見出し画像

DAY4 CIID Winter School受けてみた!~縁側ってエモい~

CIID, Copenhagen Institute of Interaction Design、4日目です!

初日は18時に帰ったけどfigmaあたりから作業たくさんで妙なハイになり始めています。


初日:プロトタイピングについての講義、ブレスト、ボディストーミング

2日目:紙製プロトタイピング、インタビュー&フィードバック

3日目:デジタルプロトタイピング


4日目は、昨日作ったデジタルプロトのチームごとの発表からスタート!

デジタルプロトでアイデアを揉む。

画像16

発表中の他チーム。左は先生のmartina。

他のチームの発表で特に感動したのが、外国人観光客が日本のローカルなスナックを楽しめるアプリのチーム。初日のボディストーミング(寸劇)の時は、結構細かい機能をお話の中であれこれ説明するのが大変で。形にするのが難しそうなアイデア(というかサービス)だなと思ってました。

でも2日目のインタビュー&フィードバックを経て、このチームは「ローカルなスナックでいろいろ楽しめる便利アプリ」ではなく、そのアイデアの中に隠れていたコンセプト「ローカルな旅をローカルな人起点で楽しむ体験」という部分に大きくシフトチェンジしたんですね。これが結構感動した。

このチームのUIはいろんなローカルなお店にいる店主や女将さんのキャラクターやストーリー、人生がふんだんに感じられるものになっていて。食べログ的なことではなく「出会いを楽しめる」サービスになっていたのが素敵でした。

画像17

サービス名も初日の「KARAOKE SNACKER」から「So Goo」(=遭遇×so good!)にブラッシュアップされてた!コピーライティングされたネーミングをつけるとコンセプトがぐっとシャープに見えるなあとメモメモ。

そして私たちのチームも発表。

画像16

「縁側をシェアする」という比較的シンプルなアイデアの粒からどうプロトタイプで変わっていったか・・・という話で、全体の機能をcalm&peacefulなものに変えていった話をしました!詳しくはday3のnoteをみてね

各チームそれぞれ、紙プロトだからできる変化やデジタルだからできる変化があり・・面白かったです。


ストーリーテリング:ビデオプロトタイピング

そして本日は新たなHi-fi=精度高めのプロトタイピング、ビデオプロトタイプに挑戦!

画像4

ビデオをスケッチする(=描写する)メディアとして活用するんですって。

ビデオプロトタイプは、まるで実際にそのアイデアが実現したていでユーザーの体験を描くもの。

そのアイデアの体験を一連のフローでまるっと見ることができるのが特徴で、より想像しやすいことからクライアントさんや上司への説得にも使いやすいそうです。映像で描くことで、シナリオが見えるんですね。

ビデオプロトタイプにもいろいろある

映像!?撮影!?編集!?大変そう・・、と思うのですがビデオといてもいろいろありまして。

画像16

この写真のように付箋に絵を描いたものを手で動かして紙芝居みたいに映像にするのだって、立派なビデオプロトタイプ

逆に精度高く作ると・・

画像16

こんな風に実際にロケや撮影をして編集をする。これは時間・お金的なコストがかかりますが、一目見ればアイデアを理解できるので、アイデアを一切知らない人(イメージしにくい人)や外部の人に見せるのに適しているみたいです。

では1時間で準備、午後でビデオプロトタイプを作って!

でた!3日目のfigma(デジタルプロトタイピング)と同じパターン。とにかくグダグダいわずにやってみる!粗くてOK、終わってなくてもOK!

画像8

①撮影準備 ②撮影 ③編集(iphoneでできる!) をしてね、とレクチャーがありました。早速ストーリーボード(絵コンテ)を作ります!映像なので、登場人物のキャラクターや設定なども練っていきます。

画像16

縁側をシェアするというアイデアで走っている我がチーム。主人公は誰だろうと話していたところ、①縁側を仮に来る外国の人 と ②縁側を貸したいローカルな日本の人 両方いるねということに。

さらに、2日目のfigmaに書き込んでいた「calm and peaceful crosspoint」というキャッチコピーがキーになるのでは、とチームメイト。縁側という間を介して人が出会い行き来するイメージを、映像でも表現できないかという話になりました!

画像16

青色=縁側を貸したい一人暮らしの花子80歳。

ピンク=都会につかれて縁側で休憩したいNancy30歳。

対照的な二人が縁側=cross pointで出会う(crossする)、という映像を考えました。午後には実際にiphoneで撮影をするので、必要な素材を割り出すためのストーリーボード(絵コンテ)を書きます。

画像16

完成した絵コンテ。撮影に持っていけるようにA3の紙におさめます。花子とナンシーを色分けして、左右に音楽や音(鳥の鳴き声とか)のイメージも書き込んでいきます。ここまで若干1時間!いや~高速プロトタイピング。

実は本業・・映像制作

絵コンテをばばっと描いて気づいたけど、私普段はコピーライター・CMプランナーなのでこれこそが本業(毎日これをやってる)なのにとっても苦手意識があるな~ってこと。

だってこの絵コンテも、ナレーションとかコピーワークが空欄のまま。(笑)本業の打ち合わせで持っていったら怒られるやつです。だけど、今はそれでいいんです!!完璧なコンテを作ってたら日が暮れる!

このプロトタイピングのコースでは、ラフな状態で制作しながら変えていくプロセスを学ぶもの。なのでナレーションもコピーも入ってないし尺(秒数)がどうなるかも未定だけど、だいじょうぶだいじょうぶ~~~そのまま撮影にGO~~~~!

いざ本物の縁側へ!

絵コンテを書き終わったらすぐタクシーに乗って重要文化財の日本家屋へ!

画像16
画像16

いやでかい(笑)そして奇跡的に西日がちょうど縁側にかかっていて木漏れ日がめちゃめちゃ落ちてる!!!!!!ライティング奇跡かよ。

画像17

いや、エモいかよ!

さっき作った絵コンテをもとにガシガシiphoneで撮影していきます。素材は多めに、絵コンテになくてもよさげなアングルがあったら撮ります。周りの人のご迷惑にならないようにしつつ、平日の午後だったのでほとんど人もおらず良い感じ。

なのですが私たちのチーム、4人チームだったのを2チームに分けちゃったんで二人しかいないんですね。私とチームメイト1人。ここまでは問題なくこれたのですが、撮影すると撮影者と役者で手が埋まってしまうことが今更判明!あ、だから1チーム4人だったんだ!!ってこの時気づきましたね。(遅い)

そして奇跡が

私がナンシー30歳、たまたまニットカーディガンと眼鏡だったチームメイトが花子80歳を演じてお互い撮影しあっていたのですが、二人が出会ってからのシーンはどうする・・・!?となり。人に頼むしかねぇ!!次来た人に頼む!!と意気込んでいたところ・・・・

画像16

ドイツのご家族御一行が奇跡的に登場。ナンシーと花子のシーンを撮影していただいただけでなく、なんと一緒に映像にも映ってくれました。アマチュアの映像制作をしていて・・とお伝えしたら「good luck!」と言っていただけて。神でした。

都心に戻ってきたらナンシーの素材も撮影して・・

画像16

自作自演(?)のナンシー30歳。頭もっさりかよ!?こちとら3日目のfigmaでそこそこ夜なべしてるからヘアセットもメイクもしてられなかったんだぜ~。

そして編集へ

クラスに戻ったら早速編集に入ります!PCに映像編集ソフト入ってないので、iphoneやipadにもともと入っているimovieで編集することに。

画像16

絵コンテの流れに沿って撮った素材をガシガシつなぎます~。この作業は協働でできないので、チームメイトはナンシーの雑踏と花子の静寂をより演出する音のエフェクト素材を探してくれてました。(トラックの音とか、鳥の鳴き声とか)

さすがにこれは時間かかった!撮影終わってから6時間くらい・・・ほかのチームも終わっていなくて、最終日のAMも編集してOKになったので、ナレーションや細かい部分は明日に回しました~!

DAY4まとめ

・ビデオプロトタイプをひたすら制作!


明日は最終日。ビデオプロトタイプの発表会&最終発表です。


いただいたサポートは、ZINEの印刷代または必要に応じて家族にコーヒーをごちそうするために活用させていただきます。