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感覚を使ったセルフケア

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

なんだか今年はセルフケアについての話をたくさんしてきたなぁと思います。

わたしは認知行動療法を専門にしてるので、考えや行動によってメンタルを良くしようというのが基本的な発想なのですが、

考えを柔軟にしたり、行動を変えたりするのってけっこう大変なんですよね。

もちろん認知行動療法はもちろん良い方法だと思うんですが、日常使いではもう少し簡単にできる方法があってもいいのかなと思います。

人間の認知機能の段階を考えると、何かを感じる→そこに注目する→注目した事象について考える→行動をコントロールするというのが、理論や研究ともに言われてることです。

人によって合う合わないはもちろんあると思うんですが、できる限り前段階のうちに、セルフケアできたほうが効率はいいのかなと思います。

マインドフルネスは注意の向け方をコントロールする方法ですが、究極的にはこの感覚レベルでの変化を起こすもののようです。

その辺りから考えても、知覚と感覚はメンタルヘルスにもなんらかの影響を与えているのかなと思います。

かなり私見もはいりますが、以下のような感じなのかなぁと思います。エビデンスもいずれまとめていきたいです。

知覚と感覚は主に五感を使います。視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚ですね。

自然がメンタルヘルスにいいという研究成果があるものの、なぜいいのかはよくわかっていません。知覚レベルの話だと、生存に必要なもの、場所を見たり、そういう音を聴いたり、自然に触れることがなんらかのプラスの効果があるのかもしれません。

個人的にサウナが好きなのは、ロウリュをしたときの石の音を聴いて、ヴィヒタの良い香りを感じてが、とても癒し効果があります。もちろんサウナでの温まる感覚やお風呂で気持ち良い感覚も効果がありそうです。

仲間と実際に会ったり、仲間の声を聞いたりも良い感覚を刺激してくれ、満たしてくれます。同じように推しを見たり、声を聴いたりもそうなのかもしれないです。

味覚については言うまでもなく、うま味成分をはじめ、人間に必要な栄養素を感じ取ってくれる機能があるので、美味しいものを食べて美味いっと感じるのも知覚の効果です。

最後に触覚ですが、なんかやわらかいものをにぎにぎしたりとか、頭のマッサージするやつとか、無限にやってしまいますよね。ツボ押しなんかもそうかもです。触覚にはたらきかけると、何か刺激を満たしてくれます。

自己刺激行動で、体をさすったり、つねったりふるのも、身体の感覚に働きかけて、なんらかの誘因を下げる行動とも考えられます。

あるいは好きな毛布にくるまって気持ちいいなーって思えるのも知覚の働きかもしれないです。

こういった知覚を活かしたセルフケアはいろいろとあると思うのですが、これがいい!っていうのはわかっていません。

みなさんが手軽にできる、感覚を使ったセルフケアを見つけてみてもいいのかもしれません。

それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました!

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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