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餃子を包みにきてくれる人

私は餃子が好きだ。
餃子にIPAのクラフトビールの組み合わせなんて最高だし、
最近見つけた「餃子×各地のクラフトジンで作るジントニック」がコンセプトのお店も最高そうなので、行く計画を立てている。

夫も子供達も餃子が好きだ。
「今日は餃子だよ」と告知すると子供達は尋常ではない喜び方をするし、
肉が嫌いな息子も餃子なら食べるのだ。

なので、できれば餃子は高頻度で作りたいと望んでいる。
だけど大きな問題がある。

私は、餃子を食べるのは好きだが包むのは嫌いなのである。
指先を使う細かい作業を、何度も反復してやるということが本当に苦手で、餃子を包むと考えただけで嫌で嫌でたまらなくなる。嫌いなので下手くそで、不格好に包まれた餃子を見てさらに嫌になる。
ある日など、餃子の餡を作ったけれど直前で包むことから逃げ出して、餡をそのままパウンドケーキ型にぜんぶ詰めてオーブンに放り込みミートローフにしたこともある。

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すべて未発表、noteのみのエッセイです。

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうが…

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