仕事を休んだ日に思った働き方の話し 2024/06/11の日記

今日は1日仕事を休みにした。
先月、前々から気になっていた聴力の低下を耳鼻科に診てもらったのだが、その時撮ったCTスキャンの結果を貰いに行く必要があった。6月は祝日がないし、いい機会だから休んじゃえーと。

診察自体はすぐに終わった。これなら休みにしなくても、仕事前に通院すれば済んだな。結局、何か理由をつけて休みを作りたかっただけなのだと思う。

ゲーム会社でプログラマとして働き始めて五年。ありがたいことに、これまで働いていた2社は共に私用での休みが容易に認められている。こういう働き方が健全なのだろうが、一度、休みたくても休めないような、ハードコアな働き方も経験してみたい。

漫画『NEW GAME!』で描かれるような、オフィスで寝泊まりしてまで働くゲーム会社は、今はほとんどない。でも、そういう熱い働き方は、心身の健康を犠牲にすることを無視すれば楽しいものだと思う。
今の時代、「ハードコアに熱中できる仕事」を会社が提供してくれることは望めない。そうしたければ、自分で起業するか独立するしかないのだろう。

そういう、「自分のやりたいこと」中心な考えをする前に、今請け負っている仕事に全力を出したほうが良い。そんなのわかっているが、どうにもそんな熱意が湧いてこない。

学生の頃と違い、人生の軸がゲームではなくなってきたからなのかなあ。変わらず面白いゲームは作りたいし、高度なグラフィック技術の実装に挑戦してみたい気持ちもある。ただ、昔ほどの熱意はない。プログラマとしてそこそこの適性と能力があると自負できる程度の自信はついた。でもそこ止まりで、その先に行ける気がしない。そういう停滞感・閉塞感が仕事への熱意を失わせている。

この停滞感を打ち破るには、圧倒的な実力を身につけるか、悩みが気にならなくなるほど仕事に熱中することくらいだろう。熱中を失わせている停滞感に苦しめられているのというのに。デッドロック。

前、上司が「昔は会社に従って長時間働いていれば実力がついた。働き方改革以後は、自分で考えて、選んで働かないといけないから、むしろ大変な時代だ」とおっしゃっていた。そのことを身にしみて感じる今日この頃。

子供の頃からの夢が叶って、ゲームを作って飯が食べられる恵まれた環境にいるのに、悩みは尽きない。人間のなんと強欲なことか。足ることを知る境地に辿り着くのはいつになるやら。


  • と、こんな日記を書いていたら、親から「弟は今月200時間残業してるよ」と連絡が届いた。ひょえ~。こんな恵まれた働き方してるのに、弱音吐いてらんないね。

  • 1日休業のついでに、歯医者にも行って親知らずを診てもらおうと思っていたが、予約取れず。週末に出直し。

  • なお、耳鼻科の検査の結果、若者にしては珍しい軽度の難聴だと診断された。稀に悪性の腫瘍のせいで難聴になるケースがあるとのことで、念のためMRIを取ることになった。こないだCT撮ったばっかなんだけど……痛い出費。

  • 10年前から右耳の聴力が落ちていることはわかっていたが、今回の診断では左耳もやや聞こえにくくなっているとのこと。イヤホンの使いすぎなのか?ともかく、MRIの結果を見て判断したいとのことなので、次の通院(一ヶ月後)を待つ。


昨日の日記


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