやつ…。
さすがに大人になってそんなことはできないかな~
と諦めかけていたときに、
「あ、大人でも案外そういうことしてもいいんだ!」と
(しかもしてる人結構いっぱいいる)と嬉しくなったのです。

はじめのころはコンビニでコピーをしてたけど、
何枚もコピーするのが大変になってきたので
(小心者だから後ろに並ばれるとめっちゃ汗をかく)最近は
印刷はぽんつく堂さんにお願いするようになりました。

味わいのあるリソグラフ印刷は二色刷りなどレトロな風合いが
楽しめます!

令和の時代にこの手作業
ぽんつくさんとこのリソグラフ。リソグラフのリソは理想科学のリソ。

二色刷りは刷ってみないとどんな感じになるのか
わからないのがワクワクするし、
昔プリントゴッコに夢中になって遊んでいたことを思い出します。

本文の方は、藁半紙に青いインクでお願いしました。
藁半紙って安く見えるけど、
実は白いコピー紙のほうが高くて、実は贅沢品なんです(笑)

現在の小学生は白い紙なんでしょうか?
私が小学生のころはプリント類はすべてこの藁半紙で
テストが終わるとひっくり返して裏に絵を描いても
よかったんですよね。
それに、ボールペン原紙で新聞をつくっていた
新聞クラブ時代を思い出します。(小学生5年生くらい)
ボールペン原紙、もう知ってる人も少ないだろうなぁ…。

と、思い出にふけっている間に刷り上がりました。
こんな感じ。
どうですか、うちの子、いいでしょう。かわいいでしょう。



ピノコプレス最新刊の内容とは

ここでついでなので、最新号の内容の紹介もしておきます。

私が毎回作っているのは「ピノコプレス」という
なんちゃってな感じの雑誌です。
毎号特集を組んで(組んでというほどおおげさなもんではないですが)
それについての記事を描いたりマンガを描いたり
過去に書いたのもの中からもピックアップします。

今回の特集は「ビジネスホテル」です。
コロナの真っ只中だった昨年2021年。
私は趣味である大浴場つきのビジネスホテルに泊まるくらいしか
してなかったんですよね。
で、数えてみると1年間で17回宿泊していたので、
そのことを書いてみようと思い立ったのは
今年の春頃。
「泊まってよかったオススメのホテル」というよりも
順を追って全部書いちゃおうか!と
ひらめきました。

それを次のピノコプレスのネタにしたらいいじゃん!
と思い、でも全部書くのは時間がかかるから今から
何回かに分けてnote に投稿すりゃいいじゃん!
と思いついた瞬間から私はnote の自分のページを開き
書き始めました。

そう、まあ、つまり、このnoteにてすでに
無料公開しているんですよね。
(内容が気になる方はそこでどうぞ!)

でも「無料で読めるからいらない」
とは言わせない(笑)
やっぱ絶対に紙の本で手元に欲しい内容だと
(私は)強く思うんですよ!(私はね)

内容はずべてそのまま、ではなく
はじめから文字も打ち直してあるし、加筆修正も
してあるし、ちょいちょいイラストも入れてありますし。

note で先に無料公開しておいてよかったことは、
読者さんの反応です。
実際に紹介したホテルに宿泊してくれた人もいたし、
知らない人からも感想をいただきました。

ビジネスホテルはみんな好き!

それに、興味なかった人も興味もってくれる!

ということが実感できて、
「よし、本にして大丈夫だ!」という自信にも
つながりました。

あとは、この記事のためにかなりの日にちを
費やしている…ということですね。
1年間に17回、ということは、
まあそのものスバリ取材(?)に1年かかってるわけだし
経費(?)もそれなりにかかっています。
あとは文章にまとめるのも1ヶ月以上かかっています。

つまり何が言いたいのかというと、

買ってください!お願いします!

ということです。


せっかくだから思いきり遊ぼう

さてさて、文学フリマの魅力とは、
ZINE だけではありません。ZINE そのものはメルカリで通販もします。

なんでこんなに私が毎年文フリに熱くなるのか。
それは当日の会場での来場者さんとのやりとり、
そして与えられた自分のスペースでやれることは
すべてやる!ということです。

1つのブースは、長テーブルの半分です。
テーブルをまるまる使いたい人は2ブース借りなければ
ならないということです。

狭いです。
しかもそれをまた一人ではなく二人で借りるもんだから
つまりテーブルの約4分の一です。

でも、この狭さも魅力なのではないかと思います。
与えられたこのスペースで、何ができるというのでしょう。
狭さをいいわけにするかいかに知恵を出すかが分かれ道。

まずは「オマケをつける」ということ。

せっかくお金を出して買ってくださるのですから、
できる限り精一杯のサービスをしたい!
でも、あまりお金はかけられない!

てことで、私の考えたオマケはこれ。

コツコツこしらえたコラージュ
どの子が当たるかお楽しみ♪

趣味で作っているコラージュです。
これ、作ってどうするの?
とは私も常々疑問に思っていたものです。

ただ、かわいいから作る!
作ってる時無心になれて癒されるから作る!

と、ただそれだけの自己満足な作品たち。
で、それを並べてカラーコピーしてハサミでチョキチョキ。
1冊につき1枚挟み込むことにしました!

「で?」と言われても仕方ないのですが、
人というものは「何が当たるかわからない」というものに
心惹かれるものです。

小さいころ40円で売ってたチョコレートやビスケットに
なにかしらのかわいいイラストの「オマケ」がついていて
少女の私はときめいたものです。
そんなときめきを、大人になった今、あなたに…。
「いらない」と言われてもついてきますので
しおりに使っていただければ幸いです。

それだけではありません。

こちらはもうホントにZINE とは無関係。
ただ、私が作りたいから大量に作ったけど
さてどうしよう?というシロモノです。

じゃーん、羊毛フェルトのキノコブローチ!


コツコツこしらえた羊毛ブローチ。針でチクチクする作業が癒されます。

しかも、今回はさらに!
釣りで遊べます!(笑)

木でできた釣りのおもちゃ、(ダイソーで購入)
「あれ、もしかして、これでブローチ釣れるんじゃ…?」と思い、
ためしに買ってみてやってみると
できました!
釣りざおの磁石がブローチのピンの部分にピタッとくっつくんです!

「さお」はダイソーで購入しマステでかわいく

な、なんで釣りなの~
と自分でも思いましたが、もうこれはブローチ釣りを
やってみたくて仕方ないだけであり、
もう誰も私をとめられない。

ピノコプレス第10号をご購入の方は本体プラス50円で遊べます。
もちろん釣った獲物はお持ち帰りください。

いろいろあるよ!
出血大サービス!

文フリは儲かるのか?

こういう遊びをしていると、たまに訊かれるんですよね~。
「買う人いるの?」とか
「で、儲かるの?」
とか。

買ってくださる方がどれくらいいるのかどうかは、もう
私にも当日にならないとわからない。
でも、自信をもって言えることは、
かわいいしおもしろいし役に立つよ!
ということ。

そして、「で、儲かるの?」という質問には…

儲かるわけねーだろうがぁぁぁ!!!

とだけ答えておこう。
「だったらなぜ…」という質問は受け付けません。

これは大人の遊び。しかも本気遊びなのだからして。

詳しく説明してしまうと、
印刷代とかブース代で、どんだけ売れても
利益にはなりません。赤字です。

でも、しつこいようだが、これは大人の遊びであって…。

考えてもみてくださいよ。
大人が遊びで満足しようと思ったら、
旅行だったりグランピングであったり、
何をしてもお金はかかります。
ちょっと数人と集まるだけで1万円前後は当然
かかるでしょう。

しかし、この文フリという遊びは、
たくさん売れると、嬉しいだけではなく
いくらかかえってくるんですよ!
限りなく「トントン」に近づけるゲームだとも思うし、
「トントン」が達成すればなんと無料でこんだけ
遊べた!ということなんです。

だから絶対に、
無理はしない。
儲けようとはしない。
好きなことしかしない。

あとは、毎回言いますが、
文フリが終わったあとのビールは最高なんです。


と、いうわけで

読んでくださった方、ありがとうごいざいました。
前日に慌てて書いた文章ですが
終了後、また改めてレポしますので!!


現物はこちらでも買えたりします。


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