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シェアハウス碧

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうがいい」と思うことをダイレクトに書いていま… もっと読む
すべて未発表、noteのみのエッセイです。
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記事一覧

未知子さんのこと【後編】

「宇野さんにどうしてもお伝えしたいことがあるので、ちょっとでもお時間取れませんか?」

佐藤未知子さんのこと

佐藤未知子さんの絵と出会ったのは、本の中だった。 神戸市観光局の局長である潮崎さんが、街…

世界を翻訳する

はるか昔、NHKの日本語講座の番組をみていて目からウロコだったことがある。 日本語学習者…

私的神戸案内

新刊「繭の中の街」で神戸の街を描くにあたって、資料探しや取材のため、ここ10年ほど疎遠に…

21世紀の恋愛

外国で生活している人の書くものが好きで、幻冬舎のウェブサイトで連載していたロンドン在住の…

息子との深い対話

なんとなく気になっては、いた。 親子関係がなめらかにうまくいっていない時というのは、いろ…

本が生まれるまで③

新刊「繭の中の街」の出版までを実況中継する「本が生まれるまで」。前回の②に引き続き③をお届けします。 歴史好きの息子は、いつも絶対に答えられないマニアックなクイズを出してくる。 「ママ、クイズです。徳川綱吉の幼少期の名前は何でしょうかっ」 わかるわけがないので、この日もなげやりに答えた。 「ヒロシ」 「え?ヒロシ?」と息子が反応する。 「ヒロシってあの、年収三千万円のヒロシ?」 「誰だよ」 「知らないの?クレヨンしんちゃんのお父さんだよ」 そのヒロシ?藤原ヒロシとか舘ひろし

顔を出さない

写真に写るのはもともと、苦手だった。 日本にまだカメラが入ってきたばかりの時代は、「写真…

ある一日

小鳥のさえずりが聞こえて目が覚める。 6:20にセットしてあるスマホのアラーム音が「小鳥…

本が生まれるまで②

3月に双葉社から刊行予定の新刊「繭の中の街」が出るまでを中継している、「本が生まれるまで…

映像化について思うこと

基本的に脳のメモリーとストレージの容量が少ない人間で、おそらく10KBくらいしかない。だ…

わたしの好きな先生

映画「僕たちの哲学教室」を観た。 紛争の記憶が消えない北アイルランドの街で、教育に哲学対…

トイレ掃除と完璧な1日

たしかあれは、5年前。 「あれ?なんか私ばっかりトイレ掃除してないか?」 とふと気づいた。…

悩みを相談できる人が誰もいない時

集英社のウェブマガジンの連載、ネガティブ読書案内のエッセイを依頼していただいた。 ネガティブな気持ちになった時におすすめの本を二冊紹介するという企画で、私は「悩みを相談できる人が誰もいない時」というテーマで書くことになった。 文字数制限が800字程度なのだが、それではとても足りない…!ということで、長めのスペシャルバージョンの記事をここに書くことにする。