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cotree書くカウンセリングで、気持ちを正直に出すことの大切さを知る

この2週間ほど、cotreeで書くカウンセリングを受けていた、フリーライターのです。

だいぶ自分をさらけ出す内容になるかと思うし、私自身の悩みは現在進行形で続いてもいるので、途中経過として記録しておこうと思う。

cotreeのオンラインカウンセリングを受けようと思ったきっかけ

大きなきっかけは、“過食”と、それによる気分の落ち込み。

ここ1ヶ月ほど、たびたび過食衝動に悩まされている。私が精神的にも肉体的にも大きく落ち込んでしまうときは、過食衝動が止められなくなる傾向があるなと自分に感じていて。数ヶ月止められているときもあるし、数ヶ月続いてしまうこともある。

心療内科や精神科などで過食に関しての診断は受けていない。というか、カウンセリングに2度ほどかかったことはあるけど、特になんの診断も下らなかった。

今はまだ仕事や家事ができているけれど、このままだと日常生活がままならなくなってしまうんじゃないか、という恐れから、なんとかしなきゃと焦る。考える。

自分なりに気持ちを戻す方法を調べて実践したり、考え方を変えようとしてみたり、いろんな手を尽くしてみた。その瞬間は「うまくいった!」って思うんだけど、やっぱりダメで。折れてしまって、また過食して。

自分では何をやってもうまくいかないと感じてしまったので、誰かの手を借りようと思った。きちんと専門の人に話を聞いてもらった上で、自分でもできることを見つけたいな、自分でちゃんと整えていきたいなと思って、cotreeのオンラインカウンセリングを受けることに。

「書くカウンセリング」にした理由

cotreeには、「話すカウンセリング / 45分 / 5,000円(税抜)」と、「書くカウンセリング / 1日1回2週間(週休2日) / 8,000円(税抜)」と2種類のカウンセリングがあって、私は今回「書くカウンセリング」を依頼。

実は、今までにも「話すカウンセリング」を受けたことが数回あって、誰にも話せないようなことを聞いてもらって、自分がどうしたらいいのかという道筋を作ってもらって良さを実感していた。

ただ、今回は、1日自分が気持ちを持ち直しても、次の日には崩れてしまうことが多くて、これはメンタルケアを継続しなければならないと感じたので、2週間続けてもらえる「書くカウンセリング」をチョイス。


申し込んだときは混雑していてなかなか担当のカウンセラーが見つからなかったけれど、自分でマッチング診断をして良いとされたカウンセラーさんのお名前をいくつか挙げて、その中から選んでいただいた。

カウンセリングでの気づき

まず、私が書いて伝えていることに対して、カウンセラーさんは毎回全てを受け止めて、肯定してくれているなと感じました。

私は「過食なんてダメ」「こんな嫌な考え方をしてしまった」とか、自分を否定・批判する気持ちでいっぱいになってしまって、それを伝えることが多かったけど、それも丸ごと受け入れてくれるというか。

その上で、新たな視点を見つけてくれる、「こんな考え方ができるよ」と客観的にアイディアを伝えてくれるので、私自身もでも「こういう考え方をしてもいいな」と思えて、すっと入ってきた。

自分が「こうだ」と思い込んでいることについて、「それはどうして?」と丁寧に解きほぐしてくれるので、どうして思ってしまったのか理由が見えてきて、その原因を解消するには何をすべきなのかが自分で見えてくるという気づきもありました。


たとえば、私は、どうしても過食してしまう自分を否定してしまう気持ちがあって。過食で太ったり肌が荒れたりすると自己肯定感も下がるから、余計にストレスを感じてまた過食して…と悪循環になってる。そんなダメな自分も受け入れようとしたけど、それもできない。

書きながら自分の気持ちを伝えて、カウンセラーさんに言葉を返してもらう中で、わかってきたこと、支えになった言葉があって。

私は、昔からストレスを解消するために過食という方法を用いてきて、今でも自分の心を守るための手段になっている。今も過食してしまうのは、それだけしんどかったり苦しかったりするってことで、自分の心を守ろうとする行動に出るのは自然なことで。長年続けてきた過食という習慣を、短期間で直そうと難しいこと。

「過食が止められなくてダメだダメだって、どうしてやめられないんだろう」と自分を責めていたけど、「あ、私は自分の心を守ろうとしてるんだ」と気づけたというか。「しんどかったな」「苦しかったな」って気持ちを大事にしてもらえなかったし、だから自分でも大事にできなかったし、それだけ強くストレスを感じるほど、自分にとってはつらかった。

過食という方法だとしてもそれで乗り越えてこられたから、今自分が生きているわけで。長年そうやって生きてきたんだから、そりゃあ自分を守る方法を変えられないのは当然だよなと思って。個人的にはとても安心して。

同時に、心にも体にも負担がかかる方法ではあるから、過食をしても責めないけど、別のストレス解消法を見つけていきたいなとは思ったかな。


あとは、自分の気持ちが落ちてしまうときに、誰かを頼ろうとしちゃうのがこわいという気持ちについて。たとえ今頼れる相手がいても、その関係は永遠じゃないし、頼って重たくなってしまって依存になっちゃうんじゃないか。それで気持ちが離れてしまうんじゃないかと思うと、すごくこわくて。

だから、依存したくない、自分一人で精神的に自立したい、強くなりたい、自分で自分をコントロールする方法が知りたいっていうのも強く思っていて。

でも、カウンセラーさんは“依存”は必要なことだとも話してくれた。“依存”というよりは、自分の“心の拠り所”は必要で、帰ってくる場所があるから挑戦もできるし。その“心の拠り所”を増やしていくのが精神的な自立なんだよ、カウンセラーさんも帰ってくる場所だよと話してくれて。

これもすごくしっくり来たというか。言い換えただけかもしれないんだけど、“心の拠り所”と考えれば、誰か頼ることもできそうで、少しずつ自分も強くなっていけそうかなという気持ちになれたかなぁ。

2週間を終えての感想

書くカウンセリングを受けている間、ずーっと過食をしなかったとか、気持ちが安定していた、とかではないです。たびたび過食をして落ち込んでいたし、気持ちは乱高下して、数年に一度の最悪な気分になるくらい落ち込んじゃったときもありました。

2週間と限られた時間だから(料金を支払えば期間は長くできる)、その間に結果を出さなきゃって、勝手に自分でプレッシャーに感じていたもした。早く良くならなきゃ、安定しなきゃみたいな。

でも、自分が長年培ってきた考え方や行動っていうのは、2週間だけでは何とかならないのが当たり前で。ある意味で「なかなか直らないよね」と開き直れたら、気持ちはだいぶラクになりました。

「どうしようもない」「どうにもできない」という、“良くならない状態”を永遠だと思っていて、その絶望感をなんとかしたくてカウンセリングを受けたわけなんだけど、それも永遠じゃないし。劇的に良くなるわけでもないし。

その代わり、自分はこういう考え方なんだなと客観的に知ることができるし、とにかく否定してしまう気持ちは少し改善した。分析してもらう中で、こうしなさいと言われるわけではなくて、自分が何をすべきなのかが自分自身で見えてくるという感じはありました。

今、自分がしていること

私が、書くカウンセリングプログラムで意識していたのは、とにかく正直に気持ちを書くこと。私は、会話をするときに、どうしても言葉を選んで、表情も作って、大丈夫じゃないのに「大丈夫だよ」って感じを出しちゃうんですよね。

すごく傷ついても「傷ついた、つらい」とか、すごく怒っても「怒ってる、むかつく」とか、激しい感情を出すのがすごく苦手で。隠しちゃう。それか、わけがわからなくなって、感情があふれてただただ泣いちゃう。泣くのさえ我慢して、大丈夫なフリをしてしまうというか。

表面的に感情を抑えるのが自分にとっても良くないのはわかってて、でもこうやって生きてきたから、いきなり感情を出して話してくださいって言われても、すごく難しいし、逆にそれがストレスにもなるし。

だからこそ、“書く”のが大事だなと実感して。“書く”ってのは誰かの目線がなくて、とことん自分と向き合っている時間で、自分に正直になれる。本当は誰かが読むんだけど、書いているときは一人だから、良いことも悪いことも全て書ける。

カウンセリングのために、毎日決まった時間に、自分が思っていることを正直に洗いざらい書く。そうすると、逆に、感情をやりすごしているとか、つらいことやしんどいことをスルーしている自分のいろんな感情がぶわーっと出てくる。あ、こんなに自分を無視しちゃってたんだと気づけて。

書くという方法で、自分の気持ちを正直に出すだけでもストレス解消になっているなと気づきました。それから、自分だけが見るメモ帳とか、アプリとかで、感情や気持ちの記録をしています。


また、自分の思いを肯定的に受け止めて、新たな視点を見つけるっていうのもやりたかったんだけど、自分で客観的に見るのはすごく難しいと気づいて、これはやめた。ただ感情や気持ちを書くだけにしてる。

感情を分析してくれるアプリもあるから、こんな風に考えていたんだってそこで客観的に見たりもする。

自分がやるのはあくまで自分主体で、分析は自分では難しい状態だから、やめておく。

これからの私

こんな風に自己分析をしつつ、今日も確定申告をしなきゃいけないというストレスマッハで過食をしちゃって、うわーって落ち込んでいる自分もいて。やっぱり、まだまだ付き合っていかなきゃいけないところだなと実感しています。

それに、根源的なものを掘り下げていくと、過去に自分を大事にしてもらえなかったとか、自分が自分を大事にできなかったことが深く根ざしてるんだなというのも感じて。それもまた時間をかけて、自分を知って、解きほぐしていけたらなぁと思ってる。

オンラインカウンセリングを受けていることを周囲には明らかにしていなくて、でもきっかけがあって、何でも正直に話そうと思ったときに、恋人に明かして。肯定も否定もせず、受け入れて、自分が前向きに捉えていることについては「よかったね」と言ってもらえて、ああ言ってよかったなとも思っていて。

自分が無理をすると、心も体も壊れちゃうんだなっていうのを最近実感しつつあります。無理がきかなくなってきてる。回復できなくなってきる。だから、自分のしんどさとかつらさを見て見ぬふりしちゃうところを改善して、セルフケアをしていきたいなぁというのが今後の課題かな。

まだ人生は長いと信じたいので、たくさん自分と向き合いながら、快適に過ごせる方法を模索していきたいなと思います。

2021年2月17日(水)

No.787

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