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中国福州隔離日記【DAY6】夜
廊下が騒がしくなってきて、インカムからの声がけたたましいので、空港バスが着くのだろう。
23時。きょうはずいぶん遅くの到着。
窓の下を見ると白い防護服がふたり雑談をしている。バス待ち中か。
きょうの朝ははじめて体温さんが挨拶をしてくれた。はじめての男の子ふたり組で、「謝謝」といって去っていった。熱は36度5分。
何もしていないのに平熱が京都にいるときより高いかも、と思い、朝ごはんを食べ終わり、食事がいいのかも、と感じる。
7時40分に届いた朝食は、椎茸と肉片が入ったわりと油感あるお粥と、牛乳、茹で卵、面包。
ここにきて、あたたかいものしか食べていない。
お昼は11時すぎにとどく。いつもあまりにも見た目が似ているのでついに写真をとるのも忘れた。苦い野菜の油炒め(わりとおいしい)、豆腐と豚肉の油炒め、牛肉とパプリカの油炒め、ハムカツオンライス、ミニ洋梨。
お昼を食べ終わり、同じだよなーと思いつつも、中華料理の抜群の安定感にちょっと感心した。
写真を見るとほんとにこれが体にいいの?と思いもするけれど、かならず青菜をぎっしりつかった一品と、肉、魚があり、味付けはシンプル。たぶん味の素なし(うまみが超少ないので)。果物もかならずついてくる。
つまり、毎日パスタとかネパールカレーとか思うまま、気の向くままに食べ、ビールやワインなどもそれなりにたしなむ京都での雑食生活にくらべたら、超健康食なのだった。関心。
夕ごはんは少し遅めの17時半にとどく。献立は、鶏肉と人参、グリーピースのピリ辛いため、蒸し白身魚、小松菜の油炒め、さつま揚げオンライスとバナナ。これもまた健康食である。
だんだんおいしそうに見えてきた。
いまバスが着いたようで、階下がさわがしい。明日の授業準備を終えて、ロヒンギャに関するVICE NEWSを見たら(どうでもいいけど英語の音はどうきいても「ロヒンジャ」にきこえる)、小説でも書きつつ早寝しよう。
あした、あっという間に7日目。
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