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碧木和弥の映像詩『希・望 (のぞみ)』

https://youtube.com/watch?v=81bUNhazwPA&si=hSL9qbQBGwS_OHI9

先ずは、↑の動画詩からご覧下さい

碧木和弥の映像詩『希・望 (のぞみ)』

『希・望 (のぞみ)』
ねぇ、のぞみ
この長い坂を上ってきたね
何度も何度も
両側にはいろんな緑が
僕たちを陽射しから守ってくれてきたけれど
坂の途中できみの手を引きながら
この長い坂を上りながら
きみに訊いてみたいことを聞いて欲しいんだ

僕たちの住む街の
僕たちの部屋があるところから10分も歩けば
たくさんの車が走ってる広い道路の間を電車が走り
モノレールまで滑り出してくこの町の中で
のぞみを持つとしたら
何がかなうのだろう

きみとずっと住む街から
すこしだけ向こうの町
町が壊れ瓦礫の世界で
たくさんの人が血を流し
広い世界に飢えた子供に蝿がたかり
僕たちの暮らしまで粗末になってく今
のぞみを持つとしたら
何がかなうのだろう

街は真昼
老いた女性を助けながら同じ歩調で進む人
愛があればなんでも出来るというけれど
道端に咲く花はただ風に揺れて
人々は思いを込めて庭に綺麗な花を咲かせる
なぁ、のぞみ。君が炎の中取り残されたのなら
僕はきみをはなさない
炎がふたりを包んだとしても

ねぇ、のぞみ
のぞみを持つとしたら
ただみらいがあればいい
きみと生き、やがてふたりの子どもの時代にも
青い空が広がっていて欲しいよね

ねぇ、のぞみ
のぞみを持つとしたら
ただみらいがあればいい
きみと生き、やがてふたりの子どもの時代にも
青い空が広がっていて欲しいよね

©️2024 碧木和弥(Kazuya Aoki).All Rights Reservd.


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