青木 健太

2005年~2013年までNGO職員、外交官、現地政府アドバイザー等として、アフガニス…

青木 健太

2005年~2013年までNGO職員、外交官、現地政府アドバイザー等として、アフガニスタンで働いた。帰国後、外務省専門分析員、お茶の水女子大学講師を経て、今は中東調査会という調査研究機関で研究主幹。専門はアフガニスタンおよびイランの政治・安全保障など。

最近の記事

2023年に執筆したものなどリスト

毎年末の恒例行事となっているが、2023年に書いたものや話したことについてリストにし、一年を振り返るとともに、将来の展望を考える材料としたい。 単著『アフガニスタンの素顔――「文明の十字路」の肖像』、光文社、2023年7月 共著・分担執筆「2000-2009年のアフガニスタン アフガニスタン・イスラーム共和国の成立と復興過程の迷走」『アジア動向年報2000-2009 アフガニスタン編』アジア経済研究所、2023年2月、1-6頁 「2022年のアフガニスタン ターリバーン

    • 2022年に執筆したものリスト

      年末の恒例行事になりつつありますが、一年を振り返りつつ、2022年に執筆したものや講演したことなどについてまとめました。 書籍『タリバン台頭――混迷のアフガニスタン現代史』、岩波書店、2022年3月 『アジア動向年報2010-2019 アフガニスタン編』アジア経済研究所、2022年2月、1-6頁 『アジア動向年報2022 アフガニスタン』アジア経済研究所、2022年5月、571-592頁 公刊論文・記事「米軍撤退とターリバーン復権――2021年アフガニスタン政権崩壊の

      • 2021年に執筆したものリスト

        書籍1.<分担執筆>「商業、バザール経済、地域経済、ハワーラ」前田耕作・山内和也編『アフガニスタンを知るための70章』、明石書店、2021年10月、91-95頁 2. "The Quad Plus and Promoting International Connectivity: A Focus on the Makran Region," Jagannath P. Panda and Ernest Gunasekara-Rockwell eds., Quad Plus a

        • 2020年に執筆したものリスト

          公刊論文1. 「イランにおける2019年抗議デモの要因と特徴--拡がる経済格差とその含意」『中東研究』2019年Vol.3、第537号、2020年1月、76-89頁 2. 「イランを知るための基礎知識」『外交』第59巻、2020年1月、30-33頁 3. 「「自由で開かれたインド太平洋」におけるインフラ開発と秩序形成――チャーバハール港とグワーダル港を中心に」『別冊・中東研究:中東各国動向(2019)』2020年03月、964-985頁 4. 「ターリバーンの政治・軍事

        2023年に執筆したものなどリスト

          『中東研究』539号(2020年9月発売)解題

          中の人だから書くわけではないが、今回の『中東研究』はイランを見ている人にとってはかなり使える一冊だと思う。以下、ごく簡潔に『中東研究』解題と称して説明してみたい。 https://www.meij.or.jp/publication/chutoukenkyu/2020_02.html ①1本目は秋山先生論文。米国の対イラン政策が大国間の戦略的競争で損失を生んでいる点を指摘し、JCPOAの有用性について包括的に再考した論文。とても興味深く参考になった。 秋山信将「米国によ

          『中東研究』539号(2020年9月発売)解題

          ペルシア語とダリー語の単語の違い

          アフガニスタンの公用語の一つダリー語は、ペルシア語の方言だとよくいわれる。たしかに文法は同じで、一部単語が異なる程度の違いではある。しかし単語が違うだけだ、と片付けることもできない。会話で伝えようとしてもまったく通じないこともある。 ペルシア語とダリー語の単語の違いについて具体的なイメージを掴むため、以下に100コ例を挙げておきたいと思う。 *なお、本記事は、2019年5月にTwitter上に書き散らかして散逸していたつぶやきをまとめたものです。臨場感があるので誤字脱字も

          ペルシア語とダリー語の単語の違い