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三度目も、台湾だった。〜家族4人で行く台湾旅行②〜


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台北街歩きのスタート!

台湾は朝ごはんも外食という方が多い。それだけ気軽に入れてサクッと食べられる屋台のようなお店が充実しているのだ。元々は人気の朝ごはん屋さんを予定していたが、朝各々準備が揃わないことや、スターホステルの朝ごはんが美味しそうすぎて、ホテルで食べることにした。

宿泊料金に含まれているのかもしれないけれど、日替わりの美味しそうな朝食が提供される。よくある、ちょっとしたパンとコーヒーなどではなく、毎朝決まった時間にスタッフがキッチンに入り、切り立てのフレッシュなフルーツと焼きたてのおかずなどをワンプレートにしてくれるのだ。神?

この日はとうもろこしとベーコンの入ったオムレツをクレープ生地のようなもので巻いて焼いたもの。サラダとドラゴンフルーツやメロンなどのフルーツ。旅行先でなかなか生野菜を取る機会が減るので、この朝ごはんにとても助けられた。味ももちろん美味しい。



その他、セルフでコーヒーや紅茶、豆乳、パンとスプレッドなどが置かれている。とても陽が入る、1日をいい気持ちで始められる朝食会場だった。

そんな朝ごはんを食べ、身支度を済ませたら台湾の街歩きスタート。

部屋から見た景色

台北最大の問屋街「迪化老街」

台湾の街は歩いているだけで楽しい。


ホテルから少し歩いたところにある、迪化老街はお買い物が楽しい街だ。たくさんのドライフルーツやカラスミ、謎の漢方、お茶などを売っているお店が立ち並ぶ。

街の雰囲気も独特で、台湾らしさを感じる好きな街の一つだ。

ここでは多くのカゴバッグを売る「高建桶店」などを見たり、台湾茶を茶葉で購入したりと買い物を楽しんだ。
その他歩いて面白かった写真を貼っていく。

古びた車庫
建物から木が生えてる!
バイクがマリオカートのようなスタート
市場も楽しい


台湾の原宿「永康街」

次に移動したのは永康街。ちょっとした食べ歩きやジューススタンド、お土産やさん、雑貨屋さんがひしめく賑わいのある街だ。

まず最初に食べ歩きをしたのは「天津蔥抓餅」の蔥抓餅(ツォンジュアビン)。蔥抓餅とは、葱(ネギ)が入った小麦粉の生地を、鉄板で焼いたモチモチ食感のパイ。

プレーンを注文した。一つ130円程度だが、一枚を4人でわけて十分なほどボリュームがある。少し塩気のある味で、シンプルなのに病みつきになる。

少し雑貨店をぶらぶらすると、お腹が空いてきたので昼ごはんにした。

向かったのは「好公道金雞園」。ミシュランにも掲載された小籠包店である。しかし、1Fに席はなく店員さんがせっせと小籠包を作っている。あまり人が入っている様子も見えず不安になる4人‥

とりあえず入ってみようと、2Fに通されると大賑わいであった。私たちが着席した後は大行列になっていたのでタイミングが良かったようだ。

普通の小籠包と、蟹味噌小籠包。それと青菜炒めを注文した。

青菜炒めは箸休めにぴったり!

ワクワクしながら待っていると、せいろに入った小籠包が登場!
湯気が上がり、中から艶々の美しい小籠包が登場する。

小籠包は中に熱々の肉汁があるから一口で食べると火傷してしまう。まずはレンゲに取り、穴を開けて肉汁を啜る。その後タレにつけてパクッと食べる。すると天国のような美味しさが口に広がる感動的な美味しさの食べ物である。

台湾には、次々に口に小籠包を運び、台湾ビールを飲むという昼から幸せな光景があちこちに広がっているのである。

普通の小籠包はもちろん、蟹味噌小籠包は蟹味噌のこくがあり違う美味しさ。どちらも捨てがたい。夢中で食べていたが、家族の顔を見ると皆、心底幸せ!という顔で頬張っているので安心した。

幸せな気持ちで店を後にし、また雑貨店をぶらぶら。台湾には刺繍を使ったワッペンなどの雑貨を置いてあるお店がとても多かったのが印象的。母と妹はドライマンゴーを購入していた。


ご飯を食べた後はおやつ。台湾のおやつはさっぱりとしたものが多いので、食後のデザートにぴったりだ。向かったのは豆花が人気の「白水豆花」だ。豆花(トウファ)とは。豆乳をデンプンや硫酸カルシウムなどの凝固剤で固めたスイーツで豆乳プリンのようなふるふるな食感。そこに、黒蜜のシロップや少量の氷、ゼリーやタピオカ、お店によっては小豆やタロ芋で作った団子などをトッピングして食べる台湾の伝統的なスイーツ。

と、こう説明してもなかなかイメージが湧きづらいと思うのでぜひ一度食べに行ってほしい。2つ頼んだうち、

1つはタピオカ入りの「麥芽糖花生粉圓豆花」、

もう1つは桃の樹脂、桃膠(とうきょう)入りの「麥芽糖花生桃膠豆花」。(何かの呪文か?)

どちらもピーナッツを麦芽糖で固めたお菓子「花生酥糖」のパウダー、それに鮮やかなパクチーがトッピングされています。このピーナッツのパウダーが最高に合う!暑かったのでひんやりしたスイーツがとてもおいしかった。

次の目的地に向かう前に、台湾に来たら欠かせないタピオカミルクティーを買うことに。「50嵐」は黄色い看板が目をひく、台湾のあちこちで見かけるタピオカミルクティーの人気チェーン店だ。種類、氷の量、甘さ、などを選び注文する。Mサイズでも4人で飲んでちょうどいいくらいの大きなサイズなのに、200円程度というのが驚き。

そして、いつも感動するのがティーの香り豊かな風味。そこにもっちりとしたタピオカが合わさると幸せが口の中に広がる。今までのブームを乗り越え、タピオカミルクティー初体験の母も目を丸くしてその美味しさに驚いていた。

ダッシュで向かう中正紀念堂


そんなタピオカミルクティーを携え、向かったのは「中正紀念堂」。

初代総統である蔣介石の顕彰施設であり、台湾の3大観光名所の1つだ。父と母は、1時間ごとに行われる衛兵交代式(蔣介石の像を両脇で護衛する方が入れ替わる儀式)をどうしても見たいらしく、時間が後わずかと分かった途端、猛ダッシュをし始めた。

一度訪れたことがあり、交代式に興味がない私と妹は「すごい体力だね〜」と言いながら最後に残ったタピオカを必死にすすりつつ、のんびりと歩いた。そしてのんびりと歩いたら、ちょうど交代式の開始時間に間に合うという奇跡が起きたのであった。

交代式の様子
姿勢を崩さず立っている徴兵の方。かっこいい‥!

中正紀念堂は日本で見ることのないスケールの建物で、久しぶりに見てその佇まいに圧倒された。美しい‥人多い‥

練習してる人たち
点在する鳩

夜市で食べ歩き、マッサージ店に翻弄

そんな中正紀念堂を満喫した私たちは、その日も夜市へ向かうことに。

饒河街観光夜市は台湾の一番大きな夜市「士林夜市」に次いで有名な夜市とも言われているそう。私は初訪問なのでワクワク。

◎福州世祖胡椒餅


渡された瞬間焼きたての熱々!食べるの要注意でした。ネギが練り込まれたお肉がジューシーで美味しい。皮の分厚さ、肉まんよりもパイに近いパリットした生地でした。独特な香辛料の風味も合っていた。

◎小明抜糸地瓜(カリカリ大学芋)

ネオンですごい色ですが

ただの大学芋と侮るなかれ。表面の硬さは飴くらいのパリパリさ。パリッと噛むと中からほくほくのお芋が出てきます。永遠に食べていたい美味しさ。

◎エリンギ焼き

台湾のエリンギはなぜかとてもでかい。そんなエリンギを丸焼きにして、カットして、塩胡椒やレモンで味付けした料理。あちこちでエリンギ焼きの屋台を見かけるので、台湾ではメジャーなB級グルメらしい。屋台のおっちゃんのリズミカルな包丁さばきと、レモンをかける勢いの良さを見たいがためにもう一度行きたい(笑)

◎「御品元冰火湯圓」

台湾には面白いグルメがいろいろある。このお店はミシュランビブグルマンにも選ばれているのだそう。でも、熱々のピーナッツ餡が入ったお餅が冷たいかき氷にのってくると言われても想像つかないじゃないですか‥。そしてこれがよく合う。冷たさと暖かさの奇跡の融合スイーツ。

夜市に連れてこられたポメ

そうやって夜市グルメを大満喫した私たちは、疲れを癒しに台湾マッサージへ行くことに。ここから長い旅になることも知らず‥

といっても、候補が二つあり、一つ目のお店のメニューがなかなかのお値段ということで15分歩いたもう一つのお店に行ったら予約で満席、1時間後なら空いてますよと案内され、一つ目のお店に戻るという出来事があっただけなんですけどね。たくさん歩いたおかげでよりマッサージが気持ちよくなるので良かったんですが()

ということで行ったのは、「千里行」。私も過去に一度行ったことがあり安心感があったので良かったかな。店内はとても綺麗で、日本語がわかるスタッフの方もいるので安心。

スリッパ、必要な方はズボンに履き替えてマッサージ台へ。
最初の10分は足湯、その間に肩と首のマッサージをしてくれます。これが気持ちい〜。その後、足裏だけでなく、ふくらはぎや脛も丁寧にほぐしてくれます。パン生地になった気分で捏ね回されている足を見るのはとても楽しい。私は脛が張りやすいので、お姉さんが必死でリンパ流してくれてとても嬉しかった。

帰り道の足の軽さといったら!一人3000円くらいで体験できるので、台湾に行ったら一度はマッサージに行きたいところ。

長かった2日目も無事終わり、次の日は遠出なのでゆっくりと体を休めることに。

つづく

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