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大げさかもしれないけど、生きてて良かった

生きてて良かったな、と思うフリーライターのaoikaraです。

たぶん大げさに言ってる。だけど、ときに、じわじわと染みていくような「生きてて良かった」という心地よさを実感してしまう巡り合わせがやってくる。

過去に、何もかもがうまくいかなくて、自分ってどうしてこんなにダメな人間なんだろう、何も続かない…なんて人生に絶望的になっていた時期があった。ただただ時間が過ぎるのを待って一日が終わって、時間が過ぎたら過ぎたで何もせず何の経験値も増えていないのに年齢の数字だけが増えていくのがこわかった。

なにも楽しくなくて、笑えなくて、塞ぎ込んでいた時期でも、心の温度が上がって笑える瞬間があった。アイドルとか、ドラマとか、お笑いとか、そんなエンターテイメントで。

あのときこれがあって本当によかったな、今思うとすくわれたな、ってものがある。


たとえばその一つはアイドルで。今の仕事を始めたけど、何もできなくなってしまった時期があった。何も手に付かない状態。

なんにもできない、前に進めない、ダメダメでどうしようもないと思っていたときに、乃木坂46の番組を見て元気が出た。キラキラ輝く姿を見て、ときめきと元気をもらえた。

それから折れた心をなんとか修復させて、おそるおそるもう一度戻ってみた。そこから今まで心が大きく折れることなく、急ブレーキもかからず、猛スピードになったり徐行したりバックしたりしながらも、仕事を続けられてはいる。

今はあまり乃木坂の情報を追えてはいないけど、K-POPとかほかのアイドルを好きになるきっかけもくれた。今だってキラキラ輝くアイドルに癒やされて、ときめいて、勇気と元気をもらってる。

書くことを続けていたら、ひょんな巡り合わせで、元乃木坂46の生駒里奈さんに、私のnoteを読んでもらう機会ができた。

私が「好き」と思っていて、「すくわれた」と感じている人が、私が書いたものを読んでいる。私が苦しかったときの思いを綴った言葉が声になっている。

生きていたらこんなこともあるんだって、自分の人生にものすごくきれいな物語ができて、ひとつの完結を迎えたような気持ちになった。

あー、生きてて良かった。泥のようになっていた自分がちゃんと“人間”になっていて良かったなって、実感した。もう2年も前のこと。


そんな生きてて良かったと思えるような出来事が最近もあった。TEAM NACSについての記事を書かせてもらう機会をいただいたのだ。

https://woman.mynavi.jp/article/210618-5/

道産子として、ナックス好きとして、仕事で書かせていただけたのは本当にうれしい。ナックスもまた、私が自分ってダメだなぁ、どうしたらいいんだろうなぁ、とままならない時期に思いっきり笑わせてもらった人たちで。

それでも、何度心折れても、自分がやってきたことを続けていたら、生きていたらその先にこんな巡り合わせがあるなんて。書き続けてきて良かった。生きてて良かったなって、じわじわと染みていく。


人生は面白い。不思議な巡り合わせがある。思いも寄らない、だけど幸せな、心がうるおうような出会い。心がカラッカラになってしまうことは今でもあって、絶望的な気持ちにもなるんだけど、少しでも染みたその温かさを思い出せば、折れずに立ち上がる勇気になる。


ただ、今回のお仕事でも、編集のお力に助けられてまだまだライターとして頑張らなきゃという思いとか、ナックス愛が強い方には物足りなさを感じる内容じゃないかなとか、仕事に対しての課題はある。

人としても、ライターとしても、課題だらけ。だからまだまだ生きていく。でもこんな巡り合わせがあるなら、生きていこうと思えるから、続けていこう。あーしあわせだ。

2021年6月19日(土)

No.908

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