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【黒字経営したい人向け】4つの戦術(利益の源泉4手法)のうち、③変動費ダウン、を行うとどういう未来が見えるのか?税理士が語ります

唐揚げとソーセージが好きです。
子供っぽい食べ物ですが、これで晩酌するのが幸せの瞬間です。
娘がハイボール作ってくれるようになりました。なんて幸せな時間なのでしょう笑
(ハイボールはタリスカーかクラガンモアが好きです。コスパで選ぶならC.C.も!)

さて今日は③変動費ダウンです
この記事↓↓を読んでいない方はまずこの問題に回答してください。

戦術→戦略を現場に落とし込むとこういうアクションになるよね

には4つの手があります。
①.客単価UP
②.客数UP
③.変動費down
④.固定費down

今日は③変動費downです。

変動費と固定費についておさらいしましょう。
電気代など、毎月微妙に支払額が変わるものを変動費。と間違えて解釈している方が多いです。
売上との関係で、変動・固定は決まります。
売上が増えるのに正比例して増える経費が変動費
売上が増えても正比例で増えない経費を固定費

と呼びます。これめっちゃ重要なので覚えてしまってください。

冒頭で大好きだと言った唐揚げ
唐揚げのテイクアウトONLYのお店があるとして、変動費は何になるか?イメージつきますか?
そう、鶏肉・調味料・容器です。これらが変動費になります。
人件費・家賃・電話代・広告代・電気代・その他経費は固定費です。

ソーセージとビールのテイクアウト専門店があるとして、変動費は何になりますか?しつこい?
そうです、茹でる前のソーセージ・生ビール樽・容器です。

この変動費を下げたら経営はどうなるの?
というのが今日の本題です。

実は、①単価UPに匹敵する威力で利益が出ます。利益感度は高めなのです。
しかし、実際の現場で行うとどうなるでしょう?

唐揚げの鶏肉を安いモノに変えた
ソーセージを安く仕入れできる銘柄に変えた

お分かりですね?
一気に顧客満足度が下がる危険性があります。
絶対に味が変わらない確証や、工夫できるレシピとセットでないとオススメしません。


他方で
上場企業などの大きな会社はこの③変動費downを積極的に行っています。
例えば、吉野家が牛肉の仕入値を大幅に安くする事に成功。とか
これは、大きな会社は仕入を大量に年単位で契約するからです。生産者としても先の見えるカタマリの売上を取れるので、値引きに応じてくれる訳です。

ちょっと脱線しますが、上場企業や大手の経営手法を中小企業がパクってはダメです。ろくなことありません。
この手の大量仕入とか、TVなどのメディア戦略とか、これは強者の戦略と言われています。中小企業に対して有利に戦う手法です。
中小企業は弱者の戦略で戦いましょう。戦わずして勝つ。です。
詳しくはランチェスターの法則、で検索してみてください。

話を戻します。
質を下げずに大量仕入によって値段のみを下げる変動費downなら問題ありません。が、中小企業は無理な話です。
変動費(仕入れ)を変えても質(お客様満足度)が下がらないようなレシピや工夫を考えましょう。

ソーセージと言っても、赤いウインナーが食べたくなる事もあるじゃないですか?ケチャップではなく、ピザソースを付け添えに出してくれるお店もあります。
唐揚げと言っても、ラードでカリカリに揚げるスタイルもあるじゃないですか?
知恵で利益をクリエイトしていきましょう!

※個人的ナンバーワン唐揚げは、東京都中野区、新井薬師商店街にある佐藤精肉店さんの唐揚げだと確信しています。んまい!


顧客満足度を激減させる恐れのある、変動費downの話でした。
次回はいよいよラスト、固定費downですね。
ではまた!

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