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理想と現実のギャップをどう考える?【心理学】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

毎週金曜日17時に皆さんのお便りに心理学を使ってお答えするラジオばっちこい心理学を更新しています。

今日はそこでのお便りと回答をご紹介しますね。

ラジオネーム 0404  さん

「ストレスの原因は極端に言えば現実と理想のズレにあると思うのですが、 現状を受け入れようとするとある種落ち着きも出ますが、 じゃあ別に何もしなくてもいいじゃんと、抑うつ的になり行動量も減ります。 どうしたらいいですか?」

受け入れて落ち着くのは悪いことではないですが、現実を受け入れなければいけないであれば、本当にじぶんがしたい行動が抑制されます。

理想と現実がのずれがあって、現実=周りの人が言うことで、理想が自分のやりたいこととズレているとして、周りの意見に合わせて調和すると落ち着くけど、ただ自分のやりたいことは我慢しなければいけない。

じゃあやんない方がいいんだなってなると、モチベーションは下がって行動はしにくくなります。

じゃあ変わらなくてもいい?じぶんのやりたいことはしない?

そんな自分でもいいと受け入れているのであれば、そのことを深堀したうえで受け入れられているということかもしれません。その場合は抑うつにはならないのではないかなと思います。

本当に現実の方に合わせなる必要があるでしょうか?

個人的には、やりたいほうに向けて取り組むのがいいと思います。確かに受け入れられた方がいい現実っていうのはあると思いますし、自分がやりたい理想とずれていて、現実の方に合わせた方が楽なこともあると思うんです。

ただ、それ以外のやりたいことがあるんであれば、やりたいことをやってもいいのかなと思います。人生1回なので、最後に後悔しないように生きたいよなあと思います。

今置かれている状況がお金稼ぐのに必要とかがあるかもしれないので、状況によって異なるのかもしれないです。

またそこに所属するうえで、自分の考えを通すことがネガティブな事象を生む場合もあるので、あきらめるということもあり得ますよね。じぶんの考えを通すことは不安の原因にもなります。

そういったことを天秤にかけたときに、自分のやりたいことが大きくあるのならば、理想的な状態っていうのがあるのであれば、行動する方向に向けてもいいのかなと思います。

確かにストレスはかかるし、失敗もするかもしれません。パーフェクトな人生はなかなかできませんが、やってみて、うまくいっても失敗しても、自分が納得できる方法を選んだらいいのかなあと思います。

ぜひ、みなさんも番組へお便りをお願いいたします~。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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