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Joint by Joint Theoryとは?【ファンクショナルムーブメント】Vol.3

今回は、パフォーマンスピラミッドの2段目で非常に重要な「Joint by Joint Theory」について解説します。有名な理論なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、各部位の役割を細部まで確認してください。

トップアスリートの中でも、高い身体能力を持ち、若い時から将来を期待されていたにも関わらず "大怪我" によって、第一線から姿を消すアスリートも少なくありません。

ドラフト1位でプロ野球チームに入団したものの、怪我に泣き一度も登板せずに引退。
日本のエースストライカーと期待されていたものの、大怪我を繰り返し、脂が乗った時期を棒に振る。

この様な症例は、アスリートの体作りが体系化されていなかった、前時代的なお話かもしれませんが、パフォーマンスピラミッドをご理解していただければ、なにが不足していたのかは想像ができるかと思います。


どんなに高性能なエンジンを積んでいても、それ相応のブレーキを持ち合わせていなければ、ドライバーの腕が悪ければ、大事故は起きます。

この様に大怪我をするトップアスリートのお話は極端な例ですが、何が足りないのかを見極め、それを埋め合わせなければ、パフォーマンスも上がらなければ、怪我のリスクも下がりません。


今回はパフォーマンスピラミッドの2段目「ファンクショナルムーブメント」で非常に重要な「Joint by Joint Theory」と、それに基づいた "トレーニングの組み立て方" をみていきます。

少し専門的な内容にはなりますが、トレーニングの効果を最大限に引き出す為にも、とっても大切な内容になるので、是非アスリートにも理解して欲しい内容です。
#アレルギー出たらごめんなさい
#できるだけ分かりやすく書くので頑張ってついてきて

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Joint by Joint Theoryとは?

▶︎ 各関節の名称

人間の体は約206個の "骨" で構成され、細かく数えると68個の "関節" があるとされています。

骨は「体を支える柱の役割」を担い、足元から積み木の様に連なっています。
関節は「骨と骨を繋ぎ目」で、背骨の様に "平面的" に重なる関節もあれば、股関節の様に "球面状" の骨が受け皿にジョイントしている関節もあります。


これらの骨が崩れない様に、ストレスなく動く様に "筋肉" が関節を繋ぎ、それを可能にしているのです。


関節の構造は、それぞれの関節で全く異なりますが、大きく分けると次の "2つの種類" に分けられます。
#ここ重要


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