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人生って素晴らしい

びっくりしすぎて飛び起きた、フリーライターのaoikaraです。

特にすることがない休日を、することがないっていいなと思いながら、さすがにすることがなさすぎて退屈だなとなってきて、ついでに眠気もやってきて、ベッドにごろんとなった頃、飛び込んできたニュースに飛び起きた。

星野源さんと、新垣結衣さんの、ご結婚。

もんのすごくびっくりした。で、もんのすごくうれしくなった。え、何、何なの、この多幸感。なんだ、なんだこれは!なぜか私がすっごく幸せな気持ちだぞ!


2016年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で共演し、契約結婚をした夫婦を演じていたお二人。当時、私はドラマを夢中で見ていた。毎回“ムズキュン”させられて、ものすごく感情移入もしていた。

出演者の藤井隆さんや古田新太さんとも一緒にバラエティで共演されることもあって、それもまた楽しかった。ドラマの世界観はもちろん、出演されている人たちとの関係性も含めて好きだった。

見ていたお二人が本当の夫婦になられた。現実になったけど、現実感がなく、それでも現実的にすごくうれしい。


ほかの人のお祝いの話で自分の話をするなど自分語りの極みで、図々しくおおこがましいのだけど、最近思っていたことと重なる部分があるので、書いておきたい。

最近、自分が書くものが届かないような感覚があった。自分の思いはのせている。でも、届いていない気がして。だから、「わかる人にはわかればいい」と言い聞かせて、自分の心を慰めていた。

だけど、そのたびに以前に星野源さんが「わかる人にだけわかればいいじゃなく、自分の感覚を真ん中に持ってきたい」と話していたことを思い出して、自分へ言い聞かせている言葉が言い訳だと気づく、を何度も繰り返していて。

くわしい話は以前にもnoteに書いている。

ほかにも、私は人見知りだなと日々自覚していて。リアルでも人見知りなんだけど、オンライン上でも同じで、人と近づくのがこわくて一定の距離を保ってしまうというか。

ときに、自分の周りに人がいないと気づいてものすごい孤独感があるんだけど、それは自分で選んできたものだからと自覚して。だからといって交友を広げる強さもなくて、限られたスペースでいいと閉じこもっていて。

そんなときもまた、星野源さんが「人見知りと言わないようになった」という話を思い出して。「人見知り、と言うと相手に気を遣わせてしまうから」と。そして、友達になりたい人には「友達になってください」と伝えたエピソードも明かしていた(YOUさんにおっしゃったらしい)。


どちらも、星野さんがご自身が、意識的に、人生をこうやって歩んでいこうという意志が感じられるエピソードで。昔、出演された情熱大陸だったか、大病から戻ってきたときに意識の変化があったとお話ししていたことにもつながるようで。

その意志が、言葉に、音楽に、演技に、表現に、そして人生の全てに向かっているのだなと感じて、ものすごく素敵なことだなと思う。


ああ、そして、とにかく幸せだ。みなぎってくるような多幸感がある。こんなにも幸せで、誰かと幸せを分かち合いたくて、おめでとうって祝福したい気持ちになれるっていうのも幸せだ。

ドラマ『逃げ恥』の恋でも聞きながら、この幸せの余韻に長く長く浸っていたい。人生は素晴らしい。

2021年5月19日(水)

No.877

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