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良い夫婦喧嘩をするために

自他ともに認める夫大好き人間だが喧嘩はわりとする。
相手はたぶん喧嘩と思っていない。
私が一方的にまくしたて、相手を不機嫌にさせ、険悪なムードになることがほとんどだ。

良い喧嘩とはなんだ?

先日も家を出ていく、出ていかないまで発展する喧嘩をした。
売り言葉に買い言葉で
「なんで〇〇してくれないの!」
「私は家政婦じゃない!」
とうっかり二大地雷ワードを連発したので夫が出ていこうとした。
夫婦のコミュニケーションとしてはかなり最悪なひな形を繰り出した。
出ていこうとする夫をつかまえ「逃げないで向き合って」と話し合い、一度は和解したかと思った。

のだが、私の中ではまだ気持ちがくすぶり、どうにも悲しくて夜じゅう泣き通し、翌日置手紙を置いて家出を試みたのである。

結果は、家を出るまさにその瞬間早く帰ってきた夫と鉢合わせ、計画が失敗した。
久々に家族が好きな近所の焼き鳥屋の焼き鳥をつまみながら、手紙を読んでもらい相手の本音を聞いてやっと私の気持ちが晴れた。

…いや何のオチだよ、と思うかもしれないが聞いてほしい。
私は夫とこういう喧嘩が出来ることに、悲しみを感じながらも毎回ひそかに喜びを覚えるのだ。


喧嘩をするたびに気付くことがある。

私がどれだけ夫を愛しているか。
夫が私をどれだけ愛しているか。
感情が出せることへの感謝。
本音を言い合える喜び。

夫が私を受け止めてくれるから、私は自分らしくいられることが出来る。



ありがたいことにご縁があってここ立て続けに3回ほどclubhouseでトークをさせて頂いている。
夫婦関係がうまくいくテクニックを100個学ぶより、相手と本音で1回ぶつかる方が何倍も価値がある、と最近感じる。

何でも言い合える関係の居心地の良さ


そして何よりも一番大事なのは夫婦のコミュニケーションだなと思う。

我が家は真面目な話1に対してくだらない話を10はする。
下ネタも遠慮なくいう(子どもの前では言わないが…)
夫婦間で微量のエロを混ぜることによって男女関係も健全に回ると感じる。
家事・育児は外注できるが男女関係は外注出来ない。
だから男と女でいることを一番に優先するのが私の持論だ。
戦友でもある。チームでもある。でも、私はいつまでも夫と恋愛をしていたい。

幸福学の前野マドカさんとclubhouseでルームを作った時に素敵なことを聞いた。
夫婦関係で大事にしていることは

1.尊敬・信頼
2.成長(お互い日々成長している。その成長を小さなことでも気づき続ける相手への興味が大事。そうすると相手に飽きることが無い)
3.ユーモア

なのだそうだ。私は衝撃を受けた。
夫が私の一番好きなところは「面白いところ」だという。
夫は私のことを1~3番すべてで見てくれていたんだなぁと感じた。

ユーモアというのは何もお笑い芸人のようになれということではない。
会話の中に遊びを入れることだ。
相手の些細な変化に気づき、宝探しのようにそれを楽しむ。
夫婦間で行い続けていれば、ずっと飽きない。

そして、心がけたいこと

最近聞いたコミュニケーションのコツで
「IメッセージではなくWeメッセージで」
という事を聞いた。

例えばお皿を洗うときに
「なんでお皿を洗ってくれないの」は当然NG。
「私はお皿を洗ってもらえなくて悲しかった」がIメッセージ。
「お皿洗いがどうしても家事の中で後回しになりがちだよね。私たちはどうしたらいいと思う?」がWeメッセージだ。
不満を自分事でもなく客観視して、自分の中にも相手の中にも残さない。
完全に第三者の問題として認識したうえで、私たちはどうする?と聞く。
そうすることで、誰も責めないし当事者としてお互い考えることが出来る最適な考え方だなと感動した。

愛され妻のコミュニケーションテクニックと聞くとちょっと辟易してしまう私でも、この方法は大いに取り入れていきたいと思った。

喧嘩で大事にしていること


上手に喧嘩をすれば、相手との仲はもっと深まる。
ただ、感情的にならない喧嘩ばかりではつまらない、とも思う。
人間だから、感情的になることもある。
お互い顔も見たくないと思うときもある。
そんな時に落ち込むのではなく「そういう事もあるよね」と思える自分でいたい。

喜怒哀楽が豊かな人は魅力的だ。
思いきり笑って思いきり楽しんで、時には怒ったり泣いたりしつつも笑顔がとびきり可愛いひとになりたい。

私は夫のおかげで感情が豊かになったと思う。
いろんな感情を引き出し、そして全て受け止めてくれる夫に感謝をしているのである。

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