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創造性の伸ばしかた

この記事は、アイデアをたくさん出せるようになりたい!というかたにおすすめです!

こんちは、あおきです。前回の記事で創造性について書きましたので、今回は具体的に創造性をどうやって伸ばしていくか?について考えていきます。

今日の話はいちおうエビデンスにそったことは話しているつもりですが、半分以上はわたしの経験談に依拠してますのであしからずー。

どうやって創造性を伸ばす?

ダコスタら(2015)が色々な研究をまとめた統計量を算出するメタアナリシスという手法を使った研究では、

創造性と関連性がある要因に、感情知性(r = .31)、拡散的思考( r = .27)、経験への開放性( r = .22)

があげられています。r というのは相関係数値の値のことを示していて、2つの概念の間にどれほどの関連性があるか?を ± 0-0.99 でしめす統計記号です。数字の絶対値が大きいほど、関連性が強いことを示します。したがって、感情知性が大きかったり、拡散的思考力が強かったり、経験に開けているほど、創造性があるということになります。

感情知性については複雑な話になるのでまたの機会に!

ブレインストーミング

拡散的思考を伸ばす方法として、ブレインストーミングがあります。これは、1つの物事に対して、色々なアイデアを出していく方法です。大学院の恩師は、「壁にある釘を取り除くにはどうする?」というのを例に挙げていました。釘を抜く方法としては、くぎ抜きを使う、ペンチを使う、のこぎりで切る、手刀、ほっぽっとく…などいろいろあげられます。妥当な方法を選択するとくぎ抜きを使えばいいんですが、ここではとにかくアイデアを挙げる、正解かどうか、できそうかどうか、役に立つかどうかなどは後で考えることで、この時点ではとにかくたくさんあげます

日常的にも決め打ちをするのではなくて、色々な考え方はないか?を考えることが創造性を伸ばすためには必要になってきます。経験や知識が増えてくると、作業を効率化するために、拡散的思考をする機会は減ってきます。先ほどのくぎを抜く例でいうと、くぎ抜きを持ってたら他の可能性は考えずに一択ですよね。ただ、仕事をしたりするときにルーティンワークになってしまうと、あたらしい発想が出てこなくてマンネリ化してきますし、より良いものは出てきません。常にいろいろな可能性を想定できるように練習しておくってことがだいじっすね。

経験への開放性

こちらはわたしが生きる上でもっともだいじにしていることの1つです。色々な事柄や経験、知識、人間関係に開かれているか?ということを示しています。新しい事柄に開けていると、単純に経験が増えるし、知識も増えます、人間関係での経験も増えていきます。

わたしの経験だと、大学院生の時は、大学院内の人間関係に縛られてると心理頭でっかちになりそうだなあと思って、色々な人と会えるようにしてました(すすきのには週7-8回は行ってました、もちろんいろんな人と会うためですよ)。そこで聞く話は、自分の知らない話ばかりで、いまのじぶんの経験値としてだいぶ活かされていると思います。大学に入る前はバンドとかやっていたので、そのときにあった色々な人と話したり経験したことは今のマインドにかなり根付いています(お金なかったけど東日本ツアーとかもやってみたりしました)。心理士の後輩とかによく話すのは、勉強も大事だけど遊びの方がもっとだいじだよってこと。けっこう本気で言ってます。

創造性と経験に開けていることがどうつながるかというと、まず、あたため体験の時間が増えますね。そのこと以外のことに触れているときの方があたため体験が多いのですが、経験に開けているとそのこと以外のことに触れる時間、つまりあたため時間が増えます。あたため時間にひらめきが起こりやすいので、経験に開けているほうがひらめく可能性が高いです。

それから、ひらめく準備時間で考慮する自分の知識や経験が増えます。ひらめくといっても何の準備もなしにひらめくのではなくて、そのことについて考える時間や発散的思考をする時間が必要なのですが、経験していないとアイデアを出すのがとても難しいっす。なので、いろいろな本を読むのも、人と会うのも、あたらしい土地に行ったり、景色をみたり。すべてどこかで使える経験として自分の中に蓄積させていくと良いと思いますー。

同じ分野の勉強だけをしたり、興味のあることだけをする、あるいは同じ人とばかり会うと、じぶんのなかでの理解が凝り固まっていきます(つまり、柔軟性がとぼしくなっていきます)。そうするとどうなるか、間違いに気づけなかったりします、既存のアイデアをぶち壊すことも難しくなります。固定概念に縛られるかもしれません。創造力を身につけるのと固定概念に縛られることは対極にある気がします。研究をしていても違う分野の人からの話や研究を見て、じぶんの研究に取り入れていけると、すごく簡単に新しい着想を得られると思います。

同じ土地で暮らし続けると、その土地の発想にだけ縛られて、あたらしい着想ができなくなったり、その他の土地の常識を知ることができなくなってどんどん視野が狭くなってしまいます。あおきの意見としては、いろいろな土地でいろいろな人と会うような生活がいいかなあと思います(わたしも福島に来てからだいぶ視野が開けました、ほんと感謝しかないっす)。

まとめると

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今日は(も?)かなり私見が入っていますが、いろいろな発想をしてみようとすること、いろいろな事柄にふれ続けることはとってもだいじだと思います。わたしの自己構成概念として、いろいろなことに触れ続けることがいちばん大きいっす。今日の記事は、創造性とかけ離れていると思われる方もいたかもしれませんが、きっと繋がっている話だと思います。

あたらしい刺激に触れるのが得意ではない人もいるかもしれません。わたしの場合は刺激の感度が弱いので、新しいものに触れ続けていないと頭が飽和化するのですが、刺激の感度が高い人は、新しいものに触れているときっと疲れてしまいやすいのだと思います。そういう方は少しずつやっていきましょう。コンビニでいつもと違う飲み物を買うとか、シャンプーかえてみるとか、いつもと違う道を通って帰るとか。そういうことから始めるでじゅうぶんだと思いますよう。

アイデアを出したとして、それが正しいかどうかは、適切に収束的思考に持ち込み、仮説検証することが必要です。次回は、そのやり方について考えていきまっす。


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