3-28 大人ガンダム

プライム・ビデオでガンダムを見ている。

プライム・ビデオのリンクは埋め込めないらしい

子どもの頃、ガンプラにハマっていた時があって、
よく祖父に買ってもらっていた。

年齢的には再放送をしていたのを見ていたのだろう。
幼かったからか、ストーリーはほとんど覚えてないものの
モビルスーツや登場人物は割と覚えている。
プライム・ビデオで全話見られるようになっているのを知って
子どもが寝静まってから、夜な夜な少しずつ見ている。

ガンダムかっけー
シャアザクかっけー
モビルスーツかっけー
アムロ頑張れー

そんな感じで見た記憶しかなかったので
気軽に見始めたのだけれど

初回からずっと戦争の重苦しさが伝わってきて
なんともモヤモヤした気持ちばかりが残っている。

子どもの頃の目では
「正義のガンダムが敵モビルスーツを倒す勧善懲悪の痛快ストーリー」
だったのだろう。

いい歳の大人になった目では、そうは見えなくなったんだな。
ガンダムに倒されていく敵モビルスーツの搭乗員にも人間味があって
それぞれの思いを抱えて戦って死ぬ姿は、あまりに切ない。

物語に引き込まれつつも、早く最終話まで見てしまって
スッキリしたい気持ちにもなっている。
毎晩悲しい気持ちになるのはなかなか辛いものがある。

悲しみや辛さを知るのが、大人になるということなのかもしれない。

たくさん買ってもらったガンプラたちはどこへ行ったのだろう。
大きくなって一人暮らし始めたり引っ越ししたりしているうちに、
捨てられていったのだろうな。