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夫から学んだ、夫婦の対話のあり方

話し合いが下手で自分の本音を出すことが苦手だった私が
夫から学んだ夫婦の対話5つのステップ。
そのステップを繰り返し繰り返し行っていった結果、自己肯定感は爆上がりし大切な人と関係性を深めながら歩む人生の楽しさを知りました。
そのステップをこちらにシェアしたいと思います。


1.何を言っても受け止めるという姿勢を示してくれる


夫と出会ったばかりのころ、感情を表に表すことがほとんどなく本音を隠して生きてきた私は、ことばをボールに例えるならば、いきなり豪速球を投げたり、手前で落ちるようなボールだったり、とげとげしていたり繊細なたまごのようだったり、とにかく伝えることが下手でした。
すぐにネガティブになるし、うまく話せないこともあるし、話しながら泣き出すこともある。
それでも根気よく私が出したボールを全部受け取ってくれました。
幼いころ、母に「あなたと話すと気分が落ち込むから話さないで」と言われて以来(今は仲良しですが)ずっと本音を出すことができなかった私が、唯一夫の前でだけ何もかも話すことができますし、夫の前でだけ喜怒哀楽が激しいです。これは今でも変わりません。



2.私の話をはぐらかしたりせず最後までしっかり聞いてくれる


夫が話を聞くときの姿勢は、相手の目をしっかり見て、全身で聞いているという言葉がぴったりなくらいまっすぐに体を向けてくれます。
時には向かい合って話すことができないくらい重たい話をしていても、一緒に考え自分の気持ちや感情を伝えようとしてくれていることがわかります。
簡単なようでいて難しい、夫のこの姿勢をとても尊敬しています。

3.「それで君はどう思ったの?」と私に興味を持って質問をしてくれる


「この人は無条件に私に興味を持ってくれている」と感じると、話をすることが楽しみになります。
更に追加で、前に私が言っていたことも覚えていて(私ですら忘れていることも)「あの時はああだったよね」と付け加えてくれることで、私のことをちゃんと見ていてくれているんだな、という静かな感動を覚えます。

4.聞いた後に必ず「自分はこう思った」と自分の感情を正直に出してくれる


私が話し終わった後に反応がないとちゃんと聞いてくれたのか不安になりますが、夫は必ず自分の見解を述べてくれます。それは理論的にどうということではなく、感情を交えて。
ちゃんと寄り添って聞いてくれていたこと、そして自分ごとに置き換えてくれたこと。
たとえ共感する要素が無かったとしても、一緒に寄り添おうとしてくれたことが嬉しく感じます。

5.最後に「話してくれてありがとう」と言ってくれる


「私の話はつまらないのではないか、こんなことで時間を割いてしまったことを迷惑と思っていないか」と後ろ向きになる私の感情をこの一言が一気に吹き飛ばしてくれます。
夫と一緒に会話をすると、自分が大切にされているという実感が湧き、自信が持てます。

この対話でどう変わったか?

このステップを何回も根気よく夫が繰り返してくれたおかげで
私は夫に対して
・何があっても私の味方でいてくれるという信頼感
・夫からきちんと愛されているという自信
を持ちました。

そして、同じように大切に夫に接するようになりました。
夫が本音で話してくれることは私もとても嬉しいです。
もちろん全てがうまくいくわけではないし、すれ違いによる喧嘩もありますが
それでも
「何があってもこの人は話し合いからは逃げることはしない」
「話し合えば、夫婦の関係性はもっと強くなる。どんな事があってもきっと乗り越えていける」
「この人と一緒に対話を重ねながら人生を歩んでいくことが、自分の大きな成長になる」

という意識は簡単には崩れません。

本音で話し合える相手との関係性を大切に育んでいく喜びはなにごとにも代えがたいものです。
それには
・会話をする環境が安心安全(心理的安全性)が保たれている場所であること
・普段からくだらない会話もたくさんして、話すことを当たり前にしていること
・相手への尊敬と感謝を忘れないこと

も大事だと言えます。
それは、すぐにできるものではなく、日々の積み重ねから少しずつ話し合える環境の土台が出来ていきます。
だから毎日の会話も態度も丁寧にしようと思えます。

私たちが大事にしていること

私たち夫婦が大事にしているもののひとつは言葉です。
相手に一生懸命伝えるために、想いを言語化し、できる限り相手にきちんと伝わるように丁寧に対話を繰り返します。

少しの違和感すらも放っておくと大きなほころびとなることを私たちは知っています。
だから、話が終わって何となくもやもやが残るときはもう一度話し合いをするし、時には大きな紙に自分の想いをばーっと書き出して伝えることもあります。
手を動かすと不思議と自分の頭の中もクリアになっていくので、手紙を書いたりすることも多いです。
(紙に書いた想いは、後からの振り返りにもなるし、同じような思考パターンに陥った時もそれを見返すことで少し冷静になれます)


私の生きる目的

私が生きる目的は「隣にいる夫を笑顔にする事」だという事に最近気づきました。
それには家族の中でいる時の自分が一番好きな状態でいることが大事だと思っていますが、自分の力だけでは最初はできません。
夫と一緒にいるときの自分が一番好き、と言えるようになったのは「私は夫に大事にされている」と気づいたときからかもしれません。

誰もが自分を大事にしながら、自分の大切な人を大事にし、大切な人の大切なものを大事にする。
大切な人の大切なものが自分であることが多いのが家族という関係なのだと思います。だから家族を大事にすることは自分を大事にすることとイコールなのだと思います。

隣の人を笑顔にすることが自分の幸せと繋がる関係性を作ることはとても根気がいるし丁寧に取り扱うけれど、唯一人に与えられた能力が笑顔であるということは、やはり笑顔は幸せのキーなのだと思います。

夫が笑っていると私は幸せ。
私が笑っていると夫は幸せ。
そんな関係をこれからも作っていけたらと思います。

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