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シェアハウス碧

シェアハウスでゆるく共同生活をしながら、人生のあれこれについて小声でお話しするようなマガジンです。 個人的なこと、「これはシェアしたほうがいい」と思うことをダイレクトに書いていま…
すべて未発表、noteのみのエッセイです。
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記事一覧

あなたが今夜もよく眠れますように

今日もなにかのドッキリかと思うくらいのものすごい日差しが照りつけていて、干していた足拭き…

生きている青

黒を身につけなくなって、何年くらい経つだろうか。 昔は、特に冬、黒いニットやコートを着る…

ナウシカにはなれないけど、ゴキブリは殺さない

理解できないものはたくさんあるのだけど、そのひとつが「虫がダメなんです」という人だ。 非…

『玉繭』~「繭の中の街」サイドストーリー

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仕事って何だろう、と考えていたらこうなった

車に乗り込むと、助手席に乗った息子が刀(おもちゃ)をつきつけてきた。 「何のつもりだ」 「…

本と出逢った瞬間

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世界は断言できないことばかり

「知らんけど」を関西人以外も使うようになって久しい、らしい。 「知らんけど」、「わかんないけど」、「かもしれない」、「とか思ったりするんだけど」…どれも断定を避ける言葉で、私はよく使う。口頭だけじゃなく、文章でも使いがちだ。 「断言」って、断つという字面もそうだけど、音の響きもゴツゴツしているし、すっぱり切ってしまってお互いに逃げ場がないような、ゆとりを許さないようなおそろしさを感じる。 「知らんけど」グループの一言は、すっぱり切った断面の間に座布団を置いて「例えあなたと意

夏と夜

小説推理で特集する、「夏に読みたいオールベスト小説」への寄稿を依頼された。28人の小説家が…

夫婦間のバランス

前回の記事を読んだ方がくださったコメントで、夫婦について色々と思い出したり考えたりするこ…

バラエティ番組、または少年マンガ的コミュニケーション

ここ数日、小4の息子と一緒に読んでいる本がある。 森達也さんの「フェイクニュースがあふれ…

トークできる身体

5日のサイン会が無事に終わり、ほっとしている。 初めてだったので、自分に対して緊張してい…

未知子さんのこと【後編】

「宇野さんにどうしてもお伝えしたいことがあるので、ちょっとでもお時間取れませんか?」

佐藤未知子さんのこと

佐藤未知子さんの絵と出会ったのは、本の中だった。 神戸市観光局の局長である潮崎さんが、街…

世界を翻訳する

はるか昔、NHKの日本語講座の番組をみていて目からウロコだったことがある。 日本語学習者向けに、自然な日常会話を英語で教えるその番組で、「何かを断る時のフレーズ」を学ぶ回があった。 断るフレーズ……「いりません」とかかな?と思っていると、講師はこう言ったのである。 When you refuse something, you can use " chotto"