三度目も、台湾だった。〜家族4人で行く台湾旅行①〜
私は過去に三度、海外へ行ったことがある。
一度目は、大学の友達といった台湾旅行。
二度目は、妹といった台湾旅行。
そして、今回記念すべき三度目の台湾旅行へ家族4人で行ってきた。
きっかけは、私の結婚。なかなか家族旅行に行く機会がなくなってしまうだろうと、母が台湾に行きたいと口にしたことがきっかけだ。
台湾に行ったことがない人は言う、せっかくなら別の場所へ行けばいいじゃないと。それでも私は何度でも台湾へ行きたいのだ。台湾旅行中には、お金が余ってもいいよ、来年の夏にまた行けばいいでしょう、と言うくらいだ。
そんな台湾への愛が重めの私は、妹と一緒にプランをたて3泊4日の台湾旅行へ行ってきた。なお、家族と住んでいる場所が違うため、現地集合・現地解散である。
出発と到着
一人で海外へ出発するのは初めてだったのでドキドキしながら飛行機に乗る。
今回はピーチの一番安い便で行ったため、手荷物の重量制限(計7kg)にもドキドキしながらなんとか台湾の地へ到着した。
11月初旬の台湾はまだ暑い。日本の夏と同じ気温である。
桃園国際空港へ降り立った途端、蒸し蒸しした空気が体をまとう。入国ゲートは少し混み合ったが、無事通り抜けた。お次は換金。初っ端から言葉の壁にぶつかり冷や汗をかいたが、台湾ドルを握りしめ、地下鉄に乗ることができた。
台湾も日本と同じく、切符を買うか、交通系ICカード「悠遊カード(EASY CARD)」で公共交通機関に乗れる。事前に、ちいかわデザインの悠遊カードがあるという情報を入手していたため、この時は切符を購入した。
快速で中心地、台北まで35分とアクセスしやすい。家族は夜中の便ですでに着いているとのことで、待ってるよーとLINEが来た。(なお、過去と同様にSIMを購入したりポケットWi-Fiを借りたりせず、街中のフリーWi-Fi頼りで旅行を乗り切った)
日が暮れた17時半頃、台北駅へ到着。この旅行中ずっとお世話になるホテルまでは徒歩5分強だ。地下鉄から地上に上がると、道路をバイクがビュンビュン走る懐かしい(といっても2度行っただけなのだけれど)景色が広がっていた。交通警備の人は携帯で楽しそうにおしゃべりしているし、一人で歩いたら心細い薄暗い路地が続く。台湾に来たことを実感した。
今回お世話になるのは「スターホステル(Star Hostel Taipei Main Station-信星旅館)」。ビルの4階がフロントのようである。
フロントにはメガネをかけたかわいいお姉さんが。日本語で話してくれてホッとした。
第一印象はとにかく綺麗でおしゃれ。入り口で靴を脱ぎ、部屋番号の書いてあるロッカーに入れるのと同時にスリッパに履き替える。
客室へのドアはカードキーがないと入れず、セキュリティ面もバッチリだ。
部屋に行くと、すでに我が家のように自分のものを所定の位置にカスタマイズし、くつろぐ家族がいた。安心したし、嬉しかった。みゆうはここのベッドねー!と4つあるベッドのうち、一番寝心地が良さそうな場所を空けておいてくれた。
ひと休憩挟んだのち、夜ご飯を食べにすっかり暗くなった台湾の街へ繰り出す。家族は日中すでに台湾グルメを満喫してきたようだ。
夜の食べ歩きがスタート
台湾の第一食目は水餃子の人気店「豪季水餃専売店」。
お店によるが、オーダー用紙に注文したい料理の数量を書いて渡すのが台湾流。セルフの調味料置き場からタレを作ってしばし待つ。
もうもうと湯気を出して運ばれてきたのは、プリプリの海老水餃子と豚肉の水餃子。一粒が大きく、プルプルすぎて箸からこぼれ落ちてしまう。
熱々の水餃子をニンニクと唐辛子をたっぷり入れた酢醤油につけ、パクッと食べる。具材の海老が大きく、プリッとした食感がたまらない。海老が堂々一位であるが、豚肉も旨みたっぷりでおいしい。早速台湾グルメのおいしさを見せつけてきたか‥やるな‥と影で拳を握りしめる。
過去2回行っているが、試したことのなかった台湾ビール。とてもスッキリした飲み口でビール苦手の妹もおいしいと言うくらい、飲みやすかった。以降割愛するが、父と母の手のなかには常に台湾ビールの缶が握りしめられていることを想像しながら読み進めて欲しい。
水餃子にお腹を膨らませた私たちは、“台湾といえば”の一つ、夜市へ行くことにした。
ホテルからほど近い寧夏夜市は、私のお気に入りの夜市だ。コンパクトで食べ物が美味しいことで人気である。
ここ数年で旅行者が増えたのか、過去覚えがない人の多さだった。屋台の間の道が人で埋め尽くされており、外側から様子を伺う。
途中、豚を散歩させる人がいたりと台湾のカオスさを表す出来事もあったが、無事お目当てのお店を見つけた。ただ、どちらも混んでいたため、父母と私妹の2手に分かれて並ぶことに。
私と妹が並んだのは「方家」の鶏肉飯だ。ルーローハンの方が日本では有名なのでそちらを知っている人が多いと思うが、その豚肉が鶏肉になったと思ってもらえればいい。
回転が早く、すぐに席に着いた。銀色の器に入ったご飯の上にはゆでた鶏肉、その上にとにかく美味しいタレ(語彙力)がかかっている。見た目はとてもシンプルだが、シンプルが故にそのギャップに惚れてしまうという料理だ。台湾グルメの大体はこのギャップの大きさをうまく活用していると思っている。(持論)
父と母が並んでいたのは「円環辺蚵仔煎(牡蠣オムレツ)」。オムレツといっても、小さな牡蠣がたくさん入った卵炒めに甘いぷるんとしたあんかけがかかっているというイメージの料理だ。牡蠣好きの母はイメージと違ったようだが、牡蠣が苦手な人も美味しく食べられる料理だと思うし、台湾にしかないと思うのでぜひ挑戦してほしい。
そして帰りに「童年木瓜牛奶」でパパイヤミルク、愛玉(オーギョーチーといって、愛玉子という植物を水の中で揉んで、その水がゼリー状になったところをレモンシロップにつけたジュース)を飲んだ。愛玉のパッケージにカエルの絵が描かれているが(カエルの卵っぽいから?)これがまさに先ほど話したギャップなのである。
疲れ果てたので、ホテルへ戻り1日目が終了。
このホテルは私が見つけて予約したが、家族から好評の声で鼻高々であった。私もまた台湾に来た時は泊まりにきたいと思う。
つづく
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