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中国福州隔離日記【DAY4】午後と夜

お昼ごはんは11時に、ピンポンダッシュとともに。結局配る人の趣向でその都度ノックの扱いはかわるみたい。

山川菊栄は節約を呼びかける政府の「肉なしデー」を反語的に批判して肉を食べられない階層にはいっそお肉券はどうかと(ちょっと初期コロナ対策の冗談とごっちゃになっているか)いったかいわないか、きょうはウルトラ肉ありデーのようで、お昼ですでにまいる。

見た目はいつもとかわらず献立は、ケミカルズッキーニとトマトの油煮、マナガツオの干物照り焼き(まずい)、中華風シュニッツェルオンライス、葱と牛肉の油炒め、スペアリブのスープ(福建名物)、リンゴ。無言で食べる。残す。

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2回目の体温測定さんは14時にきた。「好的」とつぶやいて次の部屋にむかったので、熱はないのだろう。

夕ごはんは17時に届く。献立は…皮付き豚肉とでんぶの油炒め、スペアリブとじゃがいも、人参の油炒め、青梗菜のにんにく油炒め、魚フライとチキンナゲットオンライス。ついでにスペアリブのスープ。ついにごはんのうえに揚げもの2種まで登場してしまった。いつもくるフルーツは、こっちの縁日?で売っているリンゴ飴の中身になっているミニリンゴ的果物。

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ビリーズブートキャンプにあわせた献立になっているのか、運動しながら食べたらどんどん筋肉がつきそうである。

たわいない話。
グーグルの地図でも上空からホテルを特定してみたら、まわりのマンション群の異様さに打ちのめされた。これは中国の開発ではぜんぜん普通の光景だというのは厦門でも思い知っているのだけど、とにかく建築物のならべかた、土地の削り方が天地創造レベルである。

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007のスパイ衛星(いつの話だ)からの情報をのぞきみているような気分で、しばし自分のいる、貴安村を、建物を見た。


これが村なら都市ってなんだ。


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