「（仮）上陸者」「これで最後だワン！」プロット沼。Ver.2

894文字・30min

■仮想敵国である北朝鮮兵士が日本を救う。

新潟の浜に超小型原子爆弾を背負ったひとりの北朝鮮兵士キムが上陸した。しかしニュースではすでに国会議事堂は謎の集団に占拠されていた。法律がなくなった日本列島は北はロシア、南は中国に侵入されていた。原爆を背負ったキムは首都へ向かう道中さまざまな地獄（警察の略奪、一般市民の強盗、強姦事件）に出くわす。それを解決する。キムの北朝鮮兵士としての心は揺らぐ。革命とは自由とは何か？　キムは人間として成長していく。最後は謎の集団であるアメリカ軍を打ち破って日本の窮地を救う。

◉プロットはシンプルに。
◉ジャンルは分かりやすく。
◉実力以上のことはやらない。
◉いらない要素はすべて排除する。
◉対のキャラ（◉自衛隊の佐藤少尉など）を立てる。
◉個で立つキャラ（ヒロイン役など）を立てる。
◉まずは掌編（10枚＝プロット）か小編（30〜50）枚を書く。

◉なぜ彼はそこに来たのだろう？
◉なぜ彼は兵士になったのか？
◉なぜ彼は東京へ向かうのか？

以下は失敗プロット

■母は犬になって息子を助ける。
（ファンタジーなのか？　SFなのか？　コメディなのか？　要素が詰まりすぎ！　要改変！）

小学生の聡は通学路で事故で死ぬ。「わん！」角から犬が駆けてきて聡の命を助ける。犬は聡の母の遥だった。遙は夜な夜な夢で聡の死を知って裏の神社の神に命をささげ時をかける犬になった。だが聡には必ず危機が訪れる。遥は聡の死を阻止すべく通学路で何度も聡の前に現れる。遥はあの手この手で聡に襲いかかる様々な厄災に立ちむかう。そこに時空を操る魔王が現れる。遥は時空の魔王と無限の決戦を繰り広げる。魔王との決戦で時空は歪み、敵か味方かわからぬキャラが登場し始める。聡の同級生で未来の救世主、未来の救世主の命を狙う刺客、塀から矢が、空から爆撃が、津波が、隕石が、旧ソ連軍が、幻獣が、ゴーレムたちが入り混じった時空間。じつは聡の死が魔王を封印する鍵だった。未来からきた救世主は聡を無事に死なせるために現れたのだ。遥はそれを知り、自分の命と引き換えに魔王を封印するのだった。記憶を消した聡は今日もいつも通りに通学をする。