見出し画像

ちちんぶいぶい!思い立ったが秩父

※最近この記事が旅行記事のリストに組み込まれました。さて、本当にこれは旅行記事なのでしょうか。読者の皆様、心してお読みくださいませ😊

"思い立ったが吉日"という慣用句をご存知だろうか。
ネットで調べると、「何かしようと決意したら、そう思った日を吉日としてすぐ取りかかるのが良い」と書いている。

私にとってそれがつい先日。その日の朝は今週最後の仕事があった。仕事前に私の直感が神からの伝言を受信した。
「温泉♨︎に入ろう」
直感のその"勘"はまさに痒いところに手が届く一言であった。バスタブはあるけれど、何十年と住んだ家のバスタブは掃除してもどこかしらに髪の毛やホコリが浮いて汚れが酷いので、家族全員シャワーで済ましている。私は時たま風呂に浸かってゆっくりしたいと思う一方、その前にまず風呂掃除はやりたくない。しかも綺麗にしても絶対予想より綺麗にならないバスタブはリラックスできぬ、、

仕事終了してからも直感は同じことを訴えてきたので「よしこの際どこか遠くの温泉行こう!」と決めた。
最初は埼玉にある飯能の温泉を巡ることにしていた。けれど人間は少し欲を満たそうとすると、段々エスカレートしていくのが性。「温泉ばっか巡るより満足する観光がしたい!」と身体全体が騒ぎ出す。そんなこと言うもんじゃない!お金はあるけれど他のことに使う予定だろ!と1度は頭が叱ったものの「…しかし一理ある。温泉に浸かれる喜びを高めたいなら、ハードワークに限る。でもハードワークといっても楽しくないものと楽しいものがあるのは周知の事実であろう。せっかくの休日をフルに活用するなら楽しいハードワークがあってこそ」という意見が出た途端、全観衆(身体全体)がスタンディングオベーションとなる。こうなったら手が付かない。まあ確かに観光を終えた最後に温泉に入る、と考えれば散財や浪費の意識は一気に無くなる。

となると、申し訳ないが飯能駅周りでは見る箇所が少ない。もう少し羽を伸ばすなら……あ、その先の西武秩父!そういえば過去一度も、ちちんぶいぶいしてない!(もうその頃のポスターとは違う!)

と、そこから深夜テンションで秩父でできる日帰り観光で調べていくと、、この時期ポピーが綺麗に咲く場所があるようだ。その隣にヒツジと戯れる牧場もあれば、西武秩父駅近くに綺麗な装飾かつ荘厳な空気を纏った神社や温泉もあるではないか。こりゃあ面白そうだ。
天気も調べると秩父は1日☀。これだ。もしや神は俺のこの行動まで読んだ上で!?ほほう。やるじゃないか。

こうして秩父へと1人、好きなことへの行動力は異常に高い男は最低限の持ち物と一応新しい着替え(ジーンズ以外)をリュックに携え、最高気温25度以上にも関わらず下着+長袖シャツを着て日帰り旅に出るのであった。
(薄い長袖シャツは万能!暑ければまくればいいのだから!)

①天空のポピー畑

最初に行こうと決めたのは、秩父行くきっかけになったこのポピー畑!5月下旬~6月の最初の方限定で見られるらしい。

だが、いまいちシャトルバスの扱いがよく分からず、往復できるチケットは買ったとしたら、帰りの時間はどうすればいいんだろうか、、という不安が微妙に解消できないまま、当日皆原駅へ向かった。(分かりやすい参考URLは⬇)

無事皆野駅に着く。

無料の専用シャトルバスがあるとのネット情報を頼りに行ってみたが、なんと今年5月27日時点でなくなっている(秩父鉄道の方に聞いたはっきりした情報)!!!!何故なくなったのか分からないが、上記URLにあるように秩父鉄道の方々による簡易的な机を設置した受付やってるところがあると思うので、そこで1500円払えば往復のバス代含まれるチケットが手に入ります。なくさないように。

9時17分に町営バス発着所には着いたが、有料の専用バス(1500円で乗れるバス。大型バスだけでなく、マイクロバスみたいなのも往復バス料金の範囲に含まれる)の4台(主催の秩父鉄道の方のトランシーバー経由の連絡をたまたま聞いた。大型バスの意味だと思われる)とも既に満車で先に行ってしまい、そのバスが帰ってくるまで日差し強い中ひたすら待つ。結果10時に乗車。それまでにも俺の後ろ人めちゃ並んでたな。絶好の外出日和(という名の夏のギラギラ陽気)に遅く行って30分待たされると辛いだろう。
しかも行列に並んでる1人はフェレット(のような生き物。肩掛けカバンから顔出してた)も連れてきてる!?ここ日本か??

さてバス出発。揺れて秩父。ゆーれてーゆれて湘南走るー🎶あ、湘南出ちゃったよ。
あと私が乗ったバスは大きいせいで、ポピー畑牧場の途中の道の左折に1度失敗してた。まあ普通に自家用車で観光来てる人もいると、一本道の共有大変だよねー。

そんなこんなで10時半には到着。すると、、、

(   ᐛ )<ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!

赤、ピンク、白……それぞれのポピーが初夏の高原を華々しく彩る。
個人的には、劇的ビフォーアフターのあの綺麗な曲流したい。ちなみにここ着くまではSTAYCのPOPPYでも聴いてるといいと思います。POPPY POPPY LOVE LOVE🎶

さて歩き出しますか。

(   ᐛ )<ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!
人いるよねーーー!!(はるな愛風に)
歩いてると赤多めのところあったり、ピンク多めも所々あるよー。探してみてね!


両側ポピー畑、奥は青々とした山の景色。
絶好のポピー日和ですね(?)
高いところきても赤と緑のコントラストは抜群の美しさ。

花単体の写真が見たい人もいるでしょうが、これはまあ実際行ってからのお楽しみ、ということで。ちなみに人の声聞いてると、ピンクのポピー人気高め。

退場口近くになると、テントが並ぶスペースが見えてくる。唐揚げ、カレーパン、コーヒー、野菜の販売……まさに最低限のお土産コーナー!
そこで食べるのは、秩父の定番料理!みそポテト!!

たかが300円、されど300円。
アツアツだけどじゃがいもがホクホクで甘い。辛さほぼ感じなかったな。これは病みつきになるね。

私からの注意としては、ミミズ🪱がよくいたので足元に気をつけて。ミミズトラップで悲鳴上げてる人何人か見たよ。ミツバチ🐝もぶんぶんいます。たまにモンシロチョウ🦋‪やテントウムシ🐞も見かける。また、運転出来る自家用車あるならそれで行った方が無難。写真のあるように大勢の観光客いたら帰りのバス待ちます、、、(待機場所は乗ったところと同じ場所のはず) 
で、この時はやや小型のマイクロバスに乗車し、帰りのバスに揺られてると途中『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』通称『あの花』のラッピングバスを見かけた!ラッキー🍀
11時45分くらいに皆野駅付近のバス停到着。この時の天空のポピー畑行きバスへ乗りたい人の行列凄かった。。。。早く行ってよかったー。

②78年モノの蒸気機関車

皆野駅に着いたら、愛想のいい車掌さんが『蒸気機関車見れますよー』とアナウンスしていたので、トイレを借りるテイで見に行った。

機車通るタイミングは平日・休日共に2回ずつ。ダイヤで走る時間は決まっているものの、偶然鉢合わせて撮影できたので超ラッキー。俺もいつか銀河鉄道に乗って機械の身体を手に入れるんだ()

78年前に作られたと愛想のいい車掌さんが解説する。蒸気機関車の面白さはこの外観もさることながら、蒸気をモクモクと吹かしてる時のブオーーーって音の迫力たるや。ワクワクさせてくれたなぁ。

次の電車が12時18分。けれど、機関車に大興奮した私は『あの花』のラッピングバスも撮影したいという思いが強くなり、その電車は見送った……のが結果マズイ選択だった。
『あの花』のバスに俺の願いが届かなかった。最終到着が皆野駅と書いてあったのに。さっき見た花の名前よりどこまでバスが道草してるのかいまだ知らない。
結果ただの1時間待ちをして、13時前の電車で御花畑駅(西武秩父駅)へ。

さて問題はここから。
西武秩父駅近くの『祭の湯』で夜ゆっくりしてから帰るのは決まってても、その間何をするか。おなかはあんまり空かないタイプの私は、グルメ巡りが捗らない。
さらに長瀞行くにしても、現金が雀の涙。定期券オートチャージじゃないからなぁ、、それに分かってはいるけど、あのダイヤで運行されると萎えちゃうのよ(苦笑)

取り敢えず秩父神社が近くにあるから、そこには向かう。けど残った2時間分ぐらい何をするか、、、うーん、、、

③秩父神社

秩父駅下車、徒歩5分。滞在時間たった40分。
参拝して、神社の写真撮って、おみくじ引いて、小吉の結果を見て微妙なリアクションしただけ。こういう時ロケVTRで絶対カットされてるパターン。凶だったらネタになるし、大吉寄りなら喜べばいいからね。小吉が1番困るのかもしれない……みんなならどうやってロケVTRで放送できるように工夫しますか?(謎の問い)

綺麗な装飾!是非赴いて見たいところ!

④番場商店街
神社の表側から出ると、番場商店街が見えるはず。昭和味溢れる店が多いけれど、所々数年前くらいにオープンした新しい店構えも。

昭和の中の昭和。食事処であり、建築方法が珍しいことで文化財にも登録されているらしい。行きたかったけれど手持ちの現金がなくて断念。

歩くのが好きだから楽しかったよー。

⑤安田屋(西武秩父駅近くの支店)

吉高由里子さんが秩父のCMキャラクターやってた時にわらじかつ食べたいなぁと思ってた中学生の私へ。タイムスリップして教えてあげたいね。「2023年の今日食えるんだぞ」って。

いかにも歴史を感じさせる看板

有名店はやはり行列が長い。食事出来たのは並んでから1時間半後。通常の私なら滅多に行列待ちしない。でも今回待った理由は、吉高由里子さんの時と同じ気持ちで食べたかったため(?)
※ネット調べによると、あの時の吉高由里子さんの場合はこっちじゃなく、本店で食べていたらしい

はい、うまい確定。食べなくても分かります。食べた上でも分かってました。
それよりもこの人お新香を先に食べてます。

本来はわらじの名の通り2枚で食べるのが普通だそうだが、少食人間は1枚だけで全然いい。腹を沢山空かせてこれ食べたら、取調室のシーンみたいに白状したくなるね。
「田舎のお袋さんが泣いてるぜ」
「……実は中学生の時、吉高由里子さんと結婚したいと本気で思ってました……」

読者にとっては聞きたくもないエピソード。

⑥祭の湯

確か15時半には安田屋を出て、15時45分に祭の湯に着いたと思う。
人工炭酸泉、白濁してるタイプのアレ、露天風呂……風呂上がりにコーヒー牛乳、全身マッサージ機でほぐしてもらい、そのあともゆったりウトウトしていたら17時。途中このまま永遠に祭の湯で一生を過ごす気持ちになっていた。危なかったー。
隣接してるフードコート&カフェで、例のアニメとコラボしたドリンクを注文。

女性店員に「コールドドリンクの"あなる"ください」を小さい声で言ったら、理解できなかったのか1度聞き返された。えー、コールドのあなるです。って言う僕の身体が冷えていくのを感じた。
でも、かなりおいしいです。

さらに、隣にあるお土産コーナーで悩みに悩んだ末、えごま味噌のビンだけ買って帰る。

まあこんな感じです。終始外の風が気持ちよかった。空気もおいしい!
心残りは長瀞ライン下り。仕方ないな。

あと、キャッシュレス化進んで無さすぎの件。PayPayも大事だが、クレジットカード払いはどこでもやってほしいなー。ほぼ祭の湯で使ったもんな。わらじかつの店とポピー畑のテント郡、その辺導入できませんかね、、ご検討よろしくお願いします!

皆野駅~ポピー畑まで直行バスで行けるのは、残すところ6月3,4日のみ!是非足を運んでみてはいかがでしょうか!

⬇ポピー畑公式参考資料


P.S

皆野駅に向かう秩父鉄道の電車内であった話。御花畑駅で乗って座席に座ると、向かいには女子高生2人がどちらかが所有の日焼け止めを使って塗っていた。電車のシートに座った途端、脚や腕に日焼け止めを塗る斬新な行動にまず腰を抜かしたが、(⚠それが大前提条件かつベースの考えであり、この後の文はあくまで脚色つけてます⚠)スマホを見てるふりして薄目でJKたちを注視していると、その塗り方が何とも言えない官能的な手つきだった。膝から下にかけてスラーッと撫でるように塗るあの繊細な指、かがんだ身体を起こしてはこっちに一瞬視線をやった時の清純な目、その後腕に小川が流れるようにサーッと塗る時も美しい。
悩殺っていうのはこんなにも不意に訪れるんだと知った瞬間である。いい歳した男が目の前にいる中でそれは刺激が強すぎる。私には日光より眩しすぎたよ。

今年も燃える夏が、やってきます。

「やかましいわ!」の読者の総ツッコミを聞いたところで終了!!

20年以上積み上げてきたユーモアと視点を皆様に提供するべく、活動しております。皆様のご協力でもっともっと精進致しますので、是非支援の方もよろしくお願いいたします!