相手のためにも自分のペースを失ってはいけない
人の行動って大きく二つに別れます。
相手(他人)のための行動と
自分のための行動
僕は今、色々と重なって6つほど仕事が並行している状態なのですが、そういう忙しい時こそ、やる気みたいなのがとても重要になります。
でも、出ないことの方が多いんです
やる気
特に仕事になると、その傾向はより顕著に現れます。
なんでこんなに、仕事ってやる気が出づらいんだろう。
と考えていたところ、自分なりに、仕事のとある大きな「矛盾」について気づきました。
相手のための仕事
ここで最初の話に戻るのですが、仕事って誰のためのものだと思いますか?
例えば僕のデザインの仕事であれば、デザインを発注したクライアントのためにデザインを行います。
デザイナーは芸術家のように、自分の赴くままに作品を作るわけではなく、クライアントや消費者のニーズに合わせて常に仕事を進めなければなりません。
つまり僕の仕事は相手(他人)のためと言えます。
仕事には必ず対象がなければいけないので、デザインに限らずこれは当然の話かも知れませんね・・
しかし、ここが僕にとっての落とし穴だったんです。
「相手のため」だけを考えていると、突然に気力を失ってしまいました。
クライアントはこれで気に入ってくれるだろうか
これで消費者のニーズには答えられてるのだろうか?
この部分は会議でつつかれるだろうなぁ・・
こんなことを気づかないうちに考えているのです。
そうやっているうちに、なんだか、振り回されているような気持ちになって、仕事がつまらないものに感じてしまいました。
相手のニーズに合わせて仕事をし、お金をもらうこと
これはとても素晴らしく真っ当なことに見えますが
実際やってみれば、異常なまでにやる気を削ぎ、デザイナーとしての個性も消えてしまい。
魅力のかけらもありませんでした。
こうすることによって仕事の質も下がります。
「相手のために」仕事をしていたのに
誰のためにもならない作品を生んでしまう
これは悲劇だなと思いました・・
上手にマイペースでいること
とはいっても、マイペースなデザイナーはよっぽどの能力がない限り嫌われます。
デザイナーはプロジェクトの医者のようだと、どこかで言われてましたが。
たしかに、普通に考えて、マイペースな医者なんか嫌です。
自分の考えだけを述べて、つべこべ言わず手術をしてくる医者なんて嫌なんです。
でも医者だって自分の方針を必ず持ってますし、そこに意義を感じています。
逆に意義も方針もなく、患者の言葉に全て頷くような医者もまた不安です。
そこから分かるのは、まず「自分のペース」を持つこと自体はとても大事だということ。
その上でもう一つ大事になるのは、「自分のペース」をどうやってうまく「相手のペース」に組み込んでいくのか、という部分
デザイナーはある程度、正しいことや知識を知っています。
「こうやれば治るのに!」
と思うことがしばしばです。(医者はわかりませんが・・)
ある意味、そういう葛藤をなくすために、僕は自分のペースをあえて忘れたのかも知れません。
しかし、自分のペースは相手に拒否されようとも、持ち続けるべきなんだと思いました。
最近の仕事では、消費者やクライアントや自分のやりたいこと、その領域を何度も跨ぎながら、自分のペースを保つことを意識しています。
やはりどうも、相手のため、自分のため、というのを二極化して、偏りすぎるのはよくないようです。
自分のため であり 相手のためである
お互いのための関係を作っていく。
そうすれば、相手のニーズを満たした上で、自分も質のいい仕事ができます。
これはデザイナーだけでなく、仕事だけでもなく、全ての人間関係において重要だなと僕は思いました。
と大きくまとめたところで、記事終わります。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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