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上半身を安定させる背筋の使い方【ファンクショナルムーブメント】Vol.18

今回は、前回に引き続きパフォーマンスピラミッド2段目「ファンクショナルムーブメント」の中の、動作の質を上げる、モビリティ関節「胸椎」の重要性についてお話しします。

前回の記事では『下半身を機能的に使うには、胸椎の可動域が狭いと致命的!!』というお話をしました。

そもそも「胸椎の可動域の狭さ」は、生活習慣による "猫背" や "ストレートネック" が原因で起こるのですが、トップアスリートや、人の前に立つ人に、猫背の人がいない様に、"現代病的" に起こるこの姿勢の不良は「人間に必要な様々な機能」を低下させている様に思えます。

実際に、コーチングしている選手を見ていても、猫背を患っている選手は、強度が上がった時に必ず体軸が潰され、素早く力強い動作とは程遠い動作をしてしまいます。

つまり、この姿勢の不良から抜け出さないと、良い動作をする事はできないのです。

前回の記事で、胸椎の可動性を上げる方法をお話ししましたが、今回の記事では「下半身の機能を上げる胸椎の使い方」についてお話しします。

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加齢に抗う為の要素

『良い動作は、良い姿勢からしか生まれない!』
という事は、ここまで記事を読んでいただいた人(ありがとうございます!)には、十二分に理解していただけるかと思います。

スキーの様な、主に下半身をスポーツでも、下半身を機能的に使う為には、骨盤が安定し、その上の柱となる背骨の安定が必要不可欠です。

詳しくは前回の記事でもお話ししましたが、簡潔にまとめると、姿勢の不良が、動作の不良を引き起こしています。


僕は、多くの人が感じる、加齢による体の機能の低下の大部分は「実は、姿勢の崩れによって起きている」と思っています。

ご高齢の方の多くが、筋力が衰え、重力に逆らえなくなり、背中を丸めています。

これは、ある日を境に、突然この姿勢になるのでしょうか?


いや、既に徐々にあなたも、その姿勢に向かっての "衰え" は始まっています。

ここのメカニズムをしっかりと理解していれば、体の機能の低下を食い止め、更に言えば、体の機能を "過去にないレベル" まで高める事も不可能ではありません。


今回の本題である「上半身の使い方」は、体の機能を高める為に、取り戻す為に、非常に重要な要素になります。ぜひ前回の記事と合わせて読んでいただければと思います。


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