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シェアハウス碧

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうがいい」と思うことをダイレクトに書いていま…
すべて未発表、noteのみのエッセイです。
¥500 / 月
運営しているクリエイター

#キッチン

ミャンマーの豚の脳みそ

旅先での忘れられない味は、たいていその土地で生きる誰かとセットになっている。 19歳の夏、…

雑炊とスコーン

病が回復し、食べられるようになったことが嬉しすぎて、 引き続きまた食べ物の話題になるがご…

ターニングポイントのスープ

たいへんご無沙汰してしまいました…。 9月に入ったとたん家族全員インフルエンザにかかり、…

君たちはどう食べるか

小三の息子が、夏休み中に地域の公民館で開催された子供向け料理教室から帰ってきた。 「何作…

どうしてわたしたちは、大切なことから真っ先に忘れるようにできているのだろう。〜「…

新刊 「キッチン セラピー 」が発売になりました。 「どうしてわたしたちは、大切なことから…

締め切り前のマリアージュ

「『小説現代』のエッセイ「しめきりめし」に寄稿してみませんか?締め切り前に作家はどんなも…

「人生のようなカレー」と29年前の自由研究

いつもそうなのだけど、私の場合「こういう設定にしたら新しいだろう」とか、新奇であることを狙って設定やストーリーを作らない。 題材やモチーフが語りかけてくるもの、そこから自然発生するものを注意深く追っていたら、結果として表面的には奇抜な設定になった、 というのが本当のところで、その順番というか過程が大事だと思っている。 表面だけで奇抜さを狙って作ったものは、浅い伝わり方しかしないから。 前作の「レペゼン母」もそうで、変わった設定を書こうとしたのではなくて「自然とそうなった」

餃子を包みにきてくれる人

私は餃子が好きだ。 餃子にIPAのクラフトビールの組み合わせなんて最高だし、 最近見つけた「…

レモンが終わる季節に

庭にレモンの木がある家に住んで、初めてレモンの季節は冬なのだと知った。 レモンって、地中…

ぬか床にコミットした夫がオールAを取った話

ぬか床から人間が産まれることがある。 そんなわけはないけれど、梨木香歩著「沼地のある森を…