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アスリートに学ぶAO・推薦で求められる人財:前編【人生100年時代で本当に必要なコト】

こんにちは。青木唯有(あおき ゆう)です。
日本アクティブラーニング協会理事およびAO・推薦入試オンラインサロンナビゲーターを務めています。

いきなりですが、通常、人間のキャリア形成のイメージは、どのようなものでしょうか?

AO・推薦入試において、自身のキャリアイメージをどのように形成するかは、非常に重要な観点です。
このキャリアイメージは、保護者の方のあり方がその先行事例として強く影響します。

一方で、今の時代の親と子ほど、人間の生涯やそれに伴う社会システムにおける世代間ギャップが著しく異なる時代はないのではないでしょうか。

幼少期、青年期、成人期、壮年期、老年期・・・、
人の一生は、年齢に伴ってキャリアが積み上がっていく・・・。

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そんなイメージが、今の中高生世代の保護者が、自分の親から受けてきたキャリアイメージです。

一方で、
“日本では、2007年に生まれた子どもの半数が107歳まで生きる。”
そんな海外の研究データが発表され、日本は世界に先駆けて「超長寿国家」としてのモデルチェンジが迫られています。

政府による「人生100年時代構想会議」も設置され、教育や働き方、社会保障まで、経済社会システムの抜本的な見直しが図られようとしています。

祖父母の世代が築き上げ、保護者の世代のキャリアイメージに大きく影響した昭和時代のモデルである、
20代前半で社会に出て同じ会社に勤め続け、
キャリアのピークは40〜50代。
65歳以降は退職金で余生を過ごす・・・。


今の若い世代に、そんなモデルは通用しません。

人生100年時代は、80歳まで働き続けなければならない。
そのためには、自分のキャリアのピークをなるべく後ろの方に持っていかなければならない。
また、一つの職業だけでなく、いくつかのジョブチェンジを繰り返すような働き方が当たり前になる。

そうした提言もよく耳にします。

全ての生物は、「誕生」してから「成長」し、そして「衰退」するという流れに逆らえません。

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ですので、寿命が伸びるほど、「マルチサイクル型」と呼ばれるような、長い時間軸で発生する変化に応じた働き方が求められるのも分かりますし、
働く期間を長くすることで、人生の「ピークアウトのタイミングが伸ばせる」ということも理解できます。

だからと言って、
「100年生きる時代の生き方は、複数のキャリアに対応できるいくつかの専門性を身につけ、長く働くことで下り坂に転ずるまでのタイマーを遅らせせる。」
と、単純に置き換えるだけでは、そのあまりの大変さに、
“生きることがますます困難な時代になってしまった・・・” と、
何だかため息が出てしまいます。

もちろん、人生に困難は付きものです。
そうした難局が、人の成長には欠かせないことも事実です。

ただ、その前提には、生きることへの希望や期待が欠かせません。

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つまり、100年という長い生涯を「食いつなぐための方法」が理解できたからといって、本当の意味で「幸せに生きるための考え方」に至るとは限らないのです。

そして、私は、「食うこと」「幸せになること」の両者を繋ぐためのヒントが、アスリートの生き方にあるのではないかと思うのです。

陸上競技にしても、フィギュアスケートにしても、
例外はありますが、多くの場合、アスリート選手としての旬は、10代や20代といった若い時期です。
60代、70代にピークを持っていく、という発想はありません。

しかも、一意専心。
一つの競技を、究極まで極めます。

近年に見られる事象かとは思いますが、優れたアスリートの中には、
後々、スポーツとは全く別の、ビジネスや実業などの分野で活躍する姿が見受けられます。

もちろん、それは、アスリートとして若い時に打ち込み、極めたことを元手にしているのだろうと思います。

(中編につづく)

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