見出し画像

何がハネるかはわからないから、努力し続けるしかないよね

良い意味でも悪い意味でも「思ってたんとちがーう!」ってよくなる、フリーライターのaoikaraです。

このフレーズの元ネタを知っている方とはお友達になれそうです。お笑いが好きだから。


とあるお笑い芸人の方が、自分が思っていたのと実際の反応に相違がある、みたいに話されているのを以前に見た。

自分では手応えがあると思っていたのに全然使われていなかったり、逆に今日はダメだなと思ったらすごく使われていて、周りからも「面白かったよ」と言われたりすると。

その人だけでなく、ほかの芸人さんも同じような話をされていた。


なんとなく、わかる。エンタメの第一線の方々と、私が同列に語るのはおこがましいというのは前提で、でも、わかる。

自分でも「これいい!」と思って発信しても全然響かなかったり、手の込んでいるものではないのにすごくハネたり、費やした時間と反応は比例しない。

ハネるのに共通しているのは、自分の“熱”がこもっているか。リアルな感情とがあれば共感してもらえるし、熱意が強ければ冷める前に誰かに届く。

だからといってリアルな感情でもあるし、熱意もあるのに、全然届かないときもある。「あれ?」ってときもある。


たぶん、その人が持っているその人らしさを最大限に表現できていると、ハネるんだと思う。その人が一番に輝ける瞬間だから。かつ、その人が本当に魅力的だってのもあるんだろうな。

私も意図せず、めちゃくちゃ自分らしい瞬間に、強く共感してもらえるのかもしれない。

だけど、自分が思っている自分らしさが、本当に自分らしいのかというと、たぶん違ってて。セルフイメージが周りからズレていると、しっくり来なくて響かない。

でも、セルフイメージなんてよくわからない。自分らしさを出せたときを「意図せず」って言っちゃってるくらいだからね、私。自分はどう見られているのかという外側からも、自分はどういう人間なのかという内側からも、自分の正体はよくわからない。

って、自分がブレている私は、自分らしく表現する域には達していないんだろうね。自分らしさ、がどこにあるのかがまず定まっていないから。ときどきハネるのは、“私”の魅力ではなく、どこかの“誰か”に刺さる共感なのだと思うし。


自分がわからない限り、何がハネるかはわからない。それに人は自分も周りも変化するし、今の自分が誰かに受け入れられても、“自分”が変われば受け入れてもらえないかもしれないし、“誰か”だって変わっていくから変わらない自分が必要ともされなくなる。

え、人生難しすぎない?


だからみんな悩むし、努力するんだろうな。運良く輝くことができても、一時的で消えてしまう、必要とされなくなることもある。輝き続けるためには、努力も続けるしかない。

自分の芯を太くしながら、周りの人や時代の変化に柔軟に対応していって、自分を求める人を地道にコツコツ増やしていく。自分をコンテンツ化して、しっかりと価値を確立している人はマジ強い。


でも、その努力することと、続けることが一番難しい。ね、思いません?

難しいからこそ、やりたくないからこそ、できたら強みになるかもね。できる努力から始めていこうか。

3月26日(金)

No.824



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?