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やりすぎると頭がスパークするし、疲れすぎる。

今はいける!いけるぞ!と思っていても、翌日にものすごく疲れる、動けん…なんてことはないでしょうか?

いける!いけるぞ!ってときは大体脳が疲れをごまかすための物質を出してくれていて、まやかしてくれているので、麻痺しています。火事になるとすごい力を発揮できるみたいなやつです。

ただ、からだの疲れは麻痺が終わった後に確実に訪れます。そして、あたまやこころの疲れも訪れます。

(学術的な話ではないので注意してほしいですが)私たちはいわゆる「スパーク」という現象ととらえています。

スパークとは?


なにかを無理にやりすぎたあとで生じる、頭が回らない状態のことを言います。動画の岩野さんの場合、さまざまな兼ね合いで動画の収録を約半日間やり続けました。そして、翌日疲れ果てて、スパークしました。

疲れを自覚したならば、途中で休憩したり、後に回そうということもできるので、踏みとどまることができたかもしれません。

しかし、今日中にやらないと・・・という強迫的な思考や、今ならいける!という根拠のない自信、そういった兼ね合いが行動をしているときに頭をバグらせます。そして、そのあとスパークして、燃え尽きるというわけです。

いろんな場面でスパークは起こる


わたしの場合だと、長時間同じ行動をするのはけっこう頭の疲労を強めるようです。たとえば、データ入力をずーっとするとか、逐語起こしをしたりとか。

気持ちとしてはさっさと終わらせたい、キリのいいところまでやりたい!という気持ちに動かされて、もう疲れ果ててるにもかかわらず続けてしまったりします。

学会参加してるときに、いろいろな話聞きたい!と思って、いろんな会場で話を聞いたりとか。ワークショップなんかもそうです。3時間とか情報を詰め込み過ぎるなどということをします。

これも情報量オーバーを起こしますよね。キャパシティを超えてくるので、こちらも頭が働かなくなります。

京都にせっかく来たんだから、嵐山に行って、銀閣寺に行って、あ、鴨川で川見ながらごはんたべなきゃ、伏見稲荷にもいかなきゃね。

みたいなことをするとへとへとに疲れ果てますよね。意外とこういうことが日常の中でも起こっているかも?ということです。

少し落ち着いてもいいのかね


なかには、ずーっと動いてないとなんか落ち着かないだとか、とにかくなにかをやり続けないととか、いうかたもいると思います。

その反動で、からだを壊したりとか、こころ落ち着かない、ずーっと疲れてる、なんてことになってません?

もちろんなにかを成し遂げるには行動は必要ですし、それで問題が起こっていない場合はそれでいいのかなとも思います。

ペーシングもだいじかもしれません。ペーシングというのは無理し過ぎないペースの活動時間を設定することです。

30分散歩して疲れ果てるならば、20分にしときませんか?

あとここまで、20ページ本を読もうをやめて、15分読書するなどにしませんか?キリのいいところが、じぶんのキャパを超えてるなんてこともあるかもです。

がんばったあと、すぐに新しいことに動き出すんじゃなく、ちょっと休んでリフレッシュしませんか?

無理がかかりすぎると、本当にスパークしてしまうので、キャパシティの中で、できる範囲で取り組むといいですよ~

そうこういいつつ


落ち着きのないあおきは研究費の申請を2件同時にしようとくわだててます。

こういうのが疲れを招くし、こころの不調を導くんだよって自分自身に戒めたいと思います。

そうこういいつつこのnoteも書いてるし…言ってもキリがないですね。

最後までお付き合いいただいて、ありがとうございます!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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