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人が嫌なことを言われて傷つく理由とは?

今日は「人が嫌なことを言われて傷つくメリット」について考えてみたいと思います。

このテーマについてはよしおさんから「人が嫌なことを言われて傷つくメリットって何なのでしょうか?嫌な記憶が残りやすいのは防衛に関係があると聞いたのですが、人に嫌なことを言われて傷つくメリットが分かりません。」という内容でお便りをいただきました(お便りありがとうございます!)

まず、傷つくこと自体にデメリットが多いのは確かです。人はなぜ嫌なことを言われて傷つくのでしょうか?嫌なことを言われると、心が痛み、自己評価が下がり、ストレスが溜まります。また、その記憶が長く残り、同じような状況に陥ることを避けることもあります。

それでも、傷つくことには何かメリットがあるのでしょうか?

例えば、嫌なことを言われて傷つくと、同じような状況や相手を避けるようになります。これにより、再び同じような嫌なことを言われる機会を減らすことができるのです。

回避行動は自分を守るための反応であり、長期間続くとデメリットにもなり得ますが、自分を守るという意味ではメリットと言えるかもしれません。

また、嫌なことを言われて傷つくことで、防衛反応が働きます。この防衛反応は、自分を守るために必要なものです。例えば、嫌なことを言われた後に、自分自身をケアすることで心のバランスを保つことができます。これは短期的なメリットですが、長期的には自分を守るために必要な反応とも言えます。

もし、嫌なことを言われても全く傷つかないとしたらどうなるのでしょうか?

その場合、嫌なことを言われ続けても、それに対して何の反応もしなくなります。これは一見メリットのように思えるかもしれませんが、実際には問題があります。

相手の攻撃を避けることができず、ストレスが溜まり続ける可能性があるのです。

嫌な記憶が残りやすいのは、防衛反応の一環です。

嫌なことを言われた経験を忘れずに覚えておくことで、同じ状況に陥らないようにするためです。これは、生存本能に基づいた反応であり、進化の過程で身につけたものです。

心理学的に見ると、嫌なことを言われて傷つくことは、正常な反応です。

感情は私たちが生き残るために必要なものであり、それを無視することはできません。感情には、私たちが危険を避けるための重要な役割があります。

感情を無視せず、自分自身を大切にすることが大切です。傷つくことには、私たちが再び同じような状況に陥らないようにするための防衛反応としての役割があります。これを理解することで、嫌なことを言われた時に自分がどう感じるか、そしてそれがどう役立つかを知ることができるでしょう。

このように、嫌なことを言われて傷つくことには、防衛反応としての重要な役割があります。これを理解し、感情を大切にすることで、より健全な対処法を見つけることができるかもしれません。感情を無視せず、自分自身を大切にすることが、最終的には自分を守ることにつながるのです。

感情は私たちにとって必要不可欠なものであり、その反応を理解することは、自己理解を深める一助となります。今回の考察が、少しでも皆さんの理解の助けになれば幸いです。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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