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イラっとした時のおさめ方【心理士のセルフケア】

今日は、特にネガティブな気持ちの中でも、相手から言われてイラっとする時のセルフケア方法について話したいと思います。

生きていれば、対人関係が色々ありますから、そういう時に嫌なことを言われて、自分の中でモヤモヤすることがあると思います。私もそういうことはありますし、職場でもそうですし、家族からそう言われたりすることもあります。

相手から言われたことに対処する際、私の方法はまず一旦距離を置くことです。これは、相手の言葉に対して即座に反応せず、一時的にその場から離れて一呼吸置くという意味です。

このアプローチは、すぐに反応してしまうことや全く反応しないことを避けるために役立ちます。すぐに反応すると、攻撃的になったり、何も言わずに黙ってしまうといったパターンに陥りがちですが、一時的に距離を置くことで、より冷静な対応が可能になります。

攻撃的に返すのは、自分の意に沿わないことが言われた時に、パッと返してしまうと、その言葉が自分を守る言葉になってしまい、相手にとってはきつめの言葉になることがあります。それによって、相手もさらに反応してくると、怒り系の反応になってしまい、お互いにディスコミュニケーションが起こることがあります。

一方で、色々あった時に自分が我慢してしまうと、それも自分の中で溜まってしまい、相手はそれでいいと思ってしまうことがあります。やはり、お互いに自分の意見は主張しつつも、攻撃はしない関係でいることが重要だと思います。

まず、相手から言われたことに対して攻撃的な反応をしないようにするためには、一歩客観的に引いてみることが大事だと思います。

急に反応すると、ネガティブな反応や論争しようとするような反応が出てしまいがちです。これは、人間の原理として備わっているものなので、一旦そういう反応が起こることを前提として、まずは一呼吸置くことが重要です。

10秒過ぎると怒りの反応が少しずつ収まるというのが分かっていますから、その後で冷静にどう返すかを考えます。

理不尽な時は、自分の身を守るために怒り返すことも考えてもいいですが、売り言葉に買い言葉になるとネガティブなコミュニケーションになってしまいます。

一旦置いて、その上でどう返すかを考えるのが良いでしょう。自分が否定されているように感じてしまうことは普通ですが、相手の言った裏側の背景を考えることもできます。

相手の不安や悲しい気持ちが反映されている場合もありますので、その背景を考えながら、なぜそう言ったのかを考えると、こちらからの反応も考えやすくなります。

相手から言われたことに対して否定したくなる気持ちはありますが、こちらに非がある時はまずは謝る、感謝することがあれば感謝することが第一として必要です。

過剰な理不尽なこともあるかもしれませんので、その時は我慢せず、正当な主張をすることも重要で、自分を守るためにも必要です。

バランスを取って反応するためには、まずは客観的に見てみて、何が起こっているのかを考えることが重要だと思います。自分も完全にできているわけではなく、道半ばですが、そういうことに気をつけていくと、自分自身も守ることにつながると思います。

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


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