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今年もお疲れ様、と熱い湯に浸かる草津旅

昨年末に行った草津旅行。
下書きのまま、未完成で終わっていたので、せっかくだからと投稿する。

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2022年も残すところあとわずか。
年々加速していく1年に、驚きを隠せないまま、ちょっといい旅館を予約した。

今年は、転職も引越しがあり、人から見れば転機と言われる年だったけど、
自分としては昨年よりも穏やかで、平凡で、でも確実にいい方向に向かっている人生に少し喜んだりもした年だった。

そんな1年を共に過ごした、彼と共に、ありがとうとお疲れ様の意味を込めて、草津温泉へ行くことにした。(正しくは、草津温泉に行きたかったから、いろんなこじつけをしていい旅館を予約した。)

そして、いざ経路を調べてみると関東からでも意外と長い道のりであることがわかった。朝早く行っても、到着は昼頃。まあのんびり行こうじゃないか。

特急電車の“スワローあかぎ”に乗って、みかんを食べたり、眠っていたりしたら到着。バスに乗って草津温泉地まで。


(いつもしおりと一緒に観光地を背景にして写真を撮っているけど、絶対ここじゃない)

草津温泉に到着し、宿に荷物を預けて、散策へ。
温泉地は、宿から温泉街がコンパクトにまとまっていて、見るものがありすぎないところがいい。適度にのんびりできる。

街全体から硫黄の香りを感じていたけれど、湯畑に近くに来るとより一層強くなる。ゆで卵をたくさん食べた気分になる。

湯畑に行く前に第一温泉まんじゅう「ちちや」さんを見つけたので、茶色と白の2種類を食べる。まあ、温泉まんじゅうなんだろうな〜(どんな?)とみくびっていましたが、これが絶品でした。(帰る前にも食べた)

白まんじゅうは、こし餡の中に栗餡が包まれていて、茶まんじゅうは黒糖記事に粒あんが包まれている。にくいね!という感じ。

湯畑の近くに、大きなクリスマスツリーが立っていた。
そういえばもうすぐクリスマス。まさかここで感じられるとはなあ。



草津温泉といえば湯畑、ということは知っていたけれど、実際どんな場所なのかはあまり知らなかった。

看板を読んでみると、「毎分4000ℓの温泉がそこから湧き上がっており、そこから7本の木の筒(?)のようなものに分けて丁度いい温度にし、各温泉宿に送っている」という意味のことが書かれていた。

筒(?)に流れる温泉は、陽の光を浴びてキラキラしていて綺麗だった。
湯畑にはぎっしり湯の花が敷き詰められていて真っ白。

夜ご飯の時間が早めなので、お店には入らず食べ歩きをすることに。

「頼朝」の温泉卵、「山びこ温泉まんじゅう」の揚げまんじゅう、
金ごまコロッケ‥。どれもおいしい。

意外と時間が余ってしまったので、徒歩で行ける「西の河原公園」へ散策しに行くことに。
パッと見たところ、散策道が整備されている公園なのですが、池や川と思ったところが全て温泉。みんな思い思いの場所で足湯をして楽しんでいるのが印象的。

奥の方には露天風呂などもあるよう。今回泊まる宿が温泉盛りだくさんのため、今回はパス。でも自然の中で入る温泉、きっと気持ちいいんだろうな〜!

時間があったので、湯もみショーも見学に。なかなか味があってよかった!湯もみの歌もいいね。

そうこうしているとあっという間にチェックイン時間に。


今回泊まるのは、「季の庭」さん。
他の宿からは少し離れた場所にありますが、シャトルバスもあって行き来はしやすい。だからこその、おこもり宿感もたまりません。

入り口に入ると、チェックインロビーから先は靴を脱いで過ごせる。
館内は全て畳敷きで、歩き疲れた足に優しい。
以前、香川県でも泊まった共立リゾートさんの宿が良くて、もう一度止まりたいと思ったのがきっかけ。

部屋は全室露天風呂付き。それに加えて、23のお風呂が館内にあるという。
宿にいながら、湯めぐりできることをコンセプトにしていて、ゆっくりするはずが、なかなか忙しい。笑

部屋は寝室が分かれていて、とてもリラックスできる空間。
テレビや冷蔵庫がおしゃれに隠されていて、生活感を感じない落ち着きのあるインテリアでとても好み。

とりあえず部屋に到着し、ルームツアーを済ませたのち、大浴場へ!
いつも温泉では夜ご飯前に大浴場に行って、髪も体も洗ってメイクも落としてさっぱりした状態で挑みます。(どうでもいい)

大浴場は本当にたくさんの種類があり、シルキー湯にゆったり浸かったり、1番好きな露天風呂で夜風に当たったり。草津の湯は熱めだけど、お肌がしっとりしてとても良い。

部屋で待ち合わせして、待ちに待った夜ごはん。


美しく並べられた前菜を見ながら、頼んじゃおうかとビールを頼む。
温泉上がりのビールは本当に最高、今からCMのオファーきても大丈夫。

行く途中に、夜ご飯のメニュー何が出るか当てクイズやってて、彼が焼き魚と、その横に白とピンクのやつが添えてある!!って言ってたのが当たった。

これは生姜で、「はじかみ」というらしい。(白い部分だけ齧るんだって、勉強になった)

メインは4種類の中から選べたので、どちらもお肉料理にすることに。

すき焼きと、鉄板焼。すき焼き食べるたびに、すごく幸せそうな顔してすき焼きが1番美味しいんだよなあという彼。よかったね。

しめは2種類から選べたので、一個ずつ。
手打ちそばと、牛そぼろご飯。



それに加えて、シェフからのサービスです。ここからいくつでも選んでください見たいなサービスタイムもあったので、はち切れそうなお腹を無視して何品か頼む。シェフのせっかくのご厚意だからな…!

スイーツの盛り合わせでフィニッシュ。

お腹いっぱいすぎるので、夜の湯畑に出かけることに。バスも出てるようだけど時間合わなさそうだから歩くことにした。

少し距離があるけど、誰も歩いていない夜道を歩くのは気持ちが良かった。

街灯もあまりなくて、星がすごく綺麗に見えた。


昼に見たツリーと、湯畑は綺麗にライトアップされていて、ひと足先にクリスマス気分を味わう。



湯畑はすごい色にライトアップされてた。

帰りはバスに乗ったけど、彼がバスに乗ってたらあの綺麗な星見れなかったよね、歩きよかったね、とぼそっと言ってて、すごく良かった。

冷えた体を存分に温泉で温めて、ふかふかの布団で眠った。


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翌朝。


朝ごはんもすごく豪華!小鉢もたくさん並んでいて、これぞ温泉旅館の醍醐味で心が踊る。

おひつでご飯をもらったけど、全て平らげる私たち。よく食べ、よく眠る。



部屋に帰って、せっかくだからと部屋の露天風呂で朝風呂をして、きらきらした外の風景を眺めながら今年も終わりかぁと考える。

引っ越しに転職に、環境は大変化を遂げたのに心は穏やかで、凪の海という感じの毎日。
来年もこんな日が続きますようにと願う。

名残惜しい中、チェックアウト。
今日も本当にいい天気。願わくば、この天気が八丈島の日になってほしかった。


最後に向かうは草津熱帯園。
私的には草津最大のおすすめスポットである。



入ってすぐに、ドクターフィッシュコーナー(無料)と、味のあるお土産屋さんがあり、そこでだいぶ楽しむことができた。ここで入場料の半分ぐらい楽しんだ気がする。


屋外に出ると、お猿さんの山があり、餌を買ってあげることが出来る。
それぞれに独自のアピール方法があり、手を挙げるものもいれば、手を合わせるものもいれば、手を振るものもいて、三者三様で面白かった。

屋内のスペースは、動物との距離が近く、スタッフさん手書きのポップもクスッと笑える面白さがある。


ここでも無料でドデカ白蛇を首に巻く体験があり、待ち時間なしでこんな貴重な体験が?!しかも無料で?!と、胡散臭い広告のような感想が心の中で繰り広げられていた。

ムカデ先輩という名前な、大ムカデの展示にはややビビったけれど、大好きな鳥ゾーンがたくさんあって大満足だった。ひよこふれあいコーナーもあり、最高。

ワニの置物🐊

口々に最高だったね…と話しながら、帰路に着く。みなさん草津へ行った時はぜひ。


帰りに温泉街で、美味しかった温泉まんじゅうだけ食べて電車へ。


 


大満喫の草津旅。一年の締めくくりにふさわしかったのではないかなと思う。
また来年もすてきな旅ができますように。

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