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不謹慎だが、こう思った。もっと燃えろ!

4000文字・60min


一月二日(火)晴れ。体重91.0kg。体調(良い。腰の痛みは軽くなる)。

七時四十二分。一度覚めた。もう二日か。まぶたが重い。昨日は何をやった? 時が過ぎるのが速い。今年の日記は認知行動療法でやる。九時十七分に起きる。十時まで読書。■渡辺盛雄の顔(や風体など)の描写のパラグラフを作成する。キムは渡辺盛雄は写真でしか見たことがなかった。朝の(理想の)ルーティンメモ。

①朝、読書。

②散歩は午前中に。

③執筆は午前にワンセット午後にワンセット(1日2セット)が理想。

④①〜③をやるためにもう少し早起き(できれば五時起き)が良い。

⑤食事は空腹が残るていどに。眠くなったら昼寝。

⑥午後の執筆はできなければ読書。SFやサスペンス(アイデア豊富な作品)が好ましい。

前橋市立図書館へ。休館日だった(Googleマップでは営業中だったが…)家に帰る。係累のK香と喧嘩する。死んだ祖父の借金、一億四千万についての話を持ちだすと。「あんたにいったいなにができるのよ」「働いてもいないくせに」常識で人を評価して軽蔑する女だ。ここから書き殴りのメモ。「落ち込む!落ち込む時間があれば本を読め!」「悔しかったら自分にあたれ!」「世の中ぜんぶ死ねばいい!」(13:52)■「くさいもの(仮)」のアイデアが浮かぶ。「小沢彰人は係累からくさいものと言われている」ADHDの小沢彰人は失敗ばかりする。中華料理やのアルバイトもすぐに客や店員に誤解されてクビになる。だが想像することが大好きで小説を書いている。彰人は小さな頃に友達に体臭が臭いと身体中の穴という穴にティッシュを詰め込まれていじめられていた。家族の中では空気が読めない子として軽蔑されている。その彼が成長して大きくなった物語が小沢彰人の物語シリーズの下記①②)。

2024年に書く作品をすべて一つの世界の中に入れる構想を思いつく。
⑴「上陸者(たち)」原稿用紙四百枚(前編・後編で二百枚×二作品)
⑵「消えた小説(旧ゴッドマザー)」原稿用紙二百枚(小沢彰人の物語①)
⑶「(仮)家族の血」原稿用紙二百枚(小沢彰人の物語②)
⑵+⑶を五百枚以内の作品に仕上げる。


以下「(仮)家族の血」企画書

大前提=読者が読んで面白いか?=エンターテイメント性があるか?
読者が読んで面白くない➡︎企画書の意味はない

■テーマ➡︎血縁、家族、農村コミュニティの目(偏見)、
■モチーフ➡︎時代の移り変わり、
一九八○年代(昭和六十二年)、昭和・平成(バブル期の終焉)
二○二三年(令和五年)、令和への時代の移り変わり、

■あらすじ(600文字)
父が家に帰った。腰の痛みで救急車を呼んだが通院する透析センターに落ち着き、リハビリを嫌がって帰宅する弱い父。彰人は退院に反対だ。玄関で父と揉める。「ここは俺ん家だぞ、でてけ!」「いいの言わせておいて」耳打ちをする母。「おめえはベッドの用意をしろ!」どなる父。翌日、彰人は母と家の大掃除。死んだ祖父母の開かずの間から遺品がでる。鎌倉旅行、はたを織る十七の祖母、祖父の議員バッジ。箪笥から色あせた書類が。土地の登記簿、債権回収業者の督促状、裁判所の競売決定書が。祖父は次女の夫のハンバーグ店の開業資金の連帯保証人になった。が、店はシェフに金をもち逃げされ、手形がまわらず廃業に。昭和六十年に千五百万だった負債は平成十五年までの間に膨れあがる。負債総額一億八千万円。土地と家は競売に。祖父は七人兄弟の、独身を貫く元看護婦の妹に競売物件になった土地と家を買い戻させた。祖父の妹の死後、その兄弟でこの土地の相続争いが始まる。「こ腰がぁ痛てえ、だれか来てくれ」遠くで父の悲鳴がきこえる。笑う母。昭和が終わると父は銀行から貸し剥がしに遭う。父の家のローンも祖父の妹が肩代わりをした。祖父の像が変わってゆく。祖母の兄は県の長者番付に載る不動産王だ。なぜ祖父は隻口家に頭を下げに行かなかったのか? 祖母を折檻していたからか?彰人は遺品の山を踏む。足元に総理大臣からの賞状が。「借金があと二億」少沢家直系の彰人は唇をかむ。

■プロット
➡︎メイン①
➡︎サブ❶
で呼応させる

■メインプロット(二○二三年・令和五年十二月、実家の大掃除、小沢彰人は四十六歳)
①祖父の莫大な借金、祖母の実家の富豪ぶり
②小沢彰人と父との確執、父と母(たがいに軽蔑しあう)
③小沢彰人のなつ子への恋心(いとこの佑香の次女)
④箪笥の奥から前崎地方裁判所の「競売決定書」その他の書類がでてくる
❶祖父(若い頃、よく祖母を折檻(虐待)する、市議会議員、国民学校主席、予科練習生)
❷小沢彰人の父の思い出(たくましい警察官、バイク乗り、スキーの思い出など)
❸小沢彰人の初恋(大新年会、十四歳の佑香におんぶ、中学生の女の肌)
❹鷲尾潔志のハンバーグ店は大盛況だ。市内に二号店を出店したばかりだ。

■サブプロット(一九八七年・昭和六十二年=三十七年前、彰人は九歳、ADHDの彰人は周りに理解されない。無理解な係累には軽蔑される。佑香の姉美佳は常識人で、非常識ばかりやる彰人を嫌悪する。ラストシーンで大げんかする。彰人は仏壇を破壊して外に駆けだす。庭先の石を持ちあげて、停めてあった美佳の車のフロントガラスを石をぶつけて割ってしまう。110番に通報される。取調室でたっぷりと六時間しぼられたが、障害者手帳を見て警察は釈放する。彰人は歩いて家に帰る。誰もいない家。膝から崩れる彰人だったが「彰人さん」後ろから若い女の声がきこえる。彰人は振りむいた。なつ子だった。なつ子は彰人に手を差し伸べて、笑った。「私でよければ、小沢家に嫁に入ります。彰人さんとゼロからやってみます」そうやってぼくは、この小説を書き終えるのである。それから、この作品をある新人賞に応募したかは、定かではない。(終わり)

■「あらすじ」が「書簡で序章」という形式になる。できれば、物語の全編を、なつ子さんへ宛てた手紙(書簡体)で進める。
■ラストは希望を持たせる(歴代の添削の先生と作家の師匠が僕に残したアドバイス)。
■登場人物
◉彰人(小沢彰人・四十六歳)
◉母(小沢さなえ・七十二歳・彰人の母、パート、主婦、耳が遠い)
◉父(小沢人志・七十五歳・彰人の父、元警官、怒鳴る、年金暮らし)
◉なつ子(二十八歳・彰人のはとこ・祖父の妹の孫・佑香の次女)
◉佑香(五十一歳・彰人のいとこ・祖父の妹の次女=彰人の初恋の相手)
◉小沢信彰(享年・八十八歳、元地元市会議員・回想にて)
◉小沢とめ(享年・八十九歳、元主婦、旧姓隻口・回想にて)
◉わたなべ透析センターの事務員ハマダ(電話にて)
◉前崎市日赤病院の医師(現在・近過去)
◉救急車(近過去)



■プロット(簡潔に!)
◉メインプロット(簡潔に!)
◉サブプロット➡︎次回やること!
➡︎メインプロットをレジュメで分解。
(家の大掃除)で彰人が見つけるそれぞれの遺品にて回想や想像をめぐらせる。一九八○年代からの日本経済、山一證券の廃業、金融ビッグバン、祖父の次女の紗英の夫である潔志のハンバーグ店の出店、借金、二号店のシェフに、金を持ち逃げされる、小沢家の土地(地上げ屋)や家屋の借金(貸し剥がし)トラブルの実態が露わになっていく。祖父の係累、祖母の係累(不動産王、長者番付)、

■章立て、時系列、二○二三年、十二月一日〜十二月十日まで
■場所、「上陸者(たち)」とおなじ日本列島にある北関東の小沢彰人の実家
◉小沢彰人のキャラ、脇役をしっかり作りこむ。
◉「現在」と「昭和六十二年」のコントラストをくっきりと。
1章 年末の大掃除(令和五年・十二月)=小沢家の闇の発覚(借金が露わに)!
2章 小沢家に佑香がなつ子を連れてやってくる(令和五年・十二月)
3章 祖父が残したもの(連帯保証人と借金・令和五年・十二月)、
4章 大家族の兄弟新年会(昭和六十二年)
5章 彰人の佑香への想い
6章 彰人の大学時代(一九九五年・阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件)
7章 鷲尾潔志のハンバーグ店(一九八七年・昭和六十二年)
8章 佑香の妊娠(中学二年・昭和六十二年)
9章 父の退院(救急車➡︎日赤病院➡︎わたなべ透析センター)までの経緯
10章 父の実家への年賀参り(昭和六十二年・彰人十歳・父の兄はネジ工場)
11章 婿養子の父(昭和六十二年・父権失墜・内弁慶)
12章 昭和六十二年から平成十五年までの書類(借金・土地家屋の競売の記録)
13章 家族の消えた令和六年の新年会
14章 彰人は美佳と大げんか
15章 110番事件(彰人は石で美佳の車のフロントガラスを破る)
16章 警察署にて(取り調べ中に、大地震が起こる)
17章 彰人は帰宅し、誰もいない家に崩れ落ちる。彰人に差しのべられるなつ子の手。

以下は、メモ帳の殴り書きの写し(家系と個人名は架空)。
◉なぜ、美佳は僕のパーソナリティを口撃したのか?
◉田舎の(あるいは文化水準が低い)人間は我慢強くない。
◉田舎人はすぐに人間性を疑う。
◉ここ小沢家は片端や、村八分、座敷牢、部落、農村コミュニティの典型だ。
◉夫婦喧嘩でさえも百十番で解決できると思っている農村文化
◉他者を軽蔑することによって自分の存在を認める農村(農民文化)
◉暴力が目覚めるとき。仏壇を破壊すれば、奴らと毎年新年に遇わなくてすむ。
◉彰人のネジが外れるとき。「それいっちゃあ終しめえよ!」(寅さん文化)
◉「仏壇宗教」「臭いものには蓋をしろ(仮)」「偏見」「闇を暴く」
◉「(仮)吉原ボーイ」はテーマ性がイマイチ。それから読書して、昼寝。十七時四十分に起きる。十九時まで日記を書く。

■二日つづけて、おれのいかりが爆発した!
ネットで「羽田空港で日本航空が爆発炎上のニュース」流れる。
不謹慎だが、こう思った。もっと燃えろ!


40Wのワイヤレススピーカー。最高だ。ウルフルズの借金大王を熱唱した。

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