400字では収まらない春が来た。20230227mon249
398文字・30min
写真を並べた方が「春がきた」は伝わる気がする。
それでは400字日記の意味はない。
書く。
今日は二度、散歩をした。
一度目は昼前。
浜に出ようとしたが疲労と筋肉の張りに気づき、切り替える。
スーパーに段ボールを貰いに。
半額の野菜コロッケを買って帰る。
道は黄色の菜の花、紫色のホトケノザが彩る。
家に帰って台本を離して読むがセリフはでない。
今から過度の緊張で、緘黙(かんもく)症状かもしれない。
畳の間で猫が丸くなる。
ぼくも横になる。午後の暖かい日差しで微睡む。
起きる。
沈下橋を見たいと思った。
もう一度、外へ。
昨年の一月、八百字で始めた日記。
沈下橋の描写を思いだす。
土手は虫柱が沸く。
川では黒い川鵜と鴨が大家族をなす。
引いて山を眺める。
点描画のような色彩豊かな景色だ。
去年とまったくおなじだ。
畑の合間に合鴨の群れが尻を振って走る。
スマホを向けると飛び立つ。
足を引きずる老人と挨拶を交わす。
去年もあった気がする。
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