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朝靄の中に見た、念願のあの景色〜九州旅③〜

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目が覚めて、カーテンを開けると青空が見えた。
ありがとう神様、ありがとうちょっと日頃の行いを正していた私。

露天風呂に行くと、脱衣所で今上がってきたであろう方に「気持ちよかったですよ」と声をかけられた。「晴れて本当に良かったですね」と返す。雲は多いけど、本当に晴れ間があってよかった。

露天風呂に一人。
お風呂までの道のりは、真っ裸で山の中にポツンと自分だけがいるようで、とても開放的な気持ちになった。そしてもちろん最高だった。

朝ごはんはビュッフェスタイル。熊本や阿蘇の食材や郷土料理などが並び、とても豪華なラインナップだ。

自家製鶏ハムおいしかった!

ちょうどいいタイミングでテラス席が空いたので座ることに。曇ってるけどいい眺め!

朝ごはんもしっかり食べ、いざ出発。
まず向かったのは鍋ヶ滝公園だ。事前にネットで予約をする必要があったので要注意。

受付を済ませ、階段を降りていくと、上と空気が違う。
とても澄んでいて、マイナスイオンとはこのことか‥と感じた。

お茶のCMのロケ地にもなった人気スポットだそうで、阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火でできたとのこと。カーテンのように幅広く流れ落ちる滝と、窪みができたことによって滝の裏側に入れることが特徴だ。

滝の高低差はそこまでないものの、幅広く流れる水を見ているだけで浄化された気持ちになる。涼しくて気持ちがいい。


滝の裏側に入るとより間近に滝を感じられる。何より水飛沫を直接肌に感じる。
シルエットで遊ぶ。

ムキムキ!

黒川温泉で露天風呂巡り


鍋ヶ滝を堪能したところで、黒川温泉へ。

黒川温泉はずっと行きたかった温泉地の一つ。泊まらなくても日帰り入浴を受け付けている施設や宿が多くあり、とても楽しめると知っていくことにした。街並みはとても風情があり、木漏れ日と新緑が美しかった。

まずは、入浴手形をゲット。

黒川温泉の旅館 27ヵ所の露天風呂の中から、
1枚につき、お好きな 3ヵ所の温泉を選んでご入浴いただけます。また、3ヶ所のうち1ヶ所は飲食やお土産にご利用いただくことも可能です。ご利用後の手形は旅の記念にしたり、温泉街の地蔵堂へ奉納することができます。

黒川温泉公式HPから

丸太を切ったような手形はお土産にもぴったり。首から下げて露天風呂巡りを楽しむ。

まず一つ目に訪れたのは「こうの湯」
手形の裏には3枚のシールが貼ってあり、それぞれの入浴施設のハンコが押される代わりにシールを取ってもらうという仕組み。

露天風呂はなんと貸切!新緑の紅葉に囲まれて、光に煌めく露天風呂はまさに天国!暑すぎないお湯でずっと浸かってられました。立ち湯の方は何度も挑戦したけど暑すぎて入るのを断念‥メインの露天風呂を思う存分満喫しました。

黒川温泉街に戻り、パティスリー麓さんでシュークリームを食べました。


絶景の露天風呂に、ザクザクのパイの中の甘いカスタードは至福すぎる。だんだん天気も快晴になって暑いくらいでした。

横切りねっこ

二つ目の温泉は「いやしの里 樹やしき」
こちらもなんとたまたま貸切。温泉に行くまでの道のりも気持ちいい〜!

暑くも寒くもない散策にちょうどいい季節でとても良かったです。

三つ目の温泉は「黒川荘」
実はちゃんと話を聞いていなかったり、受付の締切時間を見ていなかったせいで行こうと思っていた3箇所くらい断念してようやく見つけたところです。

でも大正解!こちらも新緑が綺麗に見えて、気持ちのいい温泉でした。

流石に3つも温泉に入ると体もポカポカ。温泉に入るのもなかなか体力を使うのね‥。

黒川温泉、また来たいと思う素晴らしい場所でした!
紅葉の時期も絶対いいだろうなあ〜

さてさて、宿に向かいつつドライブをしながら阿蘇も少し楽しむことにします。天気はすっかり回復し、緑の山々に青色の空が映えます。

チェックイン時間も迫っていたので宿に向かっていたのですが、
通り道に有名な絶景ポイント「大観峰」があったので寄ることに。

車で登ると、駐車場ですでに大パノラマ!
遠くに連なる山と、その下に広がる街とパレットのような田んぼ。


見晴らしがいいとはこのことを言うのかという景色です。

さらに上に登ると、ソフトクリームの文字。
これは食べるしかない!と言うことで阿蘇のジャージー牛のミルクソフトをいただきます。

至高のソフト

登ってきて暑いのもあるけれど、絶景を見ながらのソフトクリームは今までに食べてきたソフトクリームの中で一番の味だったかも。

無意識に「生きてて良かった‥」って何回も呟いていたら笑われました。
本当に生きてて良かったなと思える景色だった。

360°どこを見てもこんな絶景だなんてなかなかない。


遠くに見える人が、ミニチュアに見える。山の上にポツポツと人がいるのが面白くてたくさん写真を撮った。

ここでする人いないだろう、
謎のバッター&キャッチャーポーズ
ここは天国?

もう日焼けなんて気にしない!とはしゃいだ。

大観峰も先の先まで満喫したところで、その日の宿へ。
向かったのは「いろりの宿 民宿 乙姫の里」。

車を止めると宿の前にはぐでーんと寝転んだわんこが。

看板犬かな?

民宿ということで部屋はシンプル。
宿の方が、より静かな部屋に変えてくれました。広い畳落ち着く!最高!

お茶菓子嬉しい


家族風呂が内外2つずつあり、部屋番号の書いた木札をかければいつでも入れるという仕様に。ご飯前にサクッと露天風呂に入りました。
この日、露天風呂に入った回数なんと5回。笑

部屋に戻り、浴衣に着替えてびよーんと伸びていると、夜ごはんできましたよ〜とお声がけが。みなさん部屋からぞろぞろと夜ごはん会場に向かいます。

階段を降りていくと、そこには囲炉裏を囲んだテーブルが!


すでに準備された豪華なご飯達。目移りしちゃう‥。

この宿を選んだ理由が、このおいしいと評判のこのご飯。
予想を上回るボリュームと品揃え!

囲炉裏には4人前?というくらいの鴨鍋と、いわなの塩焼き。

すでにキャパオーバーなテーブル部分には、小鉢3種(煮しめ、なます、野菜ともろみ味噌)、

馬刺し、

陶板に乗った赤牛と地鶏、

さらにもりもり高菜めしと、

なすの田楽が来たから笑っちゃった。(多すぎて)
デザートはメロンとオレンジ。


まいりました!

しかも一つ一つの美味しいことよ‥。ビールで乾杯して、ひたすらもぐもぐ。
生きてて良かったよ本当に。これからもこんな楽しみのために強く生きていこう、そう思いました。

なんとか食べ終わり、部屋へ戻って作戦会議。
翌日は私が念願の草千里ヶ浜へ行く予定。晴れそうだし、日の出を見に行っちゃう?ということに。日の出を調べるとなんとAM5:13。4時半起きコースである。

ということで10時には就寝。なんとか明日起きれますように、晴れますように‥!!そう願いながらぐっすりと眠ったのであった。

つづく

#わたしの旅行記

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