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リーダーが自信を無くしてメンバーに任せるとチームは負ける話

リーダーが自信を無くしてメンバーに任せるとチームは負ける話。

バスケットボールを通して学んだ教訓。

私が高専4年の時、高専5年つまり先輩の代は最後の高専大会で予選敗退した。


👤1個上のタカ君(キャプテン)

一つ上のキャプテン、タカ君はバスケが上手かった。
ボールの取扱いというより、足が速くてスペースに動いてボールを貰ってシュートを決めるのが上手いタイプ。
つまり堅実なプレイスタイル。
性格も真面目でチャラチャラした高専入学時の僕みたいな小手先のプレイを嫌った。

タカ君は一つ上の代からスタメン(スターティングメンバー⇒最初に出る人)で試合に出ていた。
だから、もちろん自分の代もスタメンで試合に出る実力者。

タカ君がキャプテンになって初めの方は試合に出ていた。
プレイしながらチームを引っ張ってくれた。
でも中々チームが強くならなかった。

🆖リーダーとしての間違い

そんな辛い時、自信を失ったタカ君は『(もしかしたら自分が試合に出ない方がいいのではないか?)』と思い、キャプテンの権力を行使して自らをスタメンから外した。
これが痛恨のミスだった。
タカ君は自らベンチスタートすることを選び、途中から試合に出るようになった。

確かに最初の5人(スタメン)ではなく、6人目(シックスマン)のベンチスタートで出た方が活躍できる選手もいる。
でも、あの時のタカ君はそうじゃなかった。
ただリーダーとしての自信を失ってしまっていただけ。
本当は、一つ学年が下の僕か、もう一人がシックスマンになるべきだった。(当時は僕も、もう一人も生意気で勢いだけはあったから、引っ込み思案なキャプテンだったタカ君に遠慮させてしまったのかも。)

でもチームを試合で勝たせるためには何でもしなければならないのがリーダーであるキャプテンの仕事。
タカ君はバスケが上手かった。
だから実力でもチームに貢献しなければならない立場だった。
その仕事から逃げたキャプテンがリーダーをしているチームが、果たして「ビクトリーの喜び」を味わえるのか?
答えは否だった。

💭バスケ部OBの正しい違和感と試合結果

タカ君世代最後の公式戦を見に来たOBが並んだスタメンをみて『タカ出てないやん‥‥!!』と試合開始直後に負けを察する結果となり、そして実際に敗退した。

僕は先輩たちがメチャクチャ好きだったので、何としても勝ちたかった。試合会場で自分が一番「個の努力」をしている自信があった。
でも負けてしまった。

この敗北から、人生の重要な教訓の一つが得られた。
それが「リーダーが自信を無くしてメンバーに任せるとチームは負ける」こと。

🧠リーダーの仕事

リーダーは不安を感じても、逃げずに自分が舞台に上がり続けなければならない。
リーダーだけは『もしかしたら自分じゃなくて、メンバーに任せた方がいいかも‥‥』と弱気になっても、それが錯覚だと気づいて跳ね返すこと。

リーダーとして指揮を執る役目を担うことは、マイノリティになること。
もちろん周囲のメンバーは味方だけど、数的不利なので弱気になることがある。

バスケットボールのチームであればキャプテンは一人。
(例外:福岡第一みたいにチームキャプテンとゲームキャプテンがいるチームもあるけど。)
会社であれば社長は一人。メンバーはたくさんいる。
時にリーダーの判断が誤ったり、誤りのように見えたりするとリーダーは集中砲火を浴びる。
それでも舞台から降りない。
あらかじめ設定されている引き際までは、何が何でも自分がやる。
それがチームを「ビクトリーの喜び」に導くためにリーダーがすべき仕事。

⌛1年後

東海予選で敗退した翌年、何度も逃げたい気持ちに打ち勝ち、個の努力だけではなくチームで努力できるようにキャプテンとしてチームを引っ張った。
結果、全国高専大会で優勝できた。

実際にキャプテンをやってみると、タカ君の気持ちがよく分かった。
キャプテンには重圧がかかるから、どうしてもメンバーの頃よりプレイが固くなる。だから『自分じゃない方が‥‥』って勘違いを起こしやすい。

もしタカ君の代、中途半端に勝ってしまっていたら間違いなく自分の代に優勝はできなかった。
おそらく私に気付きが与えられず、逃げてしまっていただろうから。

とても悔しかった敗北。しかし、それがラッキーなことに今でも『バスケでも日本一になれたし、仕事でも日本一になれんじゃね?』って勘違いを私の人生に植え付けた。

✋選手宣誓

起業家としても、これから日本一を目指す。
予防時代をリードする200年企業をつくる。
以上、強欲な青木でした!

いつも応援いただき有難う御座います!🙇✨いただいたサポートはクリエイター活動に使わせて頂きます。よりよい社会を実現するために魂を燃やし続けますので引き続き応援よろしくお願いします!🚀