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韓ドラ『魔女たちの楽園』感想

敢えて前説を挟むこととします。読み飛ばしてくださっても構いません。

1.前説

BS12で放送されている番組を見たことある20代は何人いるでしょうね。10人に1人は絶対いないはず。100人に1人もいないかもしれない。ちなみに私はこの『魔女たちの楽園』の他に以前は『ザ・カセットテープ・ミュージック』というお笑い芸人・音楽家・ライターとマルチに活動するマキタスポーツ氏と音楽評論家のスージー鈴木氏による"思い出の歌謡曲"について語る番組を毎週録画して見ていました(実際は歌謡曲以外に洋楽もあれば、最近の音楽も取り扱ったりしていて、曲によってはコード進行の分析など多面的な視点でのトークが繰り広げられた番組)。しかし昨年の夏に月2で1hのレギュラー放送がなんと終了してしまったのです!僕が1番好きだった番組だったのに…残念でなりません。ただ年末に2hスペシャルをやってたのもしっかり観ました。年末の番組内では「やはり若い層を取り込めなかった」と言ったスージー氏の発言はよく分かります。是非若年層を視野に入れた番組にもして…いきづらいか。いやそんなことしなくても好きな20代前半の男性もここにいますから!イベントにもなるべく行きましたよ。周りはご年配の客が多くて、若い人は僕ぐらいしかいなかったな(笑)いい思い出です。また機会あればこの話も詳しく書きたいなと思います。

2.あらすじ

さて本題に移ります。正確な日本語版タイトルでは『魔女たちの楽園~二度なき人生~』です。魔女とか書いてあるといかにもファンタジーの世界の話と思われるかもしれませんが、全然違います。主人公はパク・セワンさん演じるクム・バクハは夫を火災で亡くしたのですが、それが会社の資金横領の後に自殺を図ったとして警察に処理されてしまったのです。夫がそんなことするはずない!と主張しても証拠不十分なので警察も動かない。警察署を離れ、当てもなくフラフラさまよっていると、やがて民宿をやっている楽園荘の前に辿り着きます。そこに暮らす人々と交流し、お互い助け合いながら疑惑の真相を追究していくといったお話が本筋となります。民宿に泊まりにきた客は他にもいて、ホテルを不当解雇された夫婦やお金が無くて1年以上住み続けている独身男女、プロゴルファーを目指している青年、正体不明の面白い老人がいて、それぞれが皆個性的で人思い。こういった心温まるストーリーとなっていますね。

3.感想

では、私が面白いなと思った部分をピックアップしたいと思います。ひとつに楽園荘にいる人々にの共通点。それは登場人物によって良くも悪くもなるのですが、これ以上言うとネタバレしそうなので止めておきます(笑)でも大半の方はその共通点を悪だと捉えていて、その悪を懲らしめるために一致団結する姿が印象的でした。もうひとつ挙げるなら、高級ホテルであるクソンホテルの経営者たちが大体何かしらでキレている(苦笑)後半になるとキレてばっかり。経営陣のメインがご高齢なので、あの怒りのエネルギーを何度も演じられるところ感心しきりでした。

あと個人的には2022年度韓国スター俳優完全データ名鑑にも載らなかったパク・セワンさん推しなので、バクハの…いや我慢できない!バクハちゃんと呼ばせてください!最終回バクハちゃんの衣装が可愛らしくなるのがたまりません!!ネタバレとはあまり関係ないと思うので、先に知りたい人向けに言っておくと、ドアマン姿と予備校通いの学生に溶け込んだカジュアル服装が見れます!可愛くてしかたない!!ドアマン姿の時、標準語になるんですよ。役では元々安眠島出身ということで訛っているのですが、ここで標準語使われるとこちらとしてはギャップ萌え。大いに悶えました。予備校通いの時の服装もなんだか子供みたいでアリ!!しかもその時のへジュン(クソンホテルの経営本部長役。最終回では職変わってたけど)との会話が大声出して笑うほど面白くて、バクハちゃんが幼い子供になっていた気がします(笑)これは多分他の人が見てもきっとそう思うはずです。

はっ!セワンちゃんへの愛がとめどなく溢れてしもうたわい(完全キャラ崩壊)続いて他のキャラごとの感想です。

あとイェ・ジウォンさん演じるウンジのほっっそい身体で柔軟運動してるところも目を見張るものがあります。割と見始めてまもない回で確認できますよ。最終回も多少見れます。

オ・ジホさん演じるプンギコーチ、金城武に似ているかどうか。ちょっと違う気がします…。インスク館長に向けてポエムっぽい発言してたところ面白くて好きです。1度彼の親父さんが出るのですが、結局あのシーンの意味はなんだったのでしょうか。韓ドラあるあるよね、そういうシーンのひとつやふたつ。

ソン・ウォンソクさん演じるウジェが登場人物の中で1番まともな人物。優しさの塊。沢山の人にモテそうなのにそういうシーン見てないような。ヘリちゃんお幸せにね。

パク・アインさん演じるナ・ヘリちゃん。ああいう顔立ちとキャラで恋愛優先してる子世の中に沢山いそう(偏見)。

ファン・ヨンヒさん演じるインスク館長。プンギコーチと楽しいやり取りしてた時は乙女でしたね。でも危ないオーラはぷんぷん出てました。暴力団との繋がりはなかったのでしょうか。もう前半の記憶がないですが、有耶無耶になってた気がします。

パク・ジュングムさん演じるト・ドヒさんがキレてキレてキレまくる姿、もはや圧巻です。恐れ入ります。

最後(時間の都合上)。クァク・ドンヨンさん演じるへジュン本部長。この演技が『ヴィンチェンツォ』出演への布石なのではと勝手に考えています。赤ちゃんヨルムのおもらし、そんな臭わないと思いますよ?

といったところで終わらせたいと思います。まだまだ語り尽くせませんが、1人でも多く観るきっかけに貢献できたら嬉しい次第です。それでは、また(なすなかにし風)。

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