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弱さを認めて、初めて乗り越えられる

弱さをなかなか認められない、フリーライターのaoikaraです。

自分の弱みってなかなか他の人には見せられない。コンプレックスも、本当に悩んでいることはなかなか言えない。「それも自分らしさだよね」と感じられて、コンプレックスではなくなったときに、「コンプレックスだったんだよね」とは言えるかもしれない。でも、もうそれは弱みではない。過去のもの。

弱さは隠したくなる。弱いと思われたくない。私は強くないから、すぐに弱るし、「またか」と思われるのも悲しいし、恥ずかしい。だから、元気なふりをする。大丈夫なふりをする。強がる。

でも、無理をしていれば本当に弱くて自分を隠しきれなくなって、どうしようもなくなってしまう。


自分の弱さから、よくないことをしてしまったり、悪いことに手を出してしまったりする人もいる。少なくないと、私は思う。ダイエットしようと思っていたのにお菓子たくさん食べちゃったり、勉強しなきゃとわかっているのにスマホゲームばかりしちゃったり。これもひとつの弱さで。

だから、弱さで心が折れて、ダメな方に行ってしまう気持ちはわかる。私も強くないから。ものすごく叩かれるようなことだったら、批判する人の気持ちもわかる。私だって決して肯定的には受け取れないだろうから。

でも、怒りよりも呆れよりも、「悲しい」と思ってしまう。「苦しいだろうな」と。きっと、自分の弱さをまだ認められないのだろう。弱さを隠すための嘘を吐いて、隠そうとしたけどうまくいかなくて、いつの間にか自分でも判断ができなくなってしまう。


とても難しいけれど、とても苦しいけれど、弱さを認める勇気を持つことが、苦しさを乗り越える第一歩になるのではないだろうか。

弱さはね、なくさなくてもいい。「この弱さと一緒に生きていくんだな」「弱さも含めて自分なんだな」とまるごと受け入れる、その強さが欲しい。

でも自分では抱えきれない弱さもある。それなら誰かに頼ってもいい。本当はね、情けなくて、だらしなくて、どうしようもない自分を受け入れてくれる場所があったらいい。きっとそれが自分にとっての居場所だから。

だけどそんな居場所はどこにあるんだろう。自分で作っていかなきゃならない。弱さで身動きが取れなくなっているとき、そんな場所を探そうなんていう元気はない。だから溺れてしまう。


元気なうちに、弱さに打ち負けてしまわないうちに、いろんな人との関係を築いて、信頼を作っていく。それは自分の全てを受け入れてもらうためではなくて、自分は相手のことが好きで(恋愛的な意味ではなく親愛として)、だからあなたと一緒にいたいし、あなたのために何かしたい。

それがお互いになったら幸せだし、一人ではなくたくさんの人と関係を築けるなら、もっといい。ひとつだと依存してしまうかもしれないからね。


苦しいけれど、弱さを認める、自分って弱いんだなと気づくことが、きっと弱さから自分を救ってくれるはず。書きながら「難しいよなぁ」と自覚しながらね。でも、やっぱり苦しんでほしくはないから。

なんとかまだ居場所があるようだから、居場所があるうちに、弱さを認められたらいいな。

2022年6月30日(木)

No.1273

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