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メンタルに良い日記を書く秘訣【心理学】

昨日の記事の続きです。

昨日の記事では、日記を書くメリットとして、自己理解することと、定点観測をすることがあるとお伝えしました。

それでは、実際にはどんなことを日記で書くといいのでしょうか?本日はそんなことをつらつらと書いていきたいと思います。

特にわたしはカウンセリングで認知行動療法について取り扱うことが多いので、認知行動療法のセルフモニタリング法に基づいてお話していきます。

まず前提として、日記を書く内容は人による差が大きいです。もっというと、何を書いてもいいです。

思考の開き具合を考えると、いちばんの大枠では自分の身にその日起こったことと、そのことから気づいたことを書くということになります。

1日の中で起こることは本当に無数にありますが、その出来事が自分に与える影響はさまざまです。なので、その日印象に残ったことと、そこから感じたことを書いていくのがいいと思います。

こうして振り返ること自体にも、自己理解の効果がありますので、まずは思ったことをつらつらと書いていくでも十分です。

次に改善したいことや悩みがある場合です。このときに、困りごとについて定点観測していくわけですが、まずは自分じしんの気持ちや感情について知ることが大事です。

感情には大きく分けて憂うつ、不安、怒りがあり、そのうち自分を悩ませている感情はどれなのか?を見つけます。

そして、感情のレベルを把握して、日々の変化を追うために、それらの感情を0-100のうちどのあたりにあるのかをスケーリングしてください。

その感情のスケーリングを追いかけることで、日々の気持ちの変化に気づくことができます。

できれば、その気持ちに関係したと思われる出来事や自分がとった行動、そしてそのときに考えたこともあわせて日記に書けるとより良いですね。

最後に、その日にあった良かったことを、3つ書いてみましょう。

ほんとに、どんな些細なことでもいいです。ネガティブなことは書かなくていいですから、ひたすらに良かったことを書きましょう。

それはご飯がおいしかったとか、今日の空がキレイだったとかどんなことでもいいです。

気分が沈んだりするとついマイナスな面に目が向きがちですが、そこをプラス面に目を向けることで、気分も持ち上がることが多いようです。

日記に書く内容は人それぞれでいいと思います。しかし、どんなことを書いたらいいんだろう?という方は、ぜひぜひ今日の記事を参考にしてみてください。

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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