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青木将幸の新刊「オンラインでもアイスブレイク!ベスト50」はこんな本です

このたび青木将幸の新刊が出ました。その名も「オンラインでもアイスブレイク! ベスト50」です。オンライン会議で使い勝手のよいアイスブレイクを50種類紹介した本。

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お値段は1600円+税 

2021年3月11日、そう、3.11から10年目の朝、手元にとどきました。

■内容は?

内容としては、タイトルどおり「オンライン会議やオンライン講義で使い勝手のよいアイスブレイク」を50種類紹介した本となります。

目次を見てみましょう。

プロローグ オンライン会議を成功させるコツは?
Part1  初めての人にも安心 ! オンライン会議ツールに慣れながらアイスブレイク
Part2  話せるきっかけをつくる ! お互いの理解を深めるアイスブレイク
Part3  オンライン疲れもぶっとばせ ! 体を動かすアイスブレイク
Part4  お互いの力を引き出そう ! チームワークを高めるアイスブレイク
Part5  ほっとひと息 ! 緊張がほぐれるアイスブレイク
Part6  終わりよければすべてよし ! 解散時に使えるアイスブレイク

となっています。それぞれ8−9種類のアイスブレイクを紹介してます。

とりわけPart1の「オンライン会議ツールに慣れながら」のアイスブレイクは実に使い勝手がよく、マイクのオン・オフや、チャット、画面共有などを使いこなしながらアイスブレイクができるものばかり。オンライン会議に慣れてない方が、楽しみながら参加・発言しやすくなる工夫が満載です。僕の鉄板アイスブレイクを一挙公開ですね。

また、オンライン会議は疲れる、という声をよく聞きます。そうならないためにもPart3の体を動かすアイスブレイクを、いくつか知っておくのもオススメ。運動不足になりがちな昨今、ちょっと体を動かすだけで、みんなの一体感が高まり、血行もよくなり、結果としてよいアイデアも生まれやすくなります。

ちょっと変わったところではPart6の解散時に使えるアイスブレイクも、有効です。オンライン会議を重ねるなかで「できてしまったアイス」というのがあるので、最後にそれらを払拭し、参加者が言い残すことのない場づくりのコツを掴めます。スッキリ終われて、個人的には気に入っておりマス。

■紙面は、どんなかんじ?

ファシリテーション・グラフィックの師匠、志賀壮史さん(グリーンシティ福岡)にイラストをお願いしたところ、快く描いてくれました。ありがとう!アニキ! 文中にはこんな感じのイラストがたくさんあって、ホッとします。

イラスト はじめに2しがです
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本文もレイアウトはこんな感じ。それぞれのアイスブレイクの手順や、コツを、具体的に書いていますよ。

■教えてくれた方に感謝

紹介している50のアイスブレイクのうち、僕自身が考案したアイスブレイクは半分もありません。大半のアイスブレイクは、オンライン会議で出会った仲間たちに教えていただいたもの。誰に教わったかがはっきりたどれるものについては文中に「教えてくれた人」として登場いただいています。2つほど、大学のオンライン講義で学生が教えてくれたアイスブレイクがあります(そして、それが秀逸なのです!)。みなさん、僕にアイスブレイクを教えてくれて、本当にありがとうございました!(お礼にサイン付きで1冊送りますね〜)。

2020年は、オンライン元年でした。今年、2021年は、よきオンライン文化を根付かせる年になるかな、と思います。時代はオープンソース。「このアイスブレイクは私が考えたもの」と抱え込まずに、お互いにノウハウを交換して、アレンジして、みんなにとって使い勝手のよいものが行き渡ればな、と思います。

なので、この本で知っていただいたアイスブレイクは、どうぞ、皆さんの現場で自由に応用・活用してくださればと思います。ただ、こういうアイデアを考えてくれた先人や、教えてくださった人への感謝だけ忘れずにいたいですね。

イラスト:せーのでこんにちは

というわけで、新刊本の案内でした。ぜひ皆さんのオンライン会議,オンライン講習会、オンラインイベント、オンライン飲み会のお供に、ご活用ください。

■サイン本をお届けします!

著者のサイン本が欲しい!という奇特なお方はこちらのフォームへ。送り先の住所と希望する冊数を明記してください。本の通常価格に加え、郵送料がちょっと追加されてしまいますが、1冊1冊、僕が心を込めてサインしてお送りします。1冊だとスマートレターで180円の送料追加でお届けできます。


イラスト:お手を拝借

というわけで、新刊でました!のお知らせでした。最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

思えば、コロナになって、リアル会議のお仕事がゼロになり、絶望のなかから、思い切ってオンライン会議ファシリテーターとして出直したのは2020年4月1日のことでした。それから、たくさん失敗して、たくさん試行錯誤して、たくさんの方にオンラインで使えるアイスブレイクやファシリテーションの方法を教えていただき、日々の実践で磨きあげてきました。これが、現時点で、僕ができるかぎりのアウトプットです。

皆さんのSNSなどでシェアいただけると感激です。オンライン・アイスブレイクの研修依頼や、読書会の開催相談などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

追記/後日談

この後日談は記事がアップされた約3年後の2024年3月3日に書いてます。ふと、当時のnoteを見直して、少し書きたそうと思いました。
コロナ禍になって、必死になってオンライン会議ファシリテーターへと進化しようとした日々を思い出します。毎朝4時に起きてオンラインで使えるアイスレイクを2つずつ原稿を書いてました。編集者の小林さんがひとつひとつに丁寧に感想を返してくれ、イラスト担当の志賀壮史くんがせっせと手早く書いてくれました。この本を出せたおかげもあって、僕はオンライン会議のファシリテーションの仕事をたくさん頂き、休む間もなくなった日々でした。当時、コロナ禍で「休業手当」や「なんとか給付金」というがたくさんあったのですが、そのどれも頂かず、純粋に増えた新しい仕事だけでファシリテーターとして生きていけたことを、とても幸せに思います。コロナが収まったいま、リアルの仕事がほとんどになり、オンラインでファシリテーションをする機会は2:8ぐらいになりました。それでも2割ほどのオンライン会議の可能性を持つことができたことは、僕にとっても人類にとっても、よき機会であったように思います。災い転じて福となす。そんなことを感じさせるエピソードです。この本、出せて、よかったな。


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