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漫画感想:『泥舟に五芒星』2巻 / 夏糖サガリ(かとう・さがり)

『泥舟に五芒星』2巻 / 夏糖サガリ

完結巻。
生きるのに不器用な悪魔・杭鳴くいなと同じく生きるのに不器用な人間・祈里いのりが出会い、そこにワケあり悪魔の木霊こだま依香緒ヨルガオ、かつて祈里に助けられたという人間・露美ろみが集まり、祈里が住むおんぼろアパートはワケあり悪魔と人間が住むにぎやかアパートに。

祈里が思い描いていた未来とは違うかもしれないけれど、思い描いた未来とは違ってもそれもまた幸せ。そう思えたらそれでいいじゃない。そう思えたラストでした。

人間と悪魔が共同生活するアパートで、やがて祈里が書く小説のタイトルが『泥舟に五芒星』なのかもしれない。なんて思いました。

絵柄もキャラやストーリーも心地よい作品でした。
電子版には過去の読みきり『悪魔と盃を』が収録されているそうです。

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