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落ち込んだときはひとまず夏か冬のせいにしておきましょう。

この記事は、落ち込んだとき、私が悪い…と思いがちな人におすすめです!

こんには、あおきです。心理士です(なんとなくアピールしたくなりました)。

秋で肌寒くなってきて、なんだかそれだけで物悲しい気分になってきます。なんとなーくおちこんできます(メロウな感じで好きな季節ではあるんですがね)。

そういうとき、なんかわかりませんが、自分ってダメだなあとか思いがちですよね。今日は、そんなときどう考えを持っていくか?という話をします。

落ち込んだときの思考パターン

落ち込むときって、たいてい自分が悪かった、わたしはダメだという悲観的な思考が出てきます。気分と思考は一致するようにできてますので、そこで明るいことを考えようとしても不一致が起きてしまうためです。

これを説明する心理学のお話に原因帰属があります。原因帰属というのは、できごとの原因をなんのせいにするか?のことを指しています。大まかにいうと、内的要因(わたしのせい)と外的要因(ひとのせい、環境のせい)の2つに分かれます。

たとえば、KindermanとBentall(1997)の研究では、うつ病の人はそうではない人よりも、とある出来事の原因をわたしのせいにしがち、という結果が得られています。

外的要因に帰属する

落ち込んでいるときに、起こった出来事を片っ端からわたしのせいばかりにすると落ち込みがもっと増えてしまいますよね…。一方、ひとのせいにしすぎるのも、それはそれで怒れる感情がたくさん出てきてしまって困りものです(もちろん適切で正確な怒りはOKです)。

患者さんとよく話すのは、それはあなたのせいではなくて、うつのせいですよ、ということです。落ち込みによってわたしのせいという考えが出てきているので、まずはいったんうつのせいにしておきましょう。あなたのせいではありません。

わたしがよく使うのは、夏のせい、冬のせいにします。クリープハイプは「夏のせい、夏のせい♪」と原因帰属を夏にします。T.M.Revolutionは「冬のせいにしてー♪」と原因帰属を冬にします。いったんそういうことにしておきましょう。

そのうえで向き合う

そんな感じで一時的にうつ逃れをして、リフレッシュし、そのあとで回復について考えていきます。

わたしのせいがすべてではないにせよ、なんらかの解決すべき事柄があるときにはまずそれを解決するように検討していきましょう。人の力をふんだんにつかって解決を助けてもらいましょう。

しっかり休むことも必要です。心身ともに疲れ果てているときは、まずじぶんを癒してあげましょう。癒した後は、少しずつふだんの活動を取り戻していって、生活を上手いこと回していきましょうね。

まとめると

もちろんわたしのせい成分がゼロだとは思いませんが、なんでもかんでもわたしのせいにすると疲れ果ててしまいますね。。

まずわたしのせいと思ってること自体をうつのせいにしておきましょう。そのうえで、季節のせいにして、今は休むときだとしっかり休みましょうね(季節の変わり目は風邪もひきやすいとよく言いますからね)。

疲れ果てて落ち込んでるときってたいてい思考がはたらかないので、まずはそこからの回復をはかって、その後でできることをしていきましょうね。

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